社外取締役
大瀧守彦 Mackenzie Donald Clugston社外取締役
社外取締役
土井美和子
取締役会の多様性について、ご意見をお願いします。
社外取締役
安井金丸
当社グループは、以下のSRI(社会的責任投資)関連インデックスに組み入れられています。
SRI インデックスへの組み入れ状況
(2020年7月末現在)
価値創造ストーリー 成長戦略 持続的な成長のための経営基盤 事業戦略 森村グループ
社外取締役対談
安井 既存事業のさらなる強化と新規事業の創出につ いては、2020年3月期までの「日特進化論」でも掲げられ ていましたが、今回の「日特BX」では目標とする売上高 ポートフォリオ、新規・成長事業への投資額を明確に数 値化しました。何にどれだけ投資し、その成果について もガラス張りになる意味は大きいのではないでしょう か。その目標を実現する体制として、日特進化論でも掲げ ていた「経営基盤の強化」について、「日特BX」では「権限・
責任の厳格化」としカンパニー制導入まで踏み切りまし た。私自身、「ここまでやる意味があるのですか?」と質 問したほどで、日特ウェイも掲げる 独立自営 をカンパ ニーごとに体現し、内燃機関事業が8割を占める事業 ポートフォリオを転換していこうという経営陣の強い 覚悟を感じました。
大瀧 あとは従業員一人ひとりがいかに思いを共有し、
延長線上にない変化 を自分たちで生み出していくか にかかっています。そこでポイントとなるのがスパーク プラグ、センサという圧倒的な収益基盤を持つ常勝集団 からのマインドシフトです。私が在籍していた製薬業界 は膨大な開発コスト・時間をかけても期待通りの結果が 出ず開発が打ち切りになることもあれば、「ブロックバ
スター※」のような大ヒットにつながることもあるハイ リスク・ハイリターンの構造といわれています。当社も 今後、新規事業分野にトライしていく上では、相撲でい えば常に横綱相撲という訳にはいかず、8勝7敗で何とか 踏み止まるような局面もあるでしょう。しかしヒットを 生み出すには挑戦し続けるしかありません。トライ&エ ラーでいかにスモールサクセスを実現し、中長期的に大 きな事業に育てていくか。イノベーション創出に取り組 む組織風土を醸成するには、既存の社員の意識改革とと もに人財の多様性もさらに進めていく必要があるのでは ないでしょうか。
クラグストン 同感です。注力する事業として4分野を 掲げていますが、何が成功するかわからない状況では、
ボトムアップで幅広くチャレンジしていく構造的な変 化が求められます。そうした体制を作っていく上では、
今回の「日特BX」にも掲げられていますが、事業環境に 適したrewards(報酬)・評価システムの導入も大事なポ イントです。インセンティブをきちんと用意し、日本人 に加え海外の優秀な研究者、人財も積極的に採用するべ きでしょう。高い成果を挙げたメンバーに報酬で報いる
「High rewards, High performance」が企業文化として 定着することで、組織が変わる一歩にもつながってくる と思います。
土井 収益性の高い内燃機関事業をいかし、多様な視点 を取り込むという意味では、将来の更なる需要が望める 新興国に社員を派遣し、新たなビジネスの可能性を肌で 感じ取れるような取り組みも有効ではないでしょうか。
インドやブラジル、アフリカといった新興国では人々の 生活スタイルや国全体としての成長モデルも異なれば、
ニーズも多岐多様に渡ります。アフターコロナを見据 え、従来のB to Bビジネスだけでなく、最終消費者が求 めるものを研究し、新たなビジネスにつなげるマーケテ ィングの視点を育む上でも、世界各国で日本特殊陶業の 将来を描くということが、社員にとっても会社にとって も大きな財産になると思います。
クラグストン 環境規制に適合するスパークプラグ、酸 素センサといった製品の開発を通じ、自動車の排ガスの クリーン化や自動車の燃費改善など、当社ならではの技 術力・開発力をいかした社会課題解決に貢献している点 は高く評価できると思います。また、ガバナンスについて も社外取締役の多様性の強化、海外拠点に権限と責任を 委譲する「GHQ-RHQ」構想など、多様な議論を許容する カルチャー、いわゆるChallenge Functionがしっかり機能 しています。日本企業としてはかなり先進的なガバナン ス体制を構築しているのではと感じています。
大瀧 環境問題への取り組みに関して、会社全体としての 意識は高いと思いますが、一点、言うならば社員一人ひとり
が自分事として社外のNPOなどの社会貢献活動に参加す るような動きも出てくるといいですね。やや内弁慶な社風 もあるので、外に積極的に出て視点を磨く上でボランティ ア休暇などを推進するのもいいのではないでしょうか。
土井 ESGへの取り組みを加速化し、外弁慶 を目指すと いう点では、日本特殊陶業ならではの排ガスクリーン技術に ついてもっと積極的にPRしてはどうでしょうか。実際に排 ガス問題が深刻化している国で当社の酸素センサを搭載し た自動車を走らせて、ウェブサイトなどを通じて社会や環境 に貢献していることをアピールしていくような能動的な取 り組みがあってもいいと思います。日本特殊陶業という会社 が何をやっているのか、どう社会に貢献しているかを広く知 ってもらうことで、知名度が上がるだけでなく、仕事を通じ て社会的課題に貢献したいという強いWill(意志)を持って いる若手社員のモチベーションにもつながると思います。
安井 今年度、サステナビリティ推進部を立ち上げたこと で、ESGについてもさらに社員を巻き込んだ包括的な取り 組みで、具体的な成果も出てくるのではと期待していま す。また、ガバナンス強化に関しては、今後、カンパニー制 度導入に際しモニタリングをどうするか。そこは新たな対 応策を考えねばならない課題になってくると思います。
長期経営計画「2030 長期経営計画日特BX」(以下、「日特BX」)について、お考えをお聞かせください。 日本特殊陶業のESGの取り組みについて、評価をお願いいたします。
今後の日本特殊陶業に期待する点、ご自身の抱負をお願いします。
大瀧 まずは新規のビジネスが一つでも 実 になるのを 早く見たいですね。決して大きなサクセスでなくとも、
山椒は小粒でもピリリと辛い といいますが、社会にイ ンパクトのある重みのある事業をぜひ確立していただきた い。チャレンジングな社風を作っていく上でも、私も前職 のキャリアをいかし、尽力していきたいと考えています。
クラグストン 日本人は失敗を恐れる傾向が強いです が、失敗なくして成功なし、です。我々取締役も、さらに議 論を活性化していくChallenge Functionとして、失敗を恐 れず意見を積極的に提言していきたいと思います。
土井 リスクテイクし新たな分野に挑む際には 出口 を 設定することも大事ですね。研究開発を進め、うまくいか ない場合はどこで一旦終わらせ、スタート地点に立ち戻
るか。社外取締役として、会社のリスクテイクをどこまで 許容するかはドライに見ていかないといけないと思って います。例えば、何か新しいことにチャレンジする際に、
黒字化しなかった場合の出口を明確化することで、もし チャレンジが利益に結びつかなくても、それは失敗では なくなります。若い社員たちが失敗を恐れず挑戦し、何度 でもやり直せるような体制作りにおいても、ぜひアシス トしたいと思います。
安井 その点からも我々が求められている役割は、会社 が立てた経営計画の進捗度をウォッチし、阻害要因があ れば、そのための対策をとっているか、第三者として客観 的な視点で問題提起していくことが大事だと思っていま す。今後、会社全体が大きく変化をしていくなかで、しっ かりとその役割を全うし貢献してまいります。
※ブロックバスター 画期的な薬効を持つ新薬で、その対応疾患領域で発売されている 他製品と比べ圧倒的な売り上げをあげる製品のこと。
コーポレートガバナンス
マネジメント体制
1996年 8 月 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 ビジョンケアカンパニー代表取締役社長 2011年 8 月 株式会社パソナ取締役副会長 2013年 6 月 当社取締役(現在に至る)
2016年 6 月 Henry Schein Japan株式会社取締役(現在に至る)
2016年 8 月 株式会社パソナ副会長
2018年 6 月 株式会社ギガプライズ社外取締役(現在に至る)
2020年 6 月 株式会社エフピコ社外取締役(現在に至る)※
※2020年6月25日就任
1981年 3 月 公認会計士登録 1999年 4 月 中央監査法人代表社員
2007年 8 月 あずさ監査法人(現:有限責任あずさ監査法人)代表社員 2008年 6 月 同監査法人代表社員・専務理事・名古屋事務所長 2013年 6 月 同監査法人退職
2013年 7 月 安井公認会計士事務所長(現在に至る)
2014年 6 月 ニチハ株式会社社外取締役 当社取締役(現在に至る)
大瀧守彦
社外取締役
土井美和子
社外取締役
安井金丸
社外取締役
1977年 4 月 当社入社
2003年 2 月 当社自動車関連事業本部営業本部海外市販部長 2005年 7 月 米国特殊陶業株式会社社長
2007年 6 月 当社取締役 2010年 6 月 当社常務取締役 2011年 6 月 当社代表取締役社長
2012年 4 月 当社代表取締役社長社長執行役員 2016年 4 月 当社代表取締役会長兼社長社長執行役員 2019年 4 月 当社代表取締役会長(現在に至る)
1987年 4 月 当社入社
2011年 2 月 当社自動車関連事業本部センサ事業部第2技術部長 2012年 4 月 当社執行役員
2015年 4 月 当社常務執行役員 2015年 6 月 当社取締役常務執行役員 2016年 4 月 当社取締役専務執行役員
2019年 4 月 当社代表取締役社長社長執行役員(現在に至る)
尾堂真一
代表取締役 取締役会長
川合尊
代表取締役 取締役社長 社長執行役員 全事業管掌
加藤三紀彦
取締役 上席執行役員
経営戦略本部管掌兼本部長、東京支社長
1984年 4 月 当社入社
2011年 4 月 欧州NGKスパークプラグ有限会社社長 2013年10月 当社自動車関連事業本部営業本部直販部長 2014年12月 上海特殊陶業有限公司社長
2015年 4 月 当社執行役員
2016年 7 月 特殊陶業実業(上海)有限公司社長 2018年 4 月 当社常務執行役員
2018年 6 月 当社取締役常務執行役員 2019年 4 月 当社取締役副社長副社長執行役員
2020年 4 月 当社代表取締役副社長副社長執行役員(現在に至る)
1985年 4 月 当社入社 2012年 2 月 当社経営企画部長
2012年 8 月 ブラジル特殊陶業有限会社社長 2015年10月 当社経営企画部長
2016年 4 月 当社執行役員 2017年 6 月 当社取締役執行役員
2019年 4 月 当社取締役上席執行役員(現在に至る)
松井徹
代表取締役 取締役副社長 副社長執行役員 社長補佐、イノベーション推進本部管掌
小島多喜男
取締役 上席執行役員 研究開発本部管掌兼本部長、
メディカル事業管掌
磯部謙二
取締役 上席執行役員
経営管理本部管掌兼本部長、秘書室担当、
本社工場長
米国ホールディング株式会社社長
1984年 4 月 当社入社
2011年 2 月 当社技術開発本部商品企画センター次世代商品プロジェクト部長 2012年 4 月 当社新規事業推進本部次世代商品プロジェクト長
2013年10月 当社技術開発本部研究開発センター副センター長 2014年 4 月 当社執行役員
2018年 4 月 当社常務執行役員 2018年 6 月 当社取締役常務執行役員
2019年 4 月 当社取締役上席執行役員(現在に至る)
1986年 4 月 当社入社 2011年 7 月 当社経理部長
2013年 4 月 当社経営企画部長兼広報室長 2015年12月 当社経営管理本部経理部長兼広報室長 2016年 4 月 当社執行役員
2018年 6 月 当社取締役執行役員
2019年 4 月 当社取締役上席執行役員(現在に至る)
1979年 4 月 東京芝浦電気株式会社(現:株式会社東芝)入社 2005年 7 月 株式会社東芝研究開発センター技監 2008年 7 月 株式会社東芝研究開発センター首席技監
2014年 4 月 独立行政法人情報通信研究機構(現:国立研究開発法人情報通信 研究機構)監事(現在に至る)
2015年 6 月 株式会社野村総合研究所社外取締役
2017年 4 月 奈良先端科学技術大学院大学理事(現在に至る)
2019年 6 月 株式会社三越伊勢丹ホールディングス社外取締役(現在に至る)
2020年 4 月 東北大学理事(現在に至る)
2020年 6 月 株式会社SUBARU社外取締役(現在に至る)
当社取締役(現在に至る)
前田博之
取締役 上席執行役員 企画統括本部管掌兼本部長兼 技術評価室長
1986年 4 月 当社入社
2012年 2 月 当社自動車関連事業本部センサ事業部企画管理部長 2012年 4 月 当社自動車関連事業本部センサ事業部第2技術部長 2013年 4 月 当社調達本部調達部長
2014年 4 月 当社調達本部副本部長兼取引先開発室長兼調達部長 2016年 4 月 当社執行役員
2019年 4 月 当社上席執行役員
2019年 6 月 当社取締役上席執行役員(現在に至る)
Mackenzie Donald Clugston
マッケンジー ドナルド クラグストン 社外取締役
1982年 6 月 カナダ外務省入省 2000年 8 月 在大阪カナダ総領事館総領事 2003年 8 月 在日カナダ大使館公使
2009年 8 月 駐インドネシア、東ティモール兼ASEANカナダ大使 2012年11月 駐日カナダ大使
2016年 6 月 亀田製菓株式会社社外取締役(現在に至る)
2016年 9 月 関西学院大学教授(現在に至る)
2017年 6 月 出光興産株式会社社外取締役(現在に至る)
2018年 3 月 サッポロホールディングス株式会社社外取締役(現在に至る)
2019年 6 月 当社取締役(現在に至る)
取締役
(2020年6月24日現在)価値創造ストーリー 成長戦略 持続的な成長のための経営基盤 事業戦略 森村グループ