この例では、プロキシコピーバックアップが 2 つのチャネルに分散されます。RMAN に よって 2 つのプロキシコピーバックアップセッションが作成され、tbs1 データファイルが チャネル t1、tbs2 データファイルがチャネル t2 に送信されます。各チャネルに対して 異なる NetBackup 構成を指定する場合、このような方法が有効です。この例では、それ
ぞれの send コマンドで、各プロキシバックアップによって送信および使用される異なるポ
リシーが指定されます。
run {
allocate channel t1 type 'SBT_TAPE';
send ’NB_ORA_POLICY=policy1’;
allocate channel t2 type 'SBT_TAPE';
send ’NB_ORA_POLICY=policy2’;
backup proxy
format 'bk_%U_%t'
(tablespace tbs1 channel t1);
(tablespace tbs2 channel t2);
release channel t1;
release channel t2;
}
NetBackup for Oracle でのスナップショットバックアップ の構成について
NetBackup では、スナップショットバックアップ機能とインスタントリカバリ機能を組み合わ せることによって、高速なデータベースバックアップおよびリカバリが可能になります。
この 2 つの機能の内容は、次のとおりです。
■ スナップショットバックアップでは、NetBackup によってある特定の時点でのデータ ベースのディスクイメージが作成され、そのイメージがディスクにコピーされます。この 処理は非常に短い時間で完了するため、バックアップ中にデータベースへのユー ザーアクセスが中断されることはありません。
■ インスタントリカバリでは、NetBackup によってデータベースのディスク上のスナップ ショットコピーがリストアされます。
別機能のオフホストバックアップを使用すると、データベースのホストになるクライアントで の I/O 処理負荷を低減できます。オフホストバックアップを使用して I/O 処理負荷を低減 するには、代替クライアント (UNIX および Windows クライアント) またはデータムーバー (UNIX クライアントのみ) を指定します。
NetBackup for Oracle のスナップショットバックアップの構成要件
各エージェントには、独自のハードウェア要件、ソフトウェア要件、特定の機能との互換 性、サポートされるスナップショット方式があります。特定のバックアップの形式に特殊要 件が適用されます。詳しくは、『Symantec NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド
UNIX、Windows および Linux』およびシマンテック社のサポート Web サイトを参照して
ください。スナップショットバックアップの構成前にこの情報を理解しておく必要がありま す。
データベースエージェントに関係する一部の要件を次に示します。
■ プライマリクライアントと代替バックアップクライアントの両方が、バックアップの対象と なるファイルに関連付けられたユーザー識別番号およびグループ識別番号 (UID お よび GID) を取得できる必要があります。プライマリクライアントと代替バックアップクラ イアントの UID は同じである必要があります。同様に、プライマリクライアントと代替 バックアップクライアントの GID も同じである必要があります。
メモ: UID 番号は GID 番号と異なる場合があります。
■ 次に示すように、データベース操作に対して、異なるボリュームまたはファイルシステ ムを 3 つまで割り当てます。
■ データベースのデータファイルに 1 つ以上のボリュームまたはファイルシステムを 割り当てます。
■ Oracle 実行可能ファイル、構成ファイル、制御ファイル、アーカイブ REDO ログ、
一時表領域コンポーネントに別のボリュームまたはファイルシステムを割り当てま す。
■ 次が該当する場合、Oracle アーカイブ REDO ログに 3 つ目のボリュームまたは ファイルシステムを割り当てます。プロキシスナップショット方式によってアーカイ ブ REDO ログをバックアップするのに Oracle 10g を使います。このシナリオでは、
これらは他の Oracle コンポーネントとは異なるボリュームに存在する必要がありま す。
2 つから 3 つの異なるボリュームを使用する理由の 1 つは、別のファイルからデータ ファイルと、場合によってはアーカイブログ (Oracle 10g) を分離するためです。ログを データファイルと同じボリューム (またはファイルシステム) 上に構成すると、NetBackup によってスナップショットが作成される間、ログが一時的に凍結されます。データベー スがアクティブな場合はプロセスがログにアクセスできないため、ログが再度アクセス 可能になるまでデータベース操作が凍結する可能性があります。
また、データファイルを固有のリポジトリに書き込むのは、インスタントリカバリの指定し た時点へのロールバックで必要なためです。リストア対象のボリュームまたはファイル システム上にはデータファイルだけが存在する必要があります。
■ 適切なスナップショット方式に必要なハードウェアとソフトウェアが正しくインストール および構成されている必要があります。
■ NetBackup Snapshot Client が適切にインストールおよび構成され、このオプション
のライセンスキーが登録されている必要があります。
■ オフホストバックアップを実行するには、特別な構成が必要です。
Snapshot Client バックアップ方式を使用する Oracle ポリシーの構成
この項では、Oracle ポリシーのスナップショットバックアップおよびインスタントリカバリバッ クアップを構成する方法について説明します。スナップショット方式が自動的に選択され
るように設定する方法と、各バックアップ方式について詳しくは、『Symantec NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド UNIX、Windows および Linux』を参照してください。
スナップショットバックアップでは、すべてのデータベースオブジェクトがバックアップされ るわけではありません。バックアップ構成にポリシーを含めて、ファイルベースのバックアッ プとストリームベースのバックアップを実行する必要があります。この構成によって、デー タベース全体を正常にリストアすることができます。
スナップショットバックアップまたはインスタントリカバリバックアップの場合、次のように Oracle ポリシーおよびスケジュールを構成します。
■ データファイルが格納されているファイルシステム (論理ボリューム) に対するスナップ ショット方式。
■ UNIX および Linux では、データファイルが格納されているファイルシステム (raw
パーティションまたは論理ボリューム) に対するスナップショット方式。
■ ポリシー属性のダイアログボックスのバックアップ方式。
■ データファイルに対してファイルベースのスナップショットバックアップとオフホストバッ クアップを実行するように指定された自動完全バックアップスケジュール形式。
■ 制御ファイルとアーカイブ REDO ログに対してストリームベースのバックアップを実行 するように指定されたアプリケーションバックアップスケジュール形式。Oracle では、
データベース制御ファイルおよびアーカイブ REDO ログのプロキシバックアップはサ ポートされていません。これらのファイルは、標準の RMAN 操作によってバックアップ されます。
NetBackup for Oracle のスナップショットポリシーの構成
次の手順では、オプションのインスタントリカバリ、スナップショットの保持、オフホストバッ クアップを使用してスナップショットポリシーを構成する方法について説明します。
スナップショットポリシーを構成する方法 1 構成するポリシーを開きます。
2 [属性 (Attributes)]タブをクリックします。
3 Oracle ポリシー形式を選択します。
ポリシー形式を選択します。
適切なストレージユニット またはストレージユニット グループを選択します。
[オフホストバックアップを 実行する (Perform off-host backup)]をクリックして、
方式を指定します (任意)。
[スナップショットバックアップ を実行する (Perform snapshot backups)]をクリックします。
[インスタントリカバリ用 にスナップショットを保持する (Retain snapshots for Instant Recovery)]をクリックします (任意)。
4 [ポリシーストレージ (Policy storage)]リストからポリシーのストレージユニットを選択 します。
この後の手順で、[インスタントリカバリ (Instant Recovery)]および[スナップショット のみ作成 (Snapshots only)]を選択する場合でも、ここでポリシーストレージユニッ トを選択します。
NetBackup では、このストレージユニットを使用して、このポリシーに含まれる制御 ファイルおよびアーカイブ REDO ログに対してストリームベースのバックアップが実 行されます。
また、スケジュールの構成時に[サードパーティコピーデバイス (Third-Party Copy Device)]を選択した場合も、このストレージユニットが使用されます。
[任意 (Any_available)]は、次のデータムーバーではサポートされていません。
[NetBackup メディアサーバー (NetBackup Media Server)]または[サードパーティ コピーデバイス (Third-party Copy Device)]。
5 [スナップショットバックアップを実行する (Perform snapshot backups)]をクリックし ます。
6 [オプション (Options)]をクリックして、スナップショット方式を選択します (任意)。
デフォルトでは、スナップショット方式は NetBackup によって選択されます。スナッ プショット方式を選択するには、[auto](デフォルト) をクリックするか、リストに表示さ れる方式のいずれかをクリックします。
使用できるスナップショット方式は、ハードウェア環境およびソフトウェア環境によっ て異なります。特定の環境では、特定のスナップショット方式のみがサポートされま す。詳しくは、『Symantec NetBackup Snapshot Client 管理者ガイド UNIX、
Windows および Linux』またはシマンテック社のサポート Web サイトの、サポートさ れるプラットフォームに関する表を参照してください。
ポリシーごとに構成できるスナップショット方式は 1 つだけです。たとえば、クライア ント a、b および c にあるスナップショット方式を指定して、クライアント d、e および f に別の方式を指定するとします。この場合、各グループのクライアント用に 2 つのポ リシーを作成して、ポリシーごとに 1 つの方式を選択する必要があります。
7 [インスタントリカバリ用にスナップショットを保持する (Retain snapshots for Instant Recovery)]を選択します (任意)。
このオプションを選択すると、スナップショットバックアップイメージはディスク上に保 持され、後でリカバリを実行するときに使用されます。
8 [オフホストバックアップを実行する (Perform off-host backup)]を選択します (任 意)。
デフォルトでは、データベースのホストとなるクライアントでバックアップが実行されま す。データベースのホストとなるクライアントでの I/O 処理負荷を減らす必要がある 場合は、バックアップを実行する代替クライアントを指定します。
9 オフホストバックアップ方式を選択します (該当する場合のみ)。
次のオフホストバックアップ方式を利用できます。
[代替クライアント (Alternate client)]を選択した場合は、バックアップ を実行するクライアントの名前も指定します。この構成を行うには、追 加構成が必要となる場合があります。代替クライアントは、ディスクアレ イを共有するクライアントである必要があります。
[代替クライアントの 使用 (Use alternate client)](UNIX およ び Windows クライ アント)
[データムーバーの使用 (Data Mover)]をクリックした場合は、使用可 能なデータムーバーも次の中から 1 つ選択します。
NetBackup メディアサーバー (NetBackup Media Server) サードパーティコピーデバイス (third-party copy device) ネットワーク接続ストレージ (Network Attached Storage)
[データムーバーの 使用 (Use data mover)](UNIX クラ イアントのみ)。