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ドキュメント内 圏圏圏野比㎞ (ページ 36-39)

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討を行った。BPD細胞、および野生型βカテニンを発現する:BPD細胞をそれぞれネガテ ィブおよびポジティブコントロールとして用いて、変異体の転写活性について検討した(図 13・B)。Wnt非添加状態において、全ての変異体導入細胞で野生型βカテニンと比較して転 写活性の上昇は見られなかった。一方Wnt添加状態においては、 Y86のみに変異を加えた

βカテニンを発現する細胞で、野生型βカテニンと同様の転写活性が見られたものの、Y64 に変異を加えたβカテニンを発現する細胞では、野生型βカテニンと比較して転写活性の 減少が見られた。このことから、Y64がWntシグナル系においてなんらかの影響を与える 可能性が考えられた。ただY64をフェニルアラニン、グルタミン酸に置換したβカテニン を発現する両方の細胞で活性が下がることから、リン酸化の影響ではない可能性が考えら れた。しかし今回の研究では、同じ変異体発現細胞であってもクローンによって転写活性 に差が見られ、Y86、 Y142の変異体でも、野生型βカテニンと比較して転写活性の減少が 確認された。このことから、βカテニンのN末端領域がWntシグナルにおける転写活性の 上昇に影響を与える可能性が考えられた。

3・11Wntシグナルにおけるβカテニン,N末端領域の関与

 N末端領域に存在するチロシンに変異を加えたβカテニンが、Wntシグナルにおける転 写活性の上昇に影響を与える可能性が考えられたので、N末端領域欠損βカテニン(△N)を 用いてWntシグナルにおけるβカテニンN末端領域の関与について検討を行った。まず BPD細胞に△Nを一過性に発現させ、転写活性への影響を調べた。発現量を確認したとこ ろ、野生型βカテニンと同等の発現量を示した(図13−A)。GFP:および野生型βカテニンを それぞれネガティブおよびポジティブコントロールとして用い、変異体の転写活性を調べ た。その結果、△Nを発現させたときの転写活性は、野生型βカテニンと比較してほぼ同等 の活性を示した。このことから、転写因子としての機能にβカテニンのN末端領域は必要 でないということが示された。つづいて、△Nを安定に発現するBPD細胞を用いて、 Wnt シグナルに対する反応性について検討した。BPD細胞および野生型βカテニンを安定に発 現するBP:D細胞をそれぞれネガティブおよびポジティブコントロールとして用い、変異体 の転写活性について検討した(図13・B)。その結果、△Nを導入した細胞はWnt刺激に反応 せず、刺激を行ってない細胞と比べて転写活性の上昇が見られなかった。クローニングに

よる影響が考えられたので、5つのクローンについて確認したが、全てのクローンで同様の 結果が得られた。このことから、βカテニンのN末端領域がWnt刺激によるβカテニンの

活性化に必要である可能性が考えられた。

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