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一 、 仏教福祉研究

ドキュメント内 教化研究 No.10 (ページ 36-41)

一 一

議論を重ねてきた︒

﹃仏教福祉

は浄土宗内に限らず︑仏教界全体の福祉 活動を視野に入れて編集を行ってきた︒また︑公開ある いは誌上シンポジウムを毎年行い

その内容を研究誌に 掲載した︒編集方針として︑単なる学術雑誌を目指すの ではなく︑広く仏教福祉とは何かを問いかけ︑

聞かれた

仏教福祉研究の先進的役割を果たすことを目的としてい

﹃浄土宗福祉総覧﹄は戦前 る

よりの浄土

宗関係の社会福 祉施設二十七法人を網羅し

その歴史・活動を中心とし て宗内における社会福祉実践活動を紹介している︒これ についても︑刊行次第宗内全寺院に配布の予定である︒

また︑戦後に創設された社会福祉関係施設については

﹃仏教福祉﹄四号以降で随時紹介していく予定である︒

以上

期四年にわたる本プロジェクトを締めくくる

にあ

たり

﹃仏教福祉

に玉稿をお寄せいただいた方々 シンポジウムのパネラーとして貴重なご意見を頂戴した 宗内外の諸先生

︑﹃

浄土宗福祉総覧

﹄刊行に向けての調査

にご協力いただいた宗内の社会福祉施設の皆様に御礼を 申し上げるとともに

シンポジウム開催にあた

って運営

にご協力いただいた浄土宗総合研究所の研究員各住に感

謝し

たい

︒ なお︑最後に本プロジェクトのメンバーを記し︑結ぴ

とし

たい

研究代表長谷川

匡俊(客員教授) プロジェクトメンバー(五十音順)

安藤

和彦

石川到覚

上田千年

梅原基雄

小此木輝之

落合崇志

金子光

硯川民旬

事務担当

坂上雅翁(嘱託研究員)

②生命倫理・人権・環境問題研究

l

布教資料 ﹁ 浄土教 と

い の ちをめ

ぐ っ

て ① ﹂

はじめに

平成四年︑他宗に先駆けて当研究所が脳死

・臓器移植

問題に対する答申﹁脳死・臓器移植問題に対する報告﹂

を発表し(﹃浄土宗総合研究所報﹄

三︑平成五年)︑各種 関係機関から大きな注目を浴びた︒

その

他︑

環 境 問 題 (﹃ 布教資料第七集・環境問題への視

座﹄

平成

五年

﹃布教資料第八集・仏教と自然﹄平成六年) やターミナルケア(﹃布教資料第九集・ターミナルケアの 手引き﹄平成八年)などへの取り組みをはじめ多くの成 果を挙げてきた当研究所生命倫理

研究班が発展的に解消

し︑平成十年四月から生命倫理

・人権・環境問題研究班

として再編された︒

近年︑脳死・

臓器移植法案の国会通過やその実施︑遺

編集

!

AV

44

. 

康 J I 頂

伝子操作・遺伝子治療・減数治療・クローン生物誕生な

ど先端医療や科学をめぐる問題︑環境問題

︑学級崩壊に

代表される家庭・教育現場・社会システムの急激な変容

など 仏教者︑就中︑

浄土宗僧侶が対面してしていかね ばならない問題は急増している︒それに伴い

マス

コミ

をはじめとする各種機関から︑大量しかも無秩序に放出 される情報量は膨大となっている︒ 当研究班では︑こうした各種諸問題の推移を常に注視

して

たき

が︑

一個人では容易になし得ないこうした問題

をめぐる情報を収集・整理し︑広く浄土宗僧侶の布教

教化の実践に有益な小冊子編集の必要性を痛感してきた

もちろん︑当研究所に寄せられたそうした要望も後を絶

たな

い︒

そこで︑当研究班は

﹁浄土教といのちをめぐって﹂と

題した﹃布教資料

をシリーズ

して編集

・発行し︑こ

れらの諸問題に対して取り組むこととなった︒

﹁浄土教といのちをめ

って

①﹂編集

現在のいのちをめぐる各種諸問題に対して︑私たち浄 土宗僧侶はいかに対処してゆくべきか︒

本冊子はこうしたコンセプトでの編集を心がけている

もちろん︑本来ならば前掲したすべての諸問題を網羅的 に一書に取り上げてまとめていくべきであろうが︑人 的・時間的制約などから︑特に今回は児童

・青少年

・壮

年・老年と時間を追

って噴出する諸問題に絞って

以下

のような項目を取り上げて構成することとなった︒

*執筆項目と執筆担当者

①児童虐待をめぐって

鷲見定信

②しつけ(学級崩壊)問題

佐藤良文

③いじめ問題

林田康順

④不登校について

⑤中高生の性問題

⑥堕胎をめぐって

⑦結婚

・離婚をめぐって

③高齢者の介護について

⑨高齢者をめぐる諸問題

武田道生 大室照道

長谷 戸松義晴

川岱潤

落合崇志 佐藤雅彦

執筆にあたり︑各担当者にはおおよそ以下のような

①事実の提示 段階を追つての構成となるよう依頼した︒

当該問題に関連する情報を収集︑整理する︒当該問題 に関する白書︑あるいは各種新聞などから発信されてい

を取捨選択して整理を施す︒ るインタ

ネットを通じて事例を集め︑有益となる資料

②背景の分析︒

当該問題をもたらす背景の分析︒

③視点

・実践の提示︒

仏教者であり浄土宗僧侶である私たちが当該問題に取

り組むべき視点︑果たすべき役割︑実践すべき取り組み

方などについての提示︒

現在︑こうした方針の下︑各自草稿を持ちあ

って数度

の読み合わ

せを

重ね

︑ 一書としての体裁を調えている︒

もちろん読み合わせは︑あくまでも意見交換の場であ

て︑各自の分担内容の性質いかんによって各段階の重み のつけ方︑背景の分析や問題に取り組むべき視点・実践 の提示については自ずと異なることとなろう

︒また

体的なボリュームから各自の執筆分量は六千字(原稿用

紙十五枚)程度を目安としている︒

本小冊子の発行を通じ現代社会に惹起する各種諸問

題に対して浄土宗僧侶が各自で判断していく新たなきっ

かけとなり

その問題に取り組んでいくたたき台となっ てくれることを祈念している︒

なお︑近々に発行される本小冊子で取り上げられなか った諸問題については︑今後第二集︑第三集として続刊 全

してゆく予定である︒大方の諸賢のご叱正とご教導をお

寄せいただければ幸いである︒

ドキュメント内 教化研究 No.10 (ページ 36-41)

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