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予測に用いた交通量は、「現況」(現況交通量)、「供用時」(現況交通量+廃棄物運搬車両交通 量)のそれぞれについて以下のとおり設定した。

a. 廃棄物運搬車両交通量

予測に用いた廃棄物運搬車両は、既設処分場への廃棄物運搬車両の日台数の年間最大値(平成 26 年)を採用し、表 5.2-36 に示すとおり設定した。

表 5.2-36 廃棄物運搬車両の台数

台 数 既設処分場への廃棄物運搬車両

の日台数の最大値(平成 26 年) 81 台/日(往復 162 台/日)

b. 現況交通量

現況交通量の設定を表 5.2-37 に示すとおりにした。

一般車両交通量については、騒音調査時に実施した昼間(6 時~22 時)の交通量調査結果を用 いた。

表 5.2-37 現況交通量の設定

単位:台

NO 予測地点

現況調査結果

昼間の交通量(6 時~22 時)

小型車 大型車 合計

3 県道出雲崎石地線

出雲崎町稲川地内 434 82 516

注)交通量調査地点のうち、既設処分場への廃棄物運搬車両を除いた値とした。

c. 供用時交通量

供用時の交通量は表 5.2-38 に示すとおりとした。供用時に増加する交通量はすべて大型車と して設定した。

なお、予測に用いた時間帯別交通量は資料編に示す。

表 5.2-38 供用時交通量の設定

単位:台/6 時~22 時

NO 予測地点

現 況 供用時

現況交通量 廃棄物運搬車両

(大型車)

供用時交通量

(現況交通量+廃棄物運搬車両)

3 県道出雲崎石地線

出雲崎町稲川地内 516(82) 162 678(244)

注)( )内は大型車台数

d. 走行速度

予測に用いた走行速度は車速の現地調査結果をもとに表 5.2-39 に示す 50 ㎞/h とした。(表 5.2-8 走行速度調査結果 参照)

表 5.2-39 走行速度条件

NO 予測対象道路 速度(km/h)

3 県道出雲崎石地線 出雲崎町稲川地内 50

e. 道路条件

工事用車両の走行ルートである県道出雲崎石地線の予測地点(出雲崎町稲川地内)の断面図を 図 5.2-16 に示す。

音源は、両側車線の中央に設置した。また、予測位置は住宅地側の官民境界とし、高さは地上 1.2m とした。

県道出雲崎石地線 出雲崎町稲川地内 図 5.2-16 予測断面図

5) 予測結果

廃棄物運搬車両の走行による等価騒音レベルの増加量は 3.9dB(A)となり、これを現況測定値 61.3dB(A)と合わせると予測値は 65dB(A)となる。廃棄物運搬車両の走行による等価騒音レベルの 予測結果を表 5.2-40 に示す。

表 5.2-40 廃棄物運搬車両の走行による等価騒音レベル予測結果

単位:dB(A)

NO 予 測 地 点 測定値

(LAeq

計算値 予測値

現況

(LAeq,R

供用時

(LAeq,HC

供用時 の増加 量

(ΔL)

(LAeq+ΔL)

3 県道出雲崎石地線

出雲崎町稲川地内 61.3 56.7 58.4 3.9 65(65.2) 注)予測値は、昼間の時間における地上 1.2m の値である。

予測値は、小数点以下第 1 位を四捨五入した。

6) 環境保全措置の内容

本事業の実施においては、事業者として実行可能な範囲内でできる限り環境への影響を回避・

低減させるものとして表 5.2-41 に示す環境保全措置を実施する。

事業者として実行可能な範囲内でできる限り環境への影響を回避・低減するため、「交通規制の 遵守」及び「走行ルートの限定」を行うこととした。

表 5.2-41 環境保全措置(廃棄物運搬車両の走行)

環境保全措置 環境保全措置の内容 環境保全措置

の種類 交通規制の遵守の要請

廃棄物運搬車両は、速度や積載量等の交通 規制を遵守するよう、運搬を行う事業者に 要請する。

低減

走行ルートの限定 廃棄物運搬車両は可能な限り住宅地を避

け、県道出雲崎石地線を走行する。 低減

【環境保全措置の種類】

回 避:全部又は一部を行わないこと等により、影響を回避する。

最小化:実施規模又は程度を制限すること等により、影響を最小化する。

修 正:影響を受けた環境を修復、回復又は復元すること等により、影響を修正する。

低 減:継続的な保護又は維持活動を行うこと等により、影響を低減する。

代 償:代用的な資源もしくは環境で置き換え、又は提供すること等により、影響を代償する。

7) 評価

① 評価方法

評価の方法は、調査及び予測の結果並びに検討した環境保全措置の内容を踏まえ、騒音の影響 が、事業者として実行可能な範囲内でできる限り環境への影響を回避・低減されているかどうか を検討した。

また、予測結果が、表 5.2-42 に示す環境保全に関する目標と整合が図れているかどうかを検討 した。環境保全に関する目標は、騒音に係る環境基準のうち、B 地域の 2 車線以上の車線を有する 道路に面する地域に定められる値とした。

表 5.2-42 環境保全に関する目標(廃棄物運搬車両の走行)

環境保全に関する目標 備 考

騒音に係る環境基準

(B 地域のうち2車線以上の車線を有 する道路に面する地域)

65dB(A)以下 昼 間 (6 時~22 時)

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