第 6 章 まとめ
6.3 今後の課題
創造性の教育は、他人との比較においてではなくて、一人ひとりの個性の十 全な展開や内在的な真の自己の最大限の発揮としての創造性をいかに伸ばすか
である。従って、創造性の評価は、生徒たちに自分のアイデアや考えが価値あ る大切なものだということを気づかせるのであり、創造性は将来社会に生きる 力として不可欠な能力だと認識させることである。そこで、生徒たちが創造的 活動での体験によって、創造の自信を持たされ、かくしてこれを促進する創造 的態度を養うことになる。
そこで、本研究で提案した「化学教科の課題を用いた創造性テスト」の有効 性は検証されたが、実際に学校教育での実用化を目指すものとしては、また不 十分である。今後も、実践調査を重ねて、創造性テストの課題、評価方法など を、学校教育における創造性の育成を促進するように改善していきたい。
参考文献
【1】弓野憲一著(2001)『総合的学習の学力』明治図書 P,11-25,53.
【2】弓野憲一編(2002)『発達・学習の心理学』ナカニシヤ出版P.109,111.
【 3 】 弓 野 憲 一 編 ( 2005 ) 『 世 界 の 創 造 性 教 育 』 ナ カ ニ シ ヤ 出 版 P,1-54,82-95,140,115-134.
【4】高橋誠編著(2002)『新編創造力事典』日科技連P,8,16-28,22,26,
【5】山内光哉編著(1985)『学習と教授の心理学』九州大学出版社P,166-175.
【6】 塚 本 眞 也 著 (2003)『 創 造 力 育 成 の 方 法 』 森 北 出 版 社 株 式 会 社 P,I,8,23,107,115.
【7】恩田彰著(1980)『創造性開発の研究』恒星社厚生閣 P,3-9,40-117.
【8】烏蘭其其格(2008)「創造性の発達についての中日比較研究」静岡大学教育学研 究科修士論文P,5-20.
【9】孫媛・井上俊哉(2003)「創造性に関する心理学的研究動向」
【10】日本教育学会編(2004) 『現代教育方法事典』図書文化P,361.
【11】吉田 靖(2005)「創造性評定のアイデア探索空間モデル:新奇性と MDS 指標 値の関係」立命館大学
【12】小橋康章(1996)「創造的思考と発想支援」東京大学出版社『認知心理学4:思 考』pp.181-203.
【13】日本創造学会編(1988)『創造性研究と測定』共立出版株式会社P,35,62.
【14】吉田 靖(2005)「創造的産出物に基づいた創造性の定義と評定」立命館人間科
学研究 第8号
【15】王智新(2004)『現代中国の教育』 明石書店
【16】西 康隆(2001)「小学生の創造的態度についての研究」 修士論文 兵庫教育 大学大学院P,2,15,16.
【17】安達恭史(2006)「EI・創造性・実践力による 3 要素自己診断法の提案」修士論 文 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科
【18】村上和男(1997)「関心・意欲や創造性等の評価についての実践研究」広島大 学附属福山中・高等学校
【19】桜井敬三(2006)の研究
「有用な特許出願のできる技術者の創造性評価に関する究」
【20】穴田恭輔(2004)「数学教育における創造性についての一考察:創造性の一つ の測定方法と数学の授業評価」神戸大学発達科学部
【21】E,Paul,Torrance:“The Search for Satori and Creativity”,P,I,2.
【22】Guilford,J.P,Hoepfener,R :“The Analysis of Intellect”,
【23】佐伯卓也(1987)「学習者の認知構造と数学における創造性の関係」
謝辞
修士課程の 2 年間に、講義、研究室のセミナー、修 士 論 文 の 進 め る に あ た り 、北 陸 先 端 科 学 技 術 大 学 院 大 学 の 諸 先 生 方 は 、懇 切 丁 寧 に ご 指 導 助 言 を し て く だ さ い ま し た 。こ の 場 を 借 り て 厚 く お 礼 を 申 し 上 げ ま す 。 特 に 、 始 め か ら 終 わ る ま で 修 士 論 文 の 指 導 を く だ さ っ た
國 藤 進 先 生 、 羽 山 徹 彩 先 生 に 心 よ り 感 謝 し て い ま す 。
本 研 究 の 調 査 に ご 協 力 を い た だ い た 中 国 内モンゴル自治区バインノ ア市第四中学校の 先 生 方 、 生 徒 た ち に 、 た い へ ん 感 謝 し て お り ま す 。
副テーマを指導してくださった静岡大学教育学部弓野憲一教授、サインをくだ さった北 陸 先 端 科 学 技 術 大 学 院 大 学 の 井川先生にお礼を申し上げます。
研 究 室 の 皆 さ ん 、こ の ほ か に も 本 当 に た く さ ん の 方 々 に 支 え て い た だ て 、 ま こ と に あ り が と う ご ざ い ま し た 。
中国内モンゴルにおける調査に援助までしてくださった家族に感謝の意を捧 げたいと思います。
どうもありがとうございました。
平 成 22 年 2 月 9 日
付録1
「S-A 創造性検査」のテスト用紙
課題1:「空き缶の利用法」・空き缶の利用法をできるだけ多く列挙してください。
・面白い利用法をできるだけたくさん書いてみてください。
・5 分間で、思いついたアイデアをたくさん書いてください。
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付録 2
「化学教科の課題を用いた創造性テスト」
課題1.「鉄のボールが水に沈まないようにすると、どうすればできるでしょ うか」
・できるだけたくさんの面白い方法を考えて書いてください。
・考えついたことを、どんどん書き留めてください。
・5分間で、できるだけたくさん書いてみてください。
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付録 3
「S-A 創造性検査」に関するアンケート
このアンケートは、創造性テストに関する調査で、皆さんの感じていること、
実践してみたことを率直にお聞かせてください。このアンケートの結果はすべ て統計的に処理しますので、氏名や個人の回答内容が使われることは一切あり ません。
質問項目を読んで、右欄の1~5のうち、自分にもっともあてはまると思う ものを1つ選んで、○をつけてください。
5全くそう思わない4そう思わない3どちらとも言えない2そう思う1非常にそう思う