こ=-フ
Tijii 73 二I ’ 74
覇 冠Zニノ
-■ ̄--------
繭
=
0 10cm
図89802調査地点出土遺物実測図4(1/3)
26
Ⅱ黒髪北地区の調査
下に条痕文や山形文、楕円文を施文している。15~32は胴部片で、楕円文、菱形文、山形文があり、
それらはさらに細分される。33~35は鉢形土器の底部である。
36は鳥井原式の浅鉢の口縁部である。38は鐘崎式の口縁部である。39は無頸で口がすぼまる。文様 は太郎迫式や東日本の亀ヶ岡式系統に類似するが、やや簡略的である。胎土が他の縄文土器とは異な り、他地域からの搬入品の可能性が高い。40~41は晩期(41は御領式か天城式)の鉢の胴部、42~44 は同じく晩期の底部と思われる。
弥生土器
今回の調査では甕の口縁部・底部及び壷底部が出土した。図7:19~図8:61は甕の口縁であるが、
みな外への突出は小さい。55~59は若干口縁が広いものの、須玖式のような広さはない。60.61は立 ち上がり気味で内湾し中九州後期の特徴を示している。壷の口縁はいずれも前期の範晴であろう(図
7:47.48)。
図8:62~75は甕底部であるが、須玖式と黒髪式の特徴を備えたものが見られる。ただし、平底の ものは厚みがあり早い段階の可能性もある。
石器
包含層及び1.3号溝から若干の石器が出土した。確実に遺構に伴うものはない。
黒曜石製の石鍍(図9:77~79)と石核(同81)、模形石器(同93)および黒曜石と安山岩製の剥 片の15点である。剥片は安山岩製が1点のみ、ほかはすべて黒曜石である。また、弥生時代の包含層 からは磨製石斧の基部、刃部が出土した。これらは同一個体の破片と思われる(同84~86)。
石斧は全部で2点分存在する。76は刃部を中心に打ち欠いたあと研磨した痕がある。また、タール と思われる黒い付着物があるが、出土状況からみて後世のマンガン等の水性作用による鉱物付着は考 えられず、柄の装着剤であろうと考えられる。
その他の時代の遺物
遺構に伴うものはなく、溝や包含層からの出土である。古代以降の遺物は非常に少なく、土師器片 が数点である。土師Ⅲ、高坏、坏の脚部、甑の把手部分がある(8世紀中葉~後半)。また、南側台 地に掘りこまれた2m弱四方の土擴には、磁器がかなり入っていた。廃棄したものとして取り扱った が、破損状態はそれほど悪くなく、木箱等に収納していた可能'性がある。その中の一つに「肥前官 窯」の銘があった。これと共に形状不明の鉄製品と釘数本が出土した。現代のものと思われる。
(5)まとめ
黒髪北地区においてある程度の面積をもって発掘調査が行われたのは、1994年度に実施きれた福利 施設新営工事に伴う調査以来である。
今回、この黒髪北地区の調査において古代の遺物包含層と縄文・弥生の遺物包含層が分離して確認 された。1997年度に南地区で行われた工学部校舎新営工事に伴う調査地点(9704)と旧国道57号線を 挟んで対時するが、南地区での調査ではシルト質層(基盤の沖積層)の上は古代の遺物包含層が堆積 しており、9802地点の東半分の層序と同様であった。これは福利施設地点でも同様である。9802地点 東半分でも古代の遺物包含層は確認されたがレベルは他の地点とほぼ同じことから、-段低くなった 西側に縄文時代・弥生時代の包含層が良好な状態で遺存しているものと考えられる。
基盤の層が標高1650m以下の地点では今回確認された縄文~弥生期の包含層が検出きれる可能性 が高いと考えられる。
今回の調査のもう一つの発見は、我々が遺構面(地山)と称しているシルト質層中から押型文土器
27
1.文化部室取設工事に伴う発掘調査(9802調査地点)
鍍麟鐵蝋亀 く二三78○79
!
鵠 露
昏蓬臺董L▽』妻夛ラ
ー 80] { 、、
△82蟻 鰯 鹸隠
鍵
81-83
⑪ !!,
84
85
畿頚鍵圏鍵
w;謬奪圏塵聡鐵繊騒 -,1-’’-,‘○蝿
'曇曇懲鯆曇曇
r>
86
蝋曇 □96
鰯蟻 △95 Z二二 □ ○98
O5cm----
図99802調査地点出土遺物実測図5(1/2)
28
Ⅱ黒髪北地区の調査
が多量に出土したことである。このことについて、福利施設の調査概報(熊本大学埋蔵文化財調査室 年報第1集1994)にはこのシルト質層に押型文土器が含まれている可能性についての示唆があるが、
今回の調査結果はこれを裏付けることになった。
本調査地点では顕著な遺構や遺物の検出はなかったが、以上のような調査区内における遺構.遺物 の分布や土質の違いなど、1号溝の検出と南北台地の様相の把握は、土地利用の一端を示してくれる。
五高時代、五高本館(現五高記念館)南側が畑地として利用されていたころ、1号溝の北側約20m付 近には水路が通っており、1号溝はこの水路の古い流路か、それに付随するものであったことが考え られる。また、溝を挟む台地の高さの差は、断層の可能性が考えられる。断層面の隙間(破砕帯)は 水の通り道となる場合が多い。非常に水分が多い1号溝北側は、周辺が古来より水利用の頻繁な場所 であったものと推察きれる。水場として利用され、遺構の構築はなく、遺物包含層が保全されたのか もしれない。大学に隣接する済々饗高校と、大学構内9704調査地点では甕棺墓が発見されているが、
周辺では弥生時代以前の生活趾はまだ発見されていない。今後はこの縄文~弥生期の包含層の北側お よび東側の範囲確認など情報が得られてゆけば、大学構内および周辺の縄文時代や弥生時代の遺跡解 明の端緒となるのではないだろうか。
黒髪北地区における調査は件数自体少なく、規模もあまり大きくない。このため他地区と比べて遺 跡に関する情報は極めて少ない。今回、西端ながら黒髪北地区と南地区を繋ぐ地点で得た知見は、今 後の調査において重要な示唆となろう。
29
1.文化部室取設工事に伴う発掘調査(9802調査地点)
表39802調査地点出土遺物一覧表
30
図 番号 週物 種類(器種) 法量(c、) 残存、 特徴 色鯛 出土週棡 備考
5 1
2
3
4
土師器
土師器
土師器
土師器 甑
坏
坏
高坏 口径 底径器高 底径10.05口径 器高 底径9口径 器高 口径20 底径器高
取手のみ
底部片
底部片
l/5 内:
外:ナデ,削り 内:ナデ外:ナデ
内:ナデ 外:ナデ 内:ナデ外:ナデ
内:Hue
外:HuelOYR7/4 内:HuelOYR8/4 外:HuelOYR8/4 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR8/4 内:Hue7、5YR7/6 外:Hue2、5YR6/6
Ⅱ区50901
包含層(番号50279)
包含層(番号50387)
1号櫛
6 5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (抑型文土器)
縄文土器 (押型文土器)
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
縄文土器
(押型文土器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
(押型文士器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
(押型文土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
縄文土器 (押型文土器)
(押型文土器)縄文土器
(押型丈土器)縄文土器
縄文土器 (押型文土器)
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器
深鉢形土器 口径 底径器高 底径口径 器高口底器 径径高
口径底径 器高 口径底径 器高口径 底径 器高 口径底径 器高 口径底径 器高 口径 底径器高 口径底径 器高 口径 底径器高口底器 径径高
口径 底径器高 口径 底径器高 口径 器高底径 底径口径 器高 口径 底径器高口底器 径径高
口径 底径 器高口径 底径 器高 口径 底径器高 底径口径 器高口径 底径器高 口径底径 器高 口径底径 器高口底器口底器 径径商径径高
口径 底径器高 口径 底径器高
口縁部片
口縁部片
口縁部片
口縁部片
ロ縁部片
ロ縁部片
口縁部片
口縁部片
口縁部片
口縁部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
胴部片
底部片
内:条痕文 外:山形文 内:条痕文 外:山形文 内:条痕文 外:山形文 内:山形文 外:ナデ 内:横ナデ 外:楕円文 内:楕円文 外:梢円文 外:条痕文内:ナデ
内:横ナデ 外:楕円文 内:ナデ 外:山形文 内:ナデ外:条痕文
内:横ナデ 外:11」形文 内:横ナデ 外:11」形文 内:横ナデ 外:山形文 内:ナデ外:山形文
内:横ナデ 外:山形文 内:ナデ外:梢円文
外:梢円文内:ナデ
内:横ナデ 外:楕円文 内:ナデ 外:梢円文 内:ナデ外:梢円文 内:ナデ 外:楕円形押し 型文 内:刑l〕
外:楕円文 内:削り外:梢円文
内:ナデ 外:楕円文 内:削り外:楕円丈
内:IIiUI)
外:楕円文 内:縦ナデ 外:楕円文 内:削り外:菱形文
内:ナデ 外:楕円文
内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR6/4 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR6/4 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR6/4 内:HuelOYR6/3 外:HuelOYR6/3 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR7/4 内:HuelOYR7/6 外:HuelOYR5/3 内:Hue7、5YR7/4 外:Hue7、5YR6/3 内:Hue7、5YR5/6 外:Hue5YR6/6 内:HuelOYR7/3 外:HuelOYR6/3 内:Hue25YR4/2 外:Hue2、5YR4/6 内:Hue7、5YR6/6 外:Hue5YR6/6 IノLI:HuelOYR7/4 外:HuelOYR5/3 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR6/4 内:HuelOYR7/3 外:HuelOYR5/3 内:HuelOYR7/4 外:HuelOYR5/4 内:Hue7、5YR6/6 外:HuelOYR5/4 内:HuelOYR7/6 外:Hue7、5YR6/6 内:Hue7、5YR6/6 外:Hue5YR6/6 内:HuelOYR6/4 外:Hue7、5YR6/6 内:Hue2、5Y6/3 外:HuelOYR7/4 内:HuelOYR6/4 外:HuelOYR6/4 内:Hue5YR5/6 外:Hue5YR5/6 内:Hue5YR5/6 外:Hue7、5YR5/6 内:HuelOYR7/4 外:Hue25Y7/4 内:Hue5YR6/6 外:Hue7、5YR5/4 内:Hue5YR5/6 外:Hue7、5YR5/6 内:Hue2、5Y7/4 外:HuelOYR7/4 内:HuelOYR7/6 外:Hue76YR7/6 内:Hue5YR6/6 外:Hue5YR6/6
包含層(番号50908)
包含層(番号50874)
3と接合
Ⅱ区2と接合
地山直
縄文時代包含届
番号50892
2号瀞
地山直」二.包含層
550ビット
縄文時代包含層
416ビット
包含層(番号50821)
包含層(番号50824)
包含層(番号50823)
包含層(番号50531)
包含層(番号50907)
1号簿
包含層
包含層(番号50905)
1023ビット 稀号5060L、;号50575.
称号50724,勝号50600, 瀞号50609
1号簿
包含層
包含層(番号50801)
包含層
包含層
包含層
弥生時代包含層
包含層(番号50893)
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕
口縁部に原体条痕,外面にスス?