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人材育成の考え方と方向性

ドキュメント内 【第4版】豊中市人材育成基本方針 (ページ 30-36)

(1) 人材育成の考え方

人材育成は、職員の主体的な自己学習や自己啓発を支え、その能力が職 務 遂 行に お いて 最 大限 に 発揮 さ れる こ とを 通 じて 成 長を 促 すキ ャ リア形 成の取組みです。

まず、職員が「成長したい」と思い、自ら行動することが成長には欠か せないことから、人材育成の最たる「場」となる職場では、職員一人ひと りの個性を大切にし、 日々の業務における指導や学び合い等を通じて職員 の意欲と能力を育てていくことが重要になります。

「人事制度」は、これら職員や職場の取組みを支え、人事異動による多 様な職務経験の機会や人事評価制度の公平・公正な運用、効果的な研修事 業の実施などにより、職員の能力開発を促進します。

また、これらのキャリア形成が総合的・計画的・組織的な人材育成とな

るよう、 「職員」 、 「職場」 、 「人事制度」の連携を推進します。

キャリア形成の視点に立った職員の育成

職員の個性を大切にし、意欲と能力を育てる職場環境づくり

職場とともに職員を支え、意欲と能力を伸ばす制度の構築と運用

(2) 人材育成の方向性

人材育成の方向性として、次の3項目を人材育成の柱として位置づけ、施策 事業の取組みへつなげていきます。

キャリア形成の視点に立った職員の育成

○ 職員の能力と適性を生かす制度運営

職員が意欲を持って、 その能力を最大限に発揮していくには、 職場におけ る育成と職員が主体的に取り組むキャリア形成(自己学習・自己啓発)を支 援するとともに、 培った能力を生かして組織に貢献し、 自らの成長を客観的 にとらえることのできる機会が必要となります。

そのため、職員が「こういう職員になりたい。 」という目標に向かって行 動できるよう人材育成の視点に立ち、 職員の意欲や能力、 適性を生かした計 画的な人事管理を進めます。

○ 職員力を高める研修制度

これからの職員は、文書作成や読解力など基礎的な能力・資質をはじめ、

職務を遂行する際に各分野で求められる専門的能力・資質の向上に加えて、

『果たすべき役割とめざすべき行動

(

標準職務遂行能力

)

』 の発揮に必要とな る力として『仕事を推し進める力

』の獲得が期待されます。これは、住民 自治の充実と活性化をめざすにあたって直面する現状を多角的に分析し、 め ざすべき状況の追求と可能性を探求するとともに、 行動指針に基づいて実現 していく際に必要となる力です。

研修制度は、職員の『仕事を推し進める力』を伸ばし、職場における育成 によって培われた知識等への理解と学びを深め、 あらたな気づきを得る 『場』

となるよう、効果的な実施をめざします。

職員の個性を大切にし、意欲と能力を育てる職場環境づくり

○ 多様性を認め合う職場づくり

刻々と変化する社会情勢に対して、 これまでの経験や価値観にとらわれな い創造性や柔軟性を駆使し、 さまざまなリスクを想定しながら複雑化・高度

31ページ参照

化する行政ニーズに対応できる組織づくりは、 安定した自治体運営を持続す る上で重要な要素となります。 その実現には、 組織の一員であるという自覚 や責任感に基づく職務遂行とバランスを保ちながら、 互いの個性やライフス タイルの選択等を認め合い、 大切にすることで生まれる多様性を包容した職 場風土が必要です。

職員がやりがい や充実 感を持って心身 ともに 健康でいきいき と働く こと ができるよう、 仕事と生活の調和を実現する取組みとともに、 職員が各々の 個性やライフスタイルの違いを認め合うことで、 協調することができる職場 づくりを進めます。

○ 組織力を高める人材育成の推進

職員の人材育成を進め、 組織の効果的 ・ 効率的な運営を実現していくには、

その推進力となる管理 監督職員のリーダーシ ップの発揮やマネジメ ント能 力の向上、キャリア形成支援への理解促進が必要となります。

職員一人ひとりの能力・資質を職務を通じて育て、最大限に引き出し、発 揮された能力等を適切に評価していくことで、 職員の意欲を高めるとともに、

職員が対話を通じて学び、 新たな課題に対して果敢にチャレンジする経験や 機会を通じて、ともに成長する人材育成の組織風土づくりを進めます。

職場とともに職員を支え、意欲と能力を伸ばす制度の構築と運用

○ 多様な人材の活躍推進

『職員のめざすべきすがた』を実践し、市のめざす方向性の実現に向けて 貢献できる能力・資質に加え、複雑化・高度化する行政ニーズに対して、さ まざまな専門性や能力、 経験等を生かして対応できる人材の確保は重要とな ります。

これまで本市が培ってきた専門的な知識・技術等を職場における育成を通 じて継承しながら、あらゆる人材が活躍できるしくみづくりを進めます。

○ 弾力的な働き方の検討

将来的な人口減少社会の到来を見すえ、 より一層、 限られた時間の中で質 の高い行政サービスを 継続的に安定して提供 することのできる体制 づくり が必要となります。

少子高齢化や晩婚化による晩産化が進行することで、 職員の生活において も今後さまざまなライフイベントの重複化が進むものと考えられます。

特に介護と子育てを同時期に行う「ダブルケア

」を支援するための環境整 備は喫緊の課題であるといえます。

1人の人や1つの世帯が介護と育児の二つのケアを同時に担うこと。

職員が、子育てや介護、病気などの出来事に直面しても安心して働き続 けることができるよう、弾力的な勤務形態や休暇・休業制度など、仕事との 両立が可能な環境づくりに取り組みます。

○ 職員力・組織力を高めるしくみづくり

10年後の地方自治体の姿は、人口動態の変化に伴う社会経済や地域社 会等の変容を受け、 行政サービスの質、 量だけではなく組織体制や提供手法 等も現在と大きく変わる可能性が高いと考えられ、 今後も適応するための調 査研究と改革が必要となります。 社会情勢の変化を把握するとともに、 国の うごきや人材育成施策等の進捗状況を踏まえ、職員が意欲と能力を発揮し、

やりがいを持って仕事ができるよう、人事制度の構築と運用を進めます。

『仕事を推し進める力』とは

(28ページ)

人材育成の柱 『キャリア形成の視点に立った職員の育成』 の 『職員力を高める研修制度』

に掲げる『仕事を推し進める力』とは、果たすべき役割とめざすべき行動 (標準職務遂行能 力)を発揮するうえで必要となる基礎的な知識・能力と専門的知識・能力を統合し、仕事を進 める上で効果的に活用していくことが期待される『コミュニケーション力』 『考察力』 『行 動力』で構成される能力の総称です。

コミュニケーション力 考察力 行動力

観察力

他者や周囲に関心を向けることがで きる。

柔軟性

互 い の 違 い や 立 場 を 理 解 す る こ と ができる。

自律性

組 織 の 決 定 過程 に 貢 献 する 自 覚 と ともに、自分で考え、責任感を 持って行動することができる。

対話力

自 分 の 意 見 や 思 い を 伝 え る と と も に、他者の意見や思いを聴くことが できる。

状況判断力

周 囲 の 人 や 事 象 と の 関 係 性 を 理 解 することができる。

計画性

解 決 ま で の プロ セ ス を 明確 に す る ことができる。

共有する力

他者に働きかけ、巻き込むことがで きる。

俯瞰力

組織の一員であることを自覚し、全 体的な視点から事象を多角的・客観 的にとらえることができる。

確実性

期 限 を 定 め て事 務 を 適 正に 行 う こ とができる。

調整力

バランス感覚を持って関係者の意見 をまとめていくことができる。

課題発見力

現状を分析し、打開策を探り、実現 す る た め の 可 能 性 を 追 求 す る こ と ができる。

継続性

目 的 達 成 に 向け た 評 価 を基 に 、 改 革 の 視 点 で 取 り 組 む こ と が で き る。

内省力

自身の感情をコントロールしながら 言動等を振り返ることができる。

ドキュメント内 【第4版】豊中市人材育成基本方針 (ページ 30-36)

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