• 検索結果がありません。

企業分

2 万円

現行 見直し

(新聞報道等による見直しの一例)

企 業 分 が 上 限

現行の制限見直し に限らず、個人型 DCの議論等を踏 まえ、マッチング 拠出のあり方につ いて検討

29

制度間のポータビリティー

 制度間のポータビリティーがない部分について原則として認めていく方向で検討してはど うか。

ライフコースの多様化

移換先の制度

移 換 元 の 制 度

DB制度 企業型DC 個人型DC 中退共 国年基金 DB制度 ○ ○

(※1

(※1

× ×

企業型DC × ○ ○ × ×

個人型DC × ○ × ×

中退共 ○

(※2

×

(※3

× ○ ×

国年基金 × × × ×

※1 DB年金から企業型DC・個人型DCへは本人からの申し出より脱退一時金を移換可能

※2 中小企業でなくなった場合に中退共からDB年金に移換可能

※3 中小企業でなくなった場合に措置する予定で現在検討中

これまでの部会議論を踏まえた方向性(税制関連項目)

[税制改正を要望していく項目]…税当局との調整を開始

 個人型DCへの小規模事業主掛金納付制度の創設(P.15)

・企業年金の実施が困難な小規模事業主について、事業主による個人型DCへの追加拠出を可能と する。

 DCの拠出限度額の年単位化(P.19)

・月単位で設定されているDCの拠出限度額を年単位とする。

 個人型DCの加入可能範囲及び拠出限度額の見直し(P.25、P.26、P.27)

・企業年金加入者・公務員共済加入者・第3号被保険者について、個人型DCへの加入を可能とする。

・併せて、個人型DCの拠出限度額について再設定。

 企業型DCのマッチング拠出の見直し(P.28)

・同じく個人拠出の仕組みである個人型DCに整理・統合。

 企業年金等のポータビリティーの拡充(P.29)

・制度間(DB、DC、中退共等)のポータビリティが確保されていない部分について、ニーズを踏まえ づつポータビリティを拡充。

 DB、DCの拠出時、給付時の仕組みの見直し(P.18、P.21、P.22)

・拠出限度額、中途引き出し、支給開始年齢等。

[継続的な議論が必要な項目]…来年度以降あらためて企業年金部会で検討

確定拠出年金における運用について

(現行制度の改善)

第12・13回企業年金部会(2014.11.18・12.15)

31

「確定拠出年金における運用」の論点

1.加入者の投資知識等の向上 (1)投資教育のあり方(P.34)

・現在のDC法上、事業主の「配慮義務」とされている継続投資教育について、導入時投資教育と同 様に事業主の「努力義務」としてはどうか。

・事業主が継続投資教育を実施しやすいように継続投資教育の基準を通知等で明確化することを検 討してはどうか。

(2)加入者への資産額通知のあり方(P.34)

投資教育の中で通知内容の理解を深める内容を通知で明確化するとともに、関係機関と協力して 加入者の通知に対する関心を高める等の措置を検討するべきではないか。

2.運用商品提供数のあり方

(1)運用商品提供数の上限のあり方(P.34)

選択肢の過度な増加を防ぎつつ選択肢の厳選を促すため、法令で運用商品提供数の上限を設定 してはどうか。

(2)運用商品除外規定のあり方(P.34)

・より実行性のある運用商品除外規定を定めてはどうか。

・例えば、労使の同意があれば除外できることとしてはどうか。

DCにおける運用

「確定拠出年金における運用」の論点

3.自ら運用商品を選択する者への対応(P.35)

単に、「少なくとも3つの運用商品の提供の義務づけ」となっている法規定を、制度創設来の趣旨に 沿う形で、「それぞれリスク・リターン特性の異なる三つ以上の運用商品の提供の義務づけ」と、性質 の異なる複数の商品の提供という趣旨を法律上明確化してはどうか。

4.運用商品の選択をしない者への対応(P.35)

(1)デフォルト商品による運用方法の規定方法

現在、年金局長通知で定められているデフォルト商品による運用方法に関する規定について、法 律等の法令に明記すべきではないか。

(2)デフォルト商品による運用方法の制度変更

諸外国と同様に、デフォルト商品の設定については、より年金運用として適切なデフォルト運用商 品の設定を促しつつも加入者が自ら望む場合は元本確保型商品を選択できる環境として、以下の 規定の整備を検討してはどうか。

・事業主がデフォルト商品を設定する場合は、分散投資効果が見込まれる商品を設定するよう、法 令上の努力義務としてはどうか。

・上記運用方法については、下位法令等で一定程度の基準を示すこととしてはどうか。

・事業主がデフォルト商品として元本確保型商品を設定する場合、当該商品での運用は加入から 一定期間内(例:1年)の者に限ることとしてはどうか。

33 DCにおける運用

DCの資産運用の見直し(運用商品選択)

 加入者の投資知識やDC資産の扱いに対する意識を向上させるとともに、より 運用商品の選択がしやすい環境を整備していく。

 加入者の投資知識等が乏 しく、

適切な運用商品を選 択できない。

 DCの資産運用に対する意識が 低くい。

 DCの運用商品の選択肢が多す ぎて、選択が困難。

課題 見直し案

• 継続教育の努力義務化

• 継続教育の基準明確化

• 資産額通知の理解促進

• 商品数の限定( 10 本程度)

• 商品除外要件の緩和

(全員同意 労使合意)

DCにおける運用

DCの資産運用の見直し(分散投資の促進)

35

 自ら選択するという原則を踏まえつつ、より分散投資の選択を促すための制度 的な改善を図る。

 法律上、3つ以上の商品の提供と なっており、運用商品の内容が規 定されていない。

 分散投資されていない。

課題

自ら商品の選択をする者への対応

商品の選択をしない者への対応

 デフォルト商品による運用が法律 上規定されていない。

 適切な商品が設定されていない。

課題への対応

• 性質の異なる複数の商品の提 供という趣旨を法令上で明確化

• 分散投資された商品をデフォル トとする「努力義務」

• 上記商品の要件を明確化

DCにおける運用

企業年金のガバナンス

第13回企業年金部会(2014.12.15) 追加

「企業年金のガバナンス」の論点の整理

37 企業年金のガバナンス

 企業年金研究会等で行われた議論や当部会で既に指摘された事項等をふまえ ると、今回当部会において議論すべき論点としては以下のとおり整理。

1.組織・行為準則

①権限・責任分担のあり方

②資産運用委員会のあり方

③基金の理事の専門性のあり方

④柔軟で弾力的な給付設計を行う場合の対応 2.執行状況の監査等

・監査のあり方

3.資産運用ルール

・分散投資義務や運用状況のチェックのあり方

4.加入者への情報開示のあり方

・加入者への説明責任を果たすための情報開示の促進

⇒P.38、P.39で上記整理に基づき対応案を提示

「企業年金のガバナンス」の論点

1.組織・行為準則

(1)権限・責任分担のあり方

①基金型DBの権限・責任分担(代議員会と理事)(P.40)

重要事項を意思決定する代議員会については事業主・加入者が参画するとともに、業務について は、代議員会が選出した理事が合議により決定し、理事長が執行することが法令上定められてい

るなど、基本的な仕組みとしては一定の整備が行われていると考えられるのではないか。

②規約型DBの権限・責任分担(P.41)

給付設計の設定・変更は加入者側の同意が必要であることなどから、加入者が重要な意思決定に 関与することが確保されており、また事業主と加入員の利益相反の防止が図られている。規約型D Bの権限・責任分担体制については、基本的に整備されていると考えてよいのではないか。

(2)資産運用委員会のあり方(P.42)

DBにおいて、資産運用委員会の設置をより促進することとしてはどうか。また、設置した場合、専門 家を含めることや、資産運用委員会の議事概要の代議員会への報告や加入者への周知等について も、例えば資産運用ガイドラインに明記してはどうか。

(3)基金の理事の専門性のあり方

代議員でない者から専門性を有する者を基金型DBの理事に選任できることとすることについてどう 考えるか。

(4)柔軟で弾力的な給付設計を行う場合の対応(P.43)

制度運営上のリスクを加入者がより負担する場合には、資産運用等の業務の状況によってリスク負 担の増加度合いが異なってくるため、諸外国の状況等も参考に、加入者がリスク負担に見合う形で業

企業年金のガバナンス

「企業年金のガバナンス」の論点

2.監査のあり方(会計監査)(P.44)

基金型DBについても、一般社団法人等の他の法人と同様に、外部の専門家による会計監査を促 進していくこと(義務付け、ガイドラインで推奨等)についてどう考えるか。

※義務付ける場合であっても、一定のコストを要することから、①大規模又は総合型など利害関係者が多く、かつ ②不正が起きやすい資金管理(現金、少人数)を行っているなど業務の適切性の確保が難しいと考えられる制 度等に対象を絞ることが考えられる。

3.資産運用ルールのあり方(P.45)

厚生年金基金の資産運用ルールの見直しを参考にして、DBの資産運用ルールについても一定の 見直しを行うこととしてはどうか。

※現状、資産規模3億円未満等の規約型DBについては、適切な分散投資を図ることが難しいこと等に配慮し運用 基本方針の策定が義務付けられない扱いとなっているが、このような取扱いについてどのように考えるか。

4.加入者への情報開示のあり方

①DBの加入者への情報開示のあり方

投資方針の具体的内容及び運用成績が適正に開示されるよう、運用の基本方針の全文を開示す るとともに、資産運用利回りを年に1回開示することを義務付けてはどうか。

②柔軟で弾力的な給付設計を行う場合の情報開示のあり方

柔軟で弾力的な給付設計(ハイブリッド年金)を行い、加入者がリスクを負担する度合いが増す場 合については、例えば資産運用状況の詳細(運用受託機関ごとの資産運用利回り等)について加 入者の代表が確認できることとするなどの対応をしてはどうか。

39 企業年金のガバナンス

関連したドキュメント