• 検索結果がありません。

人口の変化が地域の将来に与える影響

ドキュメント内 Microsoft Word - 人口ビジョン(最終)_ docx (ページ 31-35)

第 3 章 将来人口の推計と分析

3.4 人口の変化が地域の将来に与える影響

自然動態や社会動態が現状のままで推移した場合に、⼤幅な人口減少が続 くことで、以下のような地域への影響が考えられます。

(1) 財政状況への影響

歳⼊の⾯では、町税収⼊が歳⼊に占める割合は、平成 26(2014)年 度で 9.3%となっており、自主財源が少ないのが現状です。本町の歳⼊は、

地方交付税に依存しており、平成 26(2014)年度では歳⼊の 53.5%を 占めています。更なる生産年齢人口の減少に伴って、税収の減少が⾒込 まれます。

歳出の⾯では、公債費負担は減少傾向にありますが、平成 26(2014)

年度で実質公債費⽐率は 12.2%と全道平均の 9.2%よりも高い状況です。

公債費が縮⼩する⼀方、扶助費(社会保障費)は増加傾向にあり、平成 26(2014)年度には平成 16(2004)年度と⽐べて 1.8 倍となっていま す。今後、高齢化の進⾏に合わせて、扶助費の増加が予想されます。

(2) 公共施設の維持管理・更新等への影響

住宅施設としては、平成 26(2014)年度末で 12 団地 429 ⼾の公営 住宅を管理しており、このうち 231 ⼾が既に耐用年数を経過しています。

また、道路や上下水道についても、計画的な整備・維持・保全が図ら れています。道路では、平成 25(2013)年度末で改良率が 63.2%、舗 装率が 50.1%となっています。上下水道では、平成 25(2013)年度末 で水道普及率が 99.5%と、水洗化率は 81.4%となっています。

今後は、人口減少、少⼦高齢化が進むと、税収が減少して財政規模が 縮⼩するとともに、利用者数の減少が予想されます。住宅施設やインフ ラ施設をはじめ、福祉・コミュニティ関係施設や社会体育等関連施設、

図書館・博物館、学校施設など、現状の施設の維持管理や更新が難しく なる恐れがあります。

(3) ⼦ども・⼦育てへの影響

本町には、こども園が1園、⼩学校が 2 校、中学校が 1 校、高等学校 が 1 校あります。⼩学生、中学生、高校生数は減少基調にあり、平成 26

(2014)年度ではそれぞれ 199 人、97 人、128 人となっています。

このまま人口減少が続き、各地区の⼩中学生・高校生が減少すると、

⼩中学校の統廃合や複式学級、高校の間口削減が生じる可能性がありま す。

(4) 生活利便施設等への影響

本町の商業施設である⼩売店数は、平成 6(1994)年以降減少してい ます。人口減少や少⼦高齢化により、市場規模が縮⼩するとともに、都 市部への購買⼒の流出も重なって、さらなる商業施設の撤退やサービス の縮⼩を招くことが懸念されます。

図 23 小売店舗数の推移(商業統計調査、H24 経済センサス)

107 101 113 100

92 91 91

83 80

70 64

59 57

47 43

0 20 40 60 80 100 120

S49 S51 S54 S57 S60 S63 H3 H6 H9 H11 H14 H16 H19 H24 H26

(店舗)

(5) 医療・福祉への影響

本町には、町⽴病院があり、⼀次医療・初期救急医療を提供できる医 療体制を維持しています。現在は常勤の医師が 2 名いますが、医師・看 護師不⾜が深刻となる中、今後も医療スタッフを安定的に確保できるか が課題となります。

また、平成 22(2010)年から平成 52(2040)年にかけて、総人口 は約 37%の減少となりますが、高齢化率・後期高齢者⽐率は⼤幅に増加 することが想定され、高齢者医療費の負担の増加も課題となります。

また、高齢化に伴って、医療・福祉サービスの需要はさらに高まり多 様化すると考えられます。これらへの対応により、町⺠が安⼼して暮ら せる医療体制を整えることが必要となります。

図 24 ⾼齢化率・後期⾼齢者比率の推移(国勢調査、国⽴社会保障・人口問題研究所推計)

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

35%

40%

45%

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500

H22 H27 H32 H37 H42 H47 H52

総人口 高齢化率 後期高齢者⽐率

(人)

(6) 雇用や人材への影響

本町が管轄内である名寄公共職業安定所管内における有効求人倍率

(⼀般+パートタイム)は、平成 19(2007)年度以降は全道より高く推 移しており、全国の有効求人倍率と同レベルとなっています。

平成 25(2013)年 11 月〜平成 26(2014)年 10 月の名寄公共職業 安定所管内の新規求人・求職状況をみると、「建設・採掘の職業」「専門 的・技術的職業」「農林漁業の職業」で人⼿不⾜で、「事務的職業」「運搬・

清掃等の職業」で人材過剰となっています。

生産年齢人口が減少する中、現在の求人・求職状況が続くと仮定した場 合、求人過多の職業の人⼿不⾜が予測されます。

図 25 有効求人倍率の推移(安定所別⽉間有効求人倍率(常用)の推移)

図 26 名寄公共職業安定所管内の求人・求職状況(H26 職業安定業務統計)

0 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2

H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26

全国 北海道 名寄

(倍)

16 2,684

635 1,538 2,540

277 556 723 954 1,096

636 0

13

1,092

2,622 1,129

1,681 156

259 545 530 298

2,106 315

4,000 2,000 0 2,000 4,000 A管理的職業

B専門的・技術的職業 C事務的職業 D販売の職業 Eサービスの職業 F保安の職業 G農林漁業の職業 H生産工程の職業 I輸送・機械運転の職業 J建設・採掘の職業 K運搬・清掃等の職業 分類不能の職業

有効求人数 有効求職者数

(人)

ドキュメント内 Microsoft Word - 人口ビジョン(最終)_ docx (ページ 31-35)

関連したドキュメント