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今後の研究課題

ドキュメント内 JAIST Repository (ページ 49-52)

第 6 章 結論

6.2 今後の研究課題

本研究における計算による性能解析では 、簡略化のためにいくつかの仮定を用いた。

ロックの待ち時間を考慮しないというのもその一つであった。並列B-treeにおいて、複 数PEにコピーを持つページを同時更新する際のロック獲得では、待ち時間が生じること が考えられる。このため、ロック獲得の待ち時間を考慮すると、B-tree全コピー方式が全

PEでインデックスページのコピーのためにロックを獲得しなければならないのに対して、

Fat-Btreeはインデックスページがコピーされている限られたPEでのみロックを獲得す

ればよいので、より有利であると考えられる。

また、節4.1.1において Fat-Btreeのインデックスページのコピーの数の期待値を導出

する過程で、コピーの数は考え得る最大の値を仮定した(4.1参照)。実際にはインデッ クスページのコピーの数はこれより少なくなると考えられ、その場合には、Fat-Btreeの 性能はスループット、レスポンスタイム共にさらに向上することが予測される。

しかし、計算による性能解析という方法では、上に述べたようなFat-Btreeのより詳細 な性能解析は困難であると考えられる。Fat-Btreeの詳細な性能解析を行なうためには、

Fat-Btreeを実際に実装し、性能を評価する必要があると考えられる。

また本研究では、同じページ分配型並列B-treeの中のB-tree全コピー方式との性能比 較を行なったが、レコード 分配型並列B-treeにおいてレコード の分配に値域分割を用い る方法も、データ配置に全く偏りが生じなければ良い特性を示すものと考えられる。この

方法に対してデータ配置の偏りが及ぼす影響を考慮した上で、この方法とFat-Btreeとの 性能比較も行なう必要があると考えられる。

謝辞

本研究を進めるにあたり、終始熱心な御指導を賜わりました横田治夫助教授に心から感 謝致します。

また、適切な御助言をして頂きました日比野靖教授に深く感謝致します。

さらに、貴重な御意見、御討論を頂きました杉野栄二助手、宮崎純助手と横田研究室の 学生の皆様に心から御礼を申し上げます。

最後に、多くの方々の御援助によって本研究を行なうことができましたことを厚く御礼 申し上げます。

付録

A

解析式の詳細について

本付録では、第4章におけるFat-Btreeの性能解析に用いた解析式の詳細について示す。

B-tree全コピー方式の解析式については特に示さないが、Fat-Btreeと同様にして解析式

を求めている。

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