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作成するクロス集計表の特定

• 二次元のクロス集計表を作りたい場合は、行ラベル、列ラベルの双方に区分となる変数を入力しますが、一次元の単純集計表を作る場合は、行 ラベルのみに区分けをする変数を入力します。

ピボットテーブルのフィールドリストから「横側の行」に入れる[浜松の天気]、「縦側の列」に入れる[月]をExcel画面の右 上にあるフィールドリストから、右下側にある「行ラベル」と「列ラベル」ボックスへそれぞれドラッグ&ドロップで移します。

3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 ここでの例示ではクロス集計表における「横側の行」を[浜松の天気]とし、「縦側の列」を[月]として作成します。

01月 02月 … 12月 晴れ ○回 ○回 … ○回 ○回 ○回 … ○回 ○回 ○回 … ○回

 横側の行(ラベル):浜松の天気

 縦側の列(ラベル):月

フィールドリストから 各ラベルへドラッグ&ドロップ

作成する表形式:

表示されるピボットテーブルの行ラベルと列ラベル

 ピボットテーブルの「行ラベル」と「列ラベル」がついた枠がExcelのシート上に作成されます。

• 「雨、晴れ、曇」の順となっているなど、作成したいラベルと順番が異なるケースもありますが、クロス集計表の作成後に順番を修正します。

シート〔3〕ピボットテーブルによるクロス集計表 クロス集計表の作成過程(1)枠作成

ピボットテーブルを用いてクロス集計表を作成し、行・列のラベルの位置を整えます。

クロス集計表の作成と調整 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 Excelの画面右下の「値」の枠に[年月日]をドラッグ&ドロップして、クロス集計表を作成します。

「値」へドラッグ&ドロップ クロス集計表の初期表示

 ピボットテーブルの行・列の表示順を修正したい場合は、行・列を範囲で選択して移動させることができます。

• 「値」に入力する項目は[年月日]でも[時間]でも構いませんが、連続的な数値データの入った[浜松の気温(℃)]を入力すると、初期設定にお ける集計表の出力が「値の合計」になります。[年月日][時間]のテキストデータであれば、初期設定で集計票の出力が「データの個数」となります。

[月]および[浜松の天気]に関して、移動させたい行・列を範囲を選択し、選択している枠の端をドラッグ&ドロップで移動 させます。

• Excelの機能でラベルを「昇順/降順」で並べ替えることができますが、独自の順序に並べ替えたい場合はドラッグ&ドロップが便利です。

[月]に関して移動させたい範囲の指定とドラッグ&ドロップ [月]に関する列の位置移動

シート〔3〕ピボットテーブルによるクロス集計表 クロス集計表の作成過程(2)値の設定と行・列の表示順の調整

ビボットテーブルのクロス集計表は頻度の把握に加え、一覧表示の基点にも利用できます。

クロス集計表・ピボットテーブルの利用 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 ピボットテーブルで作成したクロス集計表から、各変数の項目の組み合わせの頻度を把握できます。

行・列の位置を整理したクロス集計表

 ピボットテーブルにおいて、項目の組み合わせのセルをダブルクリックすると、組み合わせの条件に合致し、集計対象 となっている標本を新しいシートに一覧表示します。

• ピボットテーブルは、データ内の項目の組み合わせ別一覧を確認するための基点・インデックスとして利用することもできます。

標本が7件しかない「8月の雨」の標本を確認するために、ダブルクリックして該当する標本の一覧を表示します。

ダブルクリック

「8月の雨」の標本を抽出したリスト 関心があるセルのダブルクリック

シート〔3〕ピボットテーブルによるクロス集計表 クロス集計表の作成過程(3)ピボットテーブルの利用

ピボットテーブルでは、フィルターによって集計対象とする標本に条件をつけることができます。

ピボットテーブルのフィルター(集計条件の設定) 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 Excelの右側の枠の「レポートフィルター」に変数を指定することで、集計対象とする標本に条件づけができます。

午前9時のみを集計対象としたクロス集計表

ピボットテーブルのフィールドリストから集計条件とする[時間]をレポートフィルターの枠へドラッグ&ドロップで移します。

ExcelのA1・B1に表示されたフィルターから、絞り込みたい条件として「09時」を指定します。

 フィルターの「09時」の指定によって、午前9時のみを集計対象とした天気のクロス集計表が表示されます。

レポートフィルターへのドラッグ&ドロップ フィルターに集計条件の[09時]の指定

• クロス集計表から、1月と12月は他の月に比べて「晴れの朝」が多く、『冬場の朝には晴れる傾向』があることが推察されます。

1月や12月は、他の月に比べて「晴れの日」の頻度が高くなっています。

シート〔4〕フィルターをかけたクロス集計表 クロス集計表における集計条件の設定

ピボットテーブルでは、変数の項目別に基本統計量を示す表を作成できます。

ピボットテーブルによる基本統計量の表作成 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

ピボットテーブルは、項目別の頻度を表すクロス集計表以外にも、基本統計量を示す表を作成できます。

ピボットテーブルの「値」の欄にある[年月日]を左クリックして「フィールドの削除」をクリックします。

改めて、フィルードリストから、「値」の欄に[浜松の気温(℃)]をドラッグ&ドロップします。

「値フィールドの設定」を変更することで、項目別の平均値の表を作成します。

「値」に指定されていた[年月日]を削除 「値」に[浜松の気温(℃)]をドラッグ&ドロップ

• 気温のような連続的に変化する値をピボットテーブルの値として指定すると、初期設定では合計値を表示します。

「値」の欄にある「合計/浜松の気温(℃)」を左クリックして「値フィールドの設定」をクリックします。

表示されたダイアログボックスの「集計方法」のタブから「平均」を選択して「OK」をクリックします。

「値フィールドの設定」をクリック 「平均」を選択して「OK」をクリック

シート〔4〕フィルターをかけたクロス集計表 シート〔4〕からシート〔5〕への変換

ピボットテーブルによって項目別の平均値の表を見やすく表示し、出力を確認します。

基本統計量の表(平均値) 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 ピボットテーブルに表示された項目別平均値の小数表示や列幅を調整して、見やすい表に変更します。

小数点以下の表示形式の調整

 ピボットテーブルの表示を整え、午前9時における月別・天気別の平均気温を確認します。

対象範囲を指定し「セルの書式設定」から表示形式で「数値」を選択し、小数点以下の表示を調整して「OK」をクリックします。

午前9時における月別・天気別の平均気温

 1月、2月、12月においては「晴れの日」は「雨の日」よりも平均気温が低くなっており、『冬晴れの朝は寒くなる傾

向』を把握できます。

対象列を指定して右クリックメニューの「列の幅」を選択して、列の幅を調整して「OK」をクリックします。

列幅の調整

1月、2月、12月は、「晴れの日」は「雨の日」よりも平均気温が低いことが把握できます。

 後で紹介するピボットグラフでは、『冬晴れの朝は寒くなる傾向』をグラフによって可視化します。

シート〔5〕平均値の表 平均気温に関するピボットテーブルの作成

ピボットテーブルでは、最大値や標本標準偏差も項目別に表示できます。

基本統計量の表(最大値、標本標準偏差) 3‐3[4] ピボットテーブルによる表作成

 ピボットテーブルでは平均値以外にも、最大値や標本標準偏差といった基本統計量を表示することができます。

「値フィールドの設定」をクリックして、「集計方法」のタブから「最大値」を選択して「OK」をクリックします。

午前9時における月別・天気別の気温の標本標準偏差

「値フィールドの設定」をクリックして、「集計方法」のタブから「標本標準偏差」を選択して「OK」をクリックします。

午前9時における月別・天気別の最高気温

 ピボットテーブルから月別・天気別に午前9時の最高気温を確認することができます。

 ピボットテーブルから、月別・天気別にバラツキの指標である気温の標本標準偏差を確認することができます。

• バラツキの指標は標本が1つしかないケースでは導出できず、計算過程で0で割ることになって導出不可を意味する「#DIV/0!」が表示されます。

• 集計対象を「全ての時間」とすると、Excel関数にて示した「1年間」「3月のみ」「8月のみ」の標本標準偏差と「総計」における合致を確認できます。

シート〔6〕最大値の表、シート〔7〕標本標準偏差の表 各基本統計量のピボットテーブルの作成

ピボットグラフを利用すれば、ピボットテーブルの情報をグラフで可視化できます。

ピボットグラフの作成 3‐3[5] ピボットグラフによる図作成

ピボットテーブルに示された「午前9時における月別・天気別の平均気温」の情報をグラフで可視化します。

「値フィールドの設定」から「平均」に設定を戻し、表示されたピボットテーブル内のセルを選択します。

Excelの上部の「ピボットテーブルツール(オプション)」のタブに表示された「ピボットグラフ」をクリックします。

表示されたダイアログボックスの「グラフの挿入」から「集合縦棒」を選択して「OK」をクリックします。

「ピボットテーブルツール(オプション)」のタブに表示された「ピボットグラフ」 グラフの指定

ピボットグラフによって「午前9時における月別・天気別の平均気温」をグラフで可視化することができます。

ピボットグラフによる「午前9時における月別・天気別の平均気温」のグラフ表示

シート〔8〕平均値のグラフ ピボットグラフの作成