6. 普及に向けた周知活動
6.3. 事業者における取組
6.3.1.日配工の取組
日配工では、感震ブレーカーの普及啓発活動を実施しており、展示会への出展、パンフレットの 配付を中心に精力的な活動が行われている。平成27年度における活動状況を以下に報告する。
時期 内容
2015年5月14日 全国消防長会予防委員会にて、デモ機展示と取り組みを紹介 2015 年 5 月 27~29
日
電設工業展(JECA FAIR)に出展。デモ機とパンフレットで広報
2015年8月 電気使用安全月間用に全日本電気工事業工業組合連合会へパンフレット 7 万部 を提供
2015年8月20日 一般社団法人リビングアメニティ協会へパンフレット300部を提供 2015 年 8 月 27~29
日
千葉市消防局からの要請で、住宅防火フェア(幕張メッセ)でデモ機展示とパン フレットを提供
2015年9月 消防庁主催の住宅防火対策推進協議会主催「住宅防火防災推進シンポジウム」へ パンフレット1,350部を提供(2会場分)
2015年9月 新潟県電気工事工業組合長岡支部の啓蒙活動事業へパンフレット300部を提供 2015年9月28日 福岡市消防局予防部予防課の啓蒙活動事業へパンフレット100部を提供
2015年11月11日 「配線器具の日」啓蒙活動(東京、名古屋、大阪)で街頭にてパンフレット配付 2015年11月12日 千住消防局からの要請で、予防運動講演会にデモ機展示とパンフレットを提供 2015年12月19日 新たにデモ機を作成
2016年2月 千葉市消防局の要請で、防災イベントにデモ機とパンフレットにて広報活動
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(1)全国消防長会予防委員会への参加
〈概要〉
第101回全国消防長会予防委員会に日配工から2名が参加し、デモ機を用いて感震機能付住 宅用分電盤の説明実施とパンフレット配付を行った。
〈日時・場所〉
日時:平成27年5月14日(木) 午後1時~午後5時 場所:「ホテルメトロポリタン盛岡 NEW WING」
〈参加者〉
全国の消防長や予防部部長のほか、開催会場の盛岡市長などの来賓を含め92名が参加
〈内容〉
情報提供として、会場にて感震機能付住宅用分電盤の説明実施
休憩時などの時間を利用して関係者に感震機能付住宅用分電盤デモ機を用いて機能説 明の実施及びパンフレットを配付
図 26 全国消防長会予防委員会会場の様子
図 27 製品説明の様子
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(2)JECA FAIR 2015(電設工業展)への出展
〈概要〉
「JECA FAIR 2015~第63回 電設工業展~」に日配工では、普及・啓発実行小委員会が中
心となり、住宅盤専門委員会と共同出展し、感震機能付住宅用分電盤及び感震センサーの実機 をデモ展示した。
〈日時・場所〉
日時:平成27年5月27日(水)から29日(金)までの3日間 場所:東京ビッグサイトの西1・2ホール
〈来場者〉
入場者数103,413名(主催者発表による)
〈内容〉
感震機能付住宅用分電盤、感震センサー並びに保安灯の実機をデモ展示し、震度5以上 の地震が発生した場合の住宅用分電盤の主幹ブレーカー遮断動作と停電時の保安灯に よる照明確保について紹介。
トラッキング現象による火災事故防止のため、一般家庭で日常的に使用される全ての電 気製品の差込みプラグの耐トラッキング性能が今年1月に法制化されたことから、法制 化の概要をパネル展示し、チラシと差込みプラグ実機展示にて紹介。
図 28 会場ブースの様子
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(3)電気使用安全月間への協力
〈概要〉
経済産業省が主唱する電気使用安全月間運動(毎年8月)が展開されるなかで、日配工はパ ンフレット7万部を全日本電気工事業工業組合連合会に提供した。同連合会が各地で実施する 電気安全啓発キャラバン隊による漏電遮断器取り付けの推進等と併せて行われた感震ブレー カーの普及活動において役立つものとなった。
〈電気安全啓発キャラバン隊の主な活動内容〉
ポスター・チラシなどの配付
街頭キャンペーンによる電気使用安全の啓発
電気設備移動相談所の設置
公共施設や独居老人宅の配線無料点検 など
図 29 活動内容を伝える広報誌
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(4)JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2015 「住宅防火フェア~我が家の防火・防災対策
~」への出展
〈概要〉
日配工は、千葉市消防局予防部予防課予防係からの協力要請により、市民に対して住宅防 火意識の啓発及び住宅用防災機器等の普及を図ることを目的とした本展示会において、感震 機能付住宅用分電盤の展示を行った。
〈日時・場所〉
日時:平成27年8月27日(木)~29日 9時30分~17時(最終日は16時まで)
場所:日本コンベンションセンター(幕張メッセ)国際展示場
〈内容〉
住宅防火等啓発等のパネル展示
住宅用火災警報器の展示・説明
防炎品燃焼比較実験コーナー
感震ブレーカーコーナー(分電盤型・簡易型)の展示・説明 など
図 30 展示の様子
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(5)平成27年度(第17回)「配線器具の日」でのPR活動
〈概要〉
日配工が定める「配線器具の日」(11月11日)に、認知度向上を目的として、配線器具・
住宅用分電盤・電源コードの安全な利用を促すため、「配線器具・分電盤 安全点検運動」の PR活動を行い、利用者に配線器具・住宅用分電盤の安全使用と点検を訴求する街頭キャン ペーンを実施した。
〈日時・場所〉
日時:平成27年11月11日(水)
地区 街頭キャンペーン場所 実施時間 参加者 首都圏 横浜駅東口 新都市プラザ
(そごう横浜店前)
10時30分~15時
(4時間30分)
首都圏地区会員会社 20名 関東電気保安協会 5名 横浜市総務局危機管理課 3名 名古屋 JR 名古屋駅前 10時20分~12時20分
(2時間)
住宅盤メーカーを中心に 名古屋地区会員会社 11名 大阪 京橋
ツイン21アトリウム
11時~12時30分
(2時間30分)
パナソニック社を中心に 大阪地区会員会社 11名
〈活動内容〉
以下のパンフレット等をセットにして配付。
① テーブルタップの安全点検パンフレット
② 住宅用分電盤取替え推奨パンフレット
③ 「配線器具の日」アンケート葉書(首都圏のみ横浜市「広報よこはま」を同封)
④特別号「地震による電気火災を防ぐ感震ブレーカーを設置しましょう!」
配付数:首都圏4,600セット、名古屋・大阪各1,200セット、計7,000セット
(首都圏のみ実施したイベント)
① 関東電気保安協会神奈川事業本部と協同し、配線器具や住宅用分電盤の安全点検、電 気の正しい使い方についてのパネル展示と無料相談を実施
② 横浜市総務局危機管理課と協同し、感震機能付住宅用分電盤のデモ機にて機能紹介。
(横浜市の感震ブレーカー推進の取組についてNHKの取材があった。)
③ 経済産業省製品安全課作成の『製品安全総点検月間』ポスターの掲示とリコールリー フレットを配付
図 31 首都圏会場での様子
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(6)新たな感震ブレーカーデモ装置の作成
日配工では、各種展示会や説明会おいて、感震ブレーカーの効果を体験してもらうことを目的 として、新たにデモ装置を作成した。旧来のデモ装置と比較して、感震リレーを市販する4事業 者(平成27年12月現在)の製品を組み込み、作動確認が行える等の改良を施している。
図 32 新たなデモ装置の外観等
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6.3.2.全日本電気工事業工業組合連合会の取組
電気使用安全月間が、平成27年8月1日から8月31日までの1ヵ月間にわたり全国一円で実 施された。その目的は、一般家庭を主軸に電気使用の安全に関する啓発を行い、不良電気設備の 改修を実施するとともに、併せて電気工事を行う者の研修を行い、一般用電気工作物の保安確保 と電気災害の防止に資することである。
そのなかで、平成26年度より主催地方団体の実施項目として、感震装置・避雷器の取り付け推 進を実施し、月間中のキャラバン隊の住家維持に推進項目としてPRに努めた。
感震機能の取り付け実績については、平成26年度461件、平成27年度118件であった。
図 33 電気使用安全月間チラシ(その1)
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図 34 電気使用安全月間チラシ(その2)
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図 35 電気使用安全月間チラシ(その3:抜粋)
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