第4章 総合考察
第3節 今後の課題
今後の課題としては,地域性に依存しない一般化のための全国的な 調査があげられる。本研究では,分析対象者数が83名と少なく,校 内分掌ごとに比較・検討した場合には,分掌の度数に大きなばらつき があった。また,質問紙の配布が配布された学校のほとんどが阪神圏 の学校であったため,地域や自治体の教育活動の特色の影響を受けて いる可能性が否定できない。また,アンケートが回答者の主観により 判断されたものであり,調査結果と現状が必ずしも一致しているとは
限らない。
分析の過程では,支援活動尺度の因子分析において,「できるだけ 時間割に沿った学習支援」が2重負荷を示した。また,連携活動にお いては「休み時間や空き時間など短い時間を利用した報告や情報交 換」は因子負荷量が.40未満であっ・た(.39)。今後は,これらの項目 の削除などを検討が必要であろう。
また,バーンアウト得点目的変数,支援活動と連携活動の達成度得 点を説明変数とした重回帰分析では,重決定係数が3項目とも低く,
本研究において平均値が高かった 個人的達成感の減退 について は.06と非常に低い値であった。これは,余剰変数の存在が示唆され
る。
今後は,尺度の再検討とサンプルを増やした上で分析を行う必要があ
ろう。
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