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ドキュメント内 100320表紙.pdf (ページ 59-132)

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d. 利用者の利便性と景観調和のためピクトグラムは統一されたものを用いる。詳細をマニュ アルに規定する。

e. 色彩は「色彩計画」によることを基本とし、マニュアルに指定する。

f. インターネット、ホームページ上の電子情報との統一をはかる。

3-9 ユニバーサルデザイン 

3-9-1 ユニバーサルデザインの導入

ユニバーサルデザインという概念は、国籍や民族、人種や貧富の差、障がいの有無、性別、

年齢も加えたあらゆる格差を超え、等しく社会的な参画の機会を実現するために、制度(ソ フト)面と施設(ハード)面を整えようという概念と運動である。

教育の機会均等を実現し、大学の知的資産を最大限に活用するためにはユニバーサルデ ザインの概念に基づいたキャンパス整備が必要である。

都市に開かれたキャンパスとして、一般市民の利用を受け入れてきたキャンパスが、既 に公共性を帯びており、地域のユニバーサルデザインの実現に寄与しなければならないこ とは当然である。名古屋大学はこれまでも、様々な国籍や民族、人種や貧富の差、さまざ まな障がいを持つ学生や研究生を、既に多く受け入れており、また雇用促進法にもとづく 職員を雇用する努力をしてきている。

キャンパス内で研究教育や業務に携わる人々、大学に訪れる全ての人々がストレスを感 じることなく過ごすことができる環境整備が求められる。

3-9-2 男女共同参画、ワークライフ・バランス

本学は、2001 年に「名古屋大学における男女共同参画を推進するための提言」を評議会 で決定し、「男女共同参画の形成に資する施策を実施することが本学の最重要課題である」

と位置付けている。性別によらず、すべての構成員がワークライフ・バランスを保ちながら、

仕事・研究と生活とを充実させ、教育や研究の現場において実力をいかんなく発揮できる ことは、本学の活性化につながり、優れた人材の輩出や優れた研究の推進に寄与するもの である。よって、未来のキャンパスの在り方を考えるときには、男女共同参画・ワークラ イフ・バランス視点にたったプランニングを行うことが、極めて重要である。

さらに少子高齢化社会の我が国では、介護と仕事の両立も大きな課題であるため、この ような多様なニーズに応えられるキャンパスづくりが重要である。

多様な人材が活躍できるキャンパスにこそ、柔軟な発想や学問や教育を飛躍させる原動 力がある。男女共同参画推進・ワークライフ・バランスの向上に資するキャンパスづくり を通して、性別だけでなく、人種・国籍・宗教・年齢の違いや障がいの有無などによる多 様な人材の多様な価値観を大切にするキャンパスづくりを目指す。 

東山キャンパス 大幸キャンパス鶴舞キャンパス

耐震+機能改修計画建物再開発新築計画建物 機能改修計画建物 キャ等外構の整備

運用の見直等対象建物

ベル賞通り(仮称)の整備 ベルの再整備

工学部4,7号館地区再開発 中央操作室給水設備の統合

附属中高の 整備指針検討

古川記念館 機能改修 工学部6号館  機能改修

信プラザ(仮称) の整備

豊田講堂博物館の積極的活用

実験実習工場耐震改修 基礎研究棟2期 旧本館の活用

法科大学院棟の整備

体育館 耐震改修 全学共用教育研究 施設の見直

旧核研跡地再開発

職員会 耐震改修

地球水循環研究 セ機能改修

農学部講義棟 耐震改修 強放射能特別実験棟 耐震改修

安全安心な教育研究環境

快適で安全なープペー

低炭素 地域に開かれた 国際化への対応G30対応 世界最先端の教育研究拠点 安定的な確保

遊歩道の整備 緑地

生態系の保全 園・学 施設の充足

循環的省ネ改修の実施 生態系の保全駐輪場の整備 防犯の強化 学生や来訪者のための創出 産官学連携の充実 歴史的景観の維持 外国人学生研究者の宿舎整備 国際化拠点の確保

ーサルデ女共同参画 動物実験施設の整備

ネルの計量導入 31m規制の緩和 耐震安全性の確保 老朽設備の計画的修繕 の安全性確保

共同溝の整備 全学共用教育研究施設の運用見直 の導入

再生可能エルギーの積極的利用 の明確化の伝達 自転車シ

公共交通機関利用の促進

廃棄物の減量化 化学物質実験排水の管理 災害対策の一層の整備  講義室の一元管理新たな組織の確保

食堂のの充足 ベル周辺への共用施設の集約化 掲示板案内板の英語表記

キャスミ学内施設の地域開放へのみ作 実験専用建物の整備集約 緑地率の緩和 図4-1 アクションプラン〜6年間の実行計画

ここでは、30 年を見据えたキャンパス・フレームワークプ ランに対して、6 年間の中期で取り組むべき、キャンパス・ア クションプランを示す。

本章各項の「実施計画」では整備レベルを下記の①〜③のよ うに設定した。

①新規投資を伴う整備 :概算要求か外部資金の投入を伴う 整備項目

②学内予算による整備 :学内予算にて行う整備項目

③運用対応      :予算化はせず、運用を変えること で実現される項目

本キャンパス・アクションプランをベースとして、「キャン パス内で重要と思われる整備項目」について広く構成員にアン

4

Chapter

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4-1 低炭素エコキャンパス・アクションプラン

4-1-1 省エネ・環境負荷低減計画

(1)長期的な目標

名古屋大学は「自らが環境に及ぼす影響を客観的に把握し、環境負荷削減のための総合的・

体系的な対策を行う」ことを環境基本方針のひとつとしている。

この方針に基づき、積極的かつ大胆に、CO2の削減や省エネ活動等の地球環境保全対策 に取り組むことは、大学の社会的責任として必要不可欠であり、光熱水費の削減による大 学経営への貢献にもつながるものである。

今後、さらなる教育研究の活性化と地球環境保全対策推進という、エネルギー消費の観 点からは、相矛盾した二つの目標を達成するために、名古屋大学の研究成果を積極的に活 用する等、他大学等の目標となる低炭素エコキャンパスの実現を目指す。

中期的には、2014 年時点で 2005 年比 20%を超える CO2排出量削減を目指す。目標実現 のために、省エネ推進体制の整備や資金の確保を図り、省エネとコスト縮減のための省エ ネ改修投資を実施する。また、省エネを推進するには、大学構成員個々人の省エネ意識の 醸成が一番重要であるので、構成員がより省エネの意識を高め、エネルギー使用を自らが 自覚して削減するための教育・仕組みを構築する。

(2)点検評価と課題

① 名古屋大学のエネルギー使用実態

名古屋大学は年間約 8 万 t の CO2を排出している。東山キャンパスは、名古屋市におけ る工場等を除く業務部門の事業所で最大の排出者であり、鶴舞キャンパスは 2 番目の排出 者である。このことは、名古屋大学の教育・研究の活性度が高いことを示しているが、反面、

多消費型のエネルギー使用形態であることも示している。そのため、本学の CO2排出量の 社会に与える影響は大きく、その責任を痛感すべきである。

また、電力消費量は、大学全体で年間約 1.2 億 KWh であり、これは標準世帯約 22,000 世帯分にも及ぶ消費量である。東山・鶴舞における電気・ガスの使用量は、2008 年時点で 1990 年比 2 倍以上に増加しており、政府が掲げる 2020 年に温室効果ガスを 1990 年比で 25%削減するという目標の達成は、大学における今後の教育・研究の進展や大学のエネル ギー使用構造 ( 電気・天然ガス主体 ) 等を勘案すると、かなり困難な状況にある。

② エネルギー使用量削減のための取り組み

ここ数年で、中央図書館 ・ 医学系研究科附属医学教育研究支援センター ( 実験動物部門 ) で ESCO 事業導入により大幅なエネルギー使用量の削減を実現している。さらに病院全体

の ESCO 事業を推進し、より規模の大きい CO2削減を図る計画である。改修・新営工事や 通年の営繕工事等では、断熱の強化、ペアガラスの採用、屋上の遮熱塗装、Hf 蛍光灯や LED 照明器具等効率的な照明器具への更新、高効率変圧器への更新、高効率空調機への更新、

空調機の ON・OFF 制御や設定温度制御、換気量の制御、各種電気設備機器の待機電力節電 や人感センサーの設置による無駄な電気使用の削減等々、建築・設備におけるハード面で の対応による CO2排出量削減に取り組んできた。また、電力デマンド抑制のための各部局 の省エネ推進者への学内メール発信や空調停止依頼、夏期・冬期省エネキャンペーンの実施、

夏季一斉休暇の規定化といったソフト面での対策も積極的に実施している。

今後は、実験・研究設備の省エネ化が重要な課題のひとつである。冷却水の適正水量の 制御、ドラフトチャンバーのインバータ制御、クリーンルーム等の換気・空調制御等々を 推進することが必要であり、大学の教育・研究を進展させるためには、避けて通れない課 題である。 

③ エネルギーマネジメントの取り組みに対する外部評価

こうした取り組みにより、床面積当たり原単位でのエネルギー使用量は 2005 年度以降 毎年 1%以上の削減を実現し、建物床面積の増加にもかかわらず、エネルギー総使用量は 2005 年度のレベルを維持している。また、これらの取り組みは、省エネルギー優秀事例経 済産業大臣賞、愛知環境賞優秀賞、名古屋市エコ事業所優秀賞を受賞するなど高い評価を 得ている。しかし、省エネ法の改正や、東京都に準じる厳しい CO2排出規制の条例制定など、

社会的な要請は厳しさを増すことが予想される。受賞に恥じない実態を伴った対策を施す とともに、省エネ等の活動を高いレベルで持続的に実施することが最も重要である。

④ エネルギー使用状況の一元的把握と戦略の必要性

名古屋大学では、部局単位でのエネルギー消費量を把握しており、ホームページ等で団 地やブロック単位での実態を公表している。しかし、環境負荷削減に向けた全学的・総合 的な対策を実施するためには、より詳細なエネルギー使用状況の把握と公表、使用実態に 基づく分析を一元的に行うことのできるシステムの構築が必要である。同時に、分析結果 に基づく総合的な省エネ戦略を立案し、対策を実施するための全学的な体制や規定作りが 必要である。

⑤ 省エネ活動の見える化と構成員の意識変革

こうした状況や取り組みを多くの大学構成員が知らない、あるいは、人ごとのように認 識していることが大きな問題である。このため、省エネ活動等のより一層の見える化に取 り組まなければならない。先端的研究の活性化という大義名分も、社会的な制約のなかで 達成しなければならないことを認識しなければならない。また、大学は研究面で環境対策 への貢献を行うと同時に、大学自らが率先して導入・実現することが、地域社会や企業等 に還元可能なモデルとなり得る。産官学民によるサスティナブル社会実現への道筋を示す ことも必要である。

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