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ヶ月以内の 問題症例の対処が困難

ドキュメント内 VA機能不全に対するPTA法の進歩と課題 (ページ 67-86)

MC

現状では紹介される 3 ヶ月以内の 問題症例の対処が困難

(紹介される問題症例)

1) 短期再来が困難な患者が、紹介先医院もしくは他の総 合病院にて、 3 ヶ月以内に PTA を行った患者が遠方から 来院する。

2) 年間 PTA を 4 回以上行っているが、再建術では人工 血管等を拒否している紹介患者。

(医師と患者の双方がアクセス医を

shopping している。)

3 ヶ月以内に行った VAIVT 症例数の割合

期間 全症例数 3ヶ月以内 実施VAIVT数

比率

(%)

AVF

2010/9/1 ~ 2012/3/31 199 56 28.1

2012/4/1 ~ 2013/3/31 179 34 19.0

2013/4/1 ~ 2014/3/31 235 69 29.4

2014/4/1 ~ 2015/3/31 308 148 48.0

2015/4/1 ~ 2015/8/31 98 23 23.5

AVG

2010/9/1 ~ 2012/3/31 137 44 32.1

2012/4/1 ~ 2013/3/31 98 16 16.3

2013/4/1 ~ 2014/3/31 94 36 38.3

2014/4/1 ~ 2015/3/31 98 40 40.8

2015/4/1 ~ 2015/8/31 42 3 7.1

期間:2010年9月~2015年8月

「 3 ヶ月ルールを取り巻く状況」

#1 device のコストは低下している。

#2 3 ヶ月以内だと低額手技料( 3130 点)かつ device cost free で 行う問題点(包括医療ではない) 公的病院か私的病院か で、治療方針に違いが生じるのではないか。

#3 このルールは、治療方針の決定者による単回の手技では なく、患者の将来的治療方針に考慮することを委ねている。

#4 VAIVT の根幹は、血管のロスを最小限にしていくことである

が、年齢や患者の状態を考慮した将来のアクセスも視野に

入れておくべきである。

3 ヶ月ルールの考え方

3 ヶ月ルールによる損失分は、手技料が 6 倍

になったことでその割合をすくなくするための

努力、すなわち開存期間を延長させる device

の選択や拡張法の工夫によって包括吸収で

きると考えられる。

図3:2015年月別閉塞症例数(VA外来)

7 6 6

2

9 10 10

13

9

5

8 9

0 2 4 6 8 10 12 14

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

・他施設: 82 例

・維持患者: 12 例 年間閉塞数: 94 例

図4:2015年福岡県月別平均気温(参考データ:気象庁HP)

7.9 7.6

11.1

16.2

20.7 22.6

26 27.4

23.2

18.9 16

10.3

0 5 10 15 20 25 30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

7 6 6

2

9 10 10

13

9

5

8 9

7.9 7.6

11.1

16.2

20.7 22.6

26 27.4

23.2

18.9

16

10.3

0 5 10 15 20 25 30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 閉塞症例数 平均気温

図5:2015年月別の平均気温と閉塞数

(℃/症例)

• 平均気温の上昇とともに閉塞数も上昇。

• 気温の最も高い8月に閉塞数が最も多い。

• 冬場に閉塞数が再上昇。

7 6 6

2

9 10 10 13

9

5 8 9

7.9 7.6

11.1

16.2

20.7 22.6

26 27.4

23.2

18.9 16

10.3

0 5 10 15 20 25 30

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

閉塞症例数 平均気温

図8:2015年月別平均気温と閉塞数

• 冬場に閉塞数が再上昇。

DW が夏(痩せていた時期)のまま。

食欲が増して太ったら、 DW は上げましょう。

22例中13 が体液不足

患者指導(水分管理)

※夏場の食欲低下や夏バテにより、 DW を下げるのは当然ですが

• 季節(気温)に応じた、柔軟な水分補給の指導が必要。

• 脱水による体のしくみ、VAとの関わりを理解してもらう。

• 自身の発汗量を把握し、適切な水分補給を促す。

VA外来や透析室での

適切な指導が閉塞軽減へのカギ

DWの見極め

• 心胸比(胸部レントゲン)

• 血圧(自宅・透析中)

• 血液データ( h-ANP 、 BNP など)

• 浮腫(手指・下肢)

• 吊り(手指・下肢)

• 血液濃縮(透析後半)

• 透析後シャント音

• 心胸比(胸部レントゲン)

• 血圧(自宅・透析中)

• 血液データ( h-ANP 、 BNP など)

• 浮腫(手指・下肢)

• 吊り(手指・下肢)

• 血液濃縮(透析後半)

• 透析後シャント音

多くの施設が 見極め項目

• BCM測定 当院で追加した項目

BCM®は電気抵抗の原理を使った体組成分析装置である。

体内に微弱な電流を流し、その電気抵抗を利用して水分量や体脂肪、筋肉量を間接 的に求める最新の方法が採用されている。

家庭用体脂肪計を想像するとわかりやすい。

BCM( BodyCompositionMonitor :体組成計)

電気は水分に沿って流れ、水分の量によって伝導性が違う。

・脂肪の多い人(筋肉の少ない人)⇒電気抵抗値が大きい

・脂肪の少ない人(筋肉の多い人)⇒電気抵抗値が小さい

この電気抵抗値の違いを元に分析し、数値で示される。

プレゼニウスメディカル社製 BCM

BCM検査

透析後の下大静脈径の測定 心胸郭比

血圧

DWの指標

318.23 307.3

348.08

391.78 396.98

375

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450

全体 AVF AVG

3ヶ月以内 3ヶ月以降

(mℓ/分)

** *** n.s.

〔mean±SE〕

** : p<0.01

*** :p<0.001

PTA 施行時の流量比較

レセプト請求例の流量比較

373.68 374.67 370.41

312.39

299.06

342.93

0 50 100 150 200 250 300 350 400 450

全体 AVF AVG

レセプト請求(+) レセプト請求(-)

* *

n.s.

〔mean±SE〕

* : p<0.05

179件 131件 48件

203件 155件 48件

280件 215件

65件

102件 71件 31件

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

全体 AVF AVG

3ヶ月以内 3ヶ月以降 レセプト請求(+) レセプト請求(-)

PTA の施行とレセプト請求の実態( 2014 年)

53%

47%

54%

46%

50%

50%

27%

73%

25%

75%

32%

68%

53%

47%

54%

46%

50%

50%

27%

73%

25%

75%

32%

68%

11 9

2

129 89 40

129

87

42

11 11

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

全体 AVF AVG

3ヶ月以内 3ヶ月以降 レセプト請求(+) レセプト請求(-)

Fig.3 PTA の施行とレセプト請求の実態( 2015 年4月~ 8 月)

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