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表現をなるたけ生かしながら実際に練習してみるのもおもしろいだろう。

3.5.進んだ段階での利用法

 これは,ある少年のある「一日」の出来事である。映画を十分理解した後 で,次のような利用法が考えられる。

A.登場人物になったつもりで会話をしてみよう。(先生も含め,学習者が 役割を分担すればよい。)

B. この少年になったつもりで全ての行動を言ってみよう。

C. この映画の話をナレートしてみよう。

D. この少年のつもりで今日「一日」のことを日記に書いてみよう。

 他に映画での主題を利用して,次のような主題で会話したり,ナレートし たり,作文を書いてみたりしよう。

E.私のある一日について F.私の楽しい想い出について

G. きれいなもみじ(それに代わるもの)について

 より単純な利用法としては,映画の内容をめぐって教師と学習者が対話す ることが考えられる。映画を繰り返し見る場合には,音声を消して見る方法 もある。ビデオが利用できれぽ,それぞれの役割分担を決めて全く同じ言語 表現を吹き込んでみることもできるし,また全ての言語行動についてナレー ションを加えることもできる。そうした利用ができれぽ,学習者は映像をあ れこれ楽しみながら実際的な日本語力を身につけていくことができよう。

4. おもな参考文献

遠藤織枝 1980「『美しいでした』の功罪」『言語生活』 2月号(338号)

奥津敬一郎 1962 「daとdesu−omosiroi desitaは正しいか一」『日本語  教育』1号

  一 1963 「『ダ』による述部代用化一展成文法への試み一」『日本  語教育』6号

木村公子 1974 「現代語デスの確立」『学習院大学国語国文学会誌』

久野 障 1972 「ノデス」『日本文法研究』 大修館

小島俊夫 1964 「後期江戸語における『デス』・『デアリマス』・『マセン  デシタ』」 「国語学』39号

坂谷裕子 1978 「形容詞につく『です』について」『昭和学院国語国文』

阪田雪子 1977 「日本語の文の構造と文型指導」『講座日本語教育』13号 桜井光昭 1972 「マス(デス)による敬語表現の最低規準」 『学術研究  一国語・国文学編一』21巻

佐治圭三 1972 「『ことだ』と『のだ』」『日本語日本文化』3号 菅野 謙 1964 「『降るでしょう』と『降りましょう』」(講座現代語  6)明治書院

鈴木勝忠 1960 「雑俳ノート『です』」『国語と国文学』

鈴木英夫 1972 「指定の助動詞」『助動詞1』(品詞別日本文法講座7)

辻村敏樹 1964 「面白かったです,面白いでした」『ゆれている文法』

 (口語文法講座 3) 明治書院

土屋信一 1979 「ことばの質問箱」『言語生活』12月号(336号)

  − 1980 「ことぽの質問箱」『言語生活』1月号(337号)

徳川宗賢・宮島達夫 1972 『類義語辞典』東京堂出版 永野 賢 1958 『学校文法概説』 朝倉書店

       一56一

中村通夫 1935「rです』の語史について」『国語国文学』

     1948 「明治初年の東京語」『東京語の性格』

林大1964「ダとナノダ」『口語文法の問題点』(講座現代語6)

明治書院

  一 1964 「『であろう・だろう』の表現価値」『ゆれている文法』

 (口語文法講座 3) 明治書院

原口裕1972「『デス』の推移一活用語に接続する場合一」「静岡女子  大学国文学研究』5号 静岡女子大学国語国文学会

松村 明 1954 『日本文法大辞典』 明治書院

宮地幸一 1969 「助動詞『ます』をめぐる漸移相←う」『短大論叢』36集  関東学院女子短期大学

  一 1969 「助動詞『です』をめぐる漸移相日」『短大論叢』38集  関東学院女子短期大学

  一 1970 「助動詞『です』をめぐる漸移相⇔」『短大論叢』41集  関東学院女子短期大学

望月孝逸 「「だ』の意味的機能」『千葉大学留学生研究報告六』

森田良行 1974 「動詞文について」『講座日本語教育』10号   一 1976 「文型について」『講座日本語教育』12号 文部省 1952『これからの敬語』

山口佳也 1975 「『のだ』の文について」『国文学研究』56 早稲田大学 山本正秀 1972 「『デス』の普及について」『近世・近代のことばと文学』

吉川泰雄 1629 「助動詞『です』の発達について」『近代語誌』

  − 1962 「デスの起源について」『国学院雑誌』

吉田金彦 1971 「『です』の特質」『現代語助動詞の史的研究』

和久井生一 1972 「日本語研究・『です』論考H」r拓殖大学論集』86   − 1972 「日本語研究・『です』論考⇔」『拓殖大学論集』88       −57一

 和田利政 1964 「『よい』と『いい』」『ゆれている文法』(口語文法講座   3) 明治書院

 なお形容詞,形容動詞に関しては本解説書3及び6,またそれぞれの参考 文献を参照されたい。

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