Pro Tools LE には、さまざまな種 類のルーラー が 用意 され てお り、目的 の場 所へ のナ ビゲ ー ションの目安として使用できます。
タイムベース・ルーラー
編集ウィンドウの上部に表示されるタイムベー ス・ル ー ラ ー に は、選 択 肢 と し て 小 節:拍
(Bars:Beats)、分:秒(Minutes:Seconds)、およ びサンプル(Samples)の3 種類が用意されてい ます。選 択したタ イムベー スに従っ てメイン・
カ ウン ター が表 示さ れ、編集 ウィ ンド ウと グ リッドの基本単位となります。
タイムベース・ルーラーの形式を選択するに は:
■ 編集ウィンドウの左上にあるルーラーの名前 をクリックします。
コンダクター・ルーラー
コンダクター・ルーラーはタイムベース・ルー ラーの下 に表示され、テンポ(Tempo)、拍子
(Meter)、およびマーカー(Markers)の 3 種類 が 用意 され てい ま す。拍 子(Meter)とテン ポ
(Tempo)のルーラーには、セッションの変拍子
(拍子の変更)とテンポ・チェンジ(テンポの変 更)が そ れ ぞ れ表 示 さ れ ま す。 マ ー カ ー
(Markers)ルーラ ーに はマー カー が表 示され、
重要なポイントの目印として使用できます。
テンポの設定
テンポ・ルーラーに用意されているソング・ス タート・マーカーを使うと、セッションのテン ポを設定できます。
ソング・スタート・マーカーを使って、
セッションのテンポを設定するには:
1 テンポ(Tempo)ルーラー上のソング・
スタート・マーカーをダブルクリックしま す。
2 [テンポ変更(Tempo Change)]ダイアログ が 表示されたら、[BPM]フィール ドに目 的のテンポ(1 分当たりの拍数)を入力す る と、セッションのデフォルト・テンポ・
イベントに置き換わります。
3 通常では、4 分音符を基準にして BPM が 算 出 さ れ ま す が、[レ ゾ リ ュ ー シ ョ ン
(Resolution)]ポップアップメニューで、こ の音価を変更することもできます。
4 最後に[OK]をクリックします。
タイムベース・ルーラーを選択する
ソング・スタート・マーカー
[テンポ変更(Tempo Change)]ダイアログ ソング・
スタート・
マーカー
Click プラグインによる テンポの設定
Click プラグインを使うと、セッションの再生中 に クリ ック 音 を鳴 ら すこ とが で きま す。こ れ は、演 奏を レコ ーデ ィン グす ると きに メト ロ ノームとして利用できます。
Click プラグインでは、テンポ・チェンジや変拍 子(拍子の変更)などの情報が Pro Tools のセッ ションから読み取られ、これらの変化に応じて テンポや拍子も変化します。
Click のパラメーター
MIDI IN(LED):テンポ/拍子情報を Pro Tools から受信するごとに、この LED が点灯します。
ACCENTED:アクセントつきの拍(小節の第 1 拍)の出力レベルを調整します。
UNACCENTED:アクセントなしの拍の出力レ ベルを調整します。
Click プラグインを使用するには:
1 [オ プ シ ョ ン(Options)]>[ク リ ッ ク
(Click)]を選 び、[ク リッ ク オプ ショ ン
(Click option)]ダイアログを開きます。
あ る いは、トラ ンス ポー ト・ウ ィン ドウ の ク リ ック(メト ロノ ーム)ボタ ンを クリ ッ クします。
2 新規の Aux 入力トラック(モノ)を作成し ます。
3 Click プラグインを Aux 入力トラックにイ ンサートします。
4 Click のプラグイン・ウィンドウのライブ ラリアン・メニューからプリセットされて いる音色を選択します。プラグインを最初 に イ ン サ ー ト した 時 点 で は、[フ ァ ク ト リーデフォルト(factory default)]と表示 されます。
5 [設定(Setup)]>[クリック ...(Click...)] を 選 び、[ク リッ ク / カ ウ ン トオ フ オ プ ション(Click/Countoff options)]ダイアロ グを開きます。
Click プラグインは、Pro Tools のトラッ クにインサートして使用できます。この 点については、107 ページの『プラグイ ン』を参照してください。
Click プラグイン
トランスポート・ウィンドウの クリック・コントロール
Click の音色を選択する
メトロノーム・クリック・ボタン
6 最後に[OK]をクリックします。
7 プレイバックを開始します。セッションの テ ン ポお よび 拍 子の 設定、な らび に[ク リ ッ ク / カ ウ ン ト オ フ オ プ シ ョ ン
(Click/Countoff Options)]ダイアログの設 定に応じてクリック音が生成されます。
外部 MIDI クリックによるテンポの 設定
Pro Tools では、外部の MIDI ディバイスを使っ て、ク リッ ク 音を 鳴 ら すこ と もで き ます。ク リック音については、トランスポート・ウィン ドウでオン/オフを切り換えることができ、[ク リ ッ ク / カ ウ ン ト オ フ オ プ シ ョ ン
(Click/Countoff Options)]ダイアログを使うと、
クリック音のさまざまなオプションを設定でき ます。
外部の MIDI クリックを使って、テンポを 設定するには:
1 [設定(Setup)]>[クリック ...(Click...)] を選びます。
2 ダイアログが表示されたら、使用する MIDI 音源に応じてパラメーターを設定します。
3 [アウトプット(Output)]ポップアップメ ニューで目的の MIDI音源を選択してから、
[OK]をクリックします。
このダイアログの[ノート(Note)]
[ベロシティ(Velocity)][デュレー ション(Duration)]および[アウト プット(Output)]については、MIDI ディバイスのクリックを使用するとき の設定項目であり、Click プラグインに は影響を与えません。
[クリック/カウントオプション
(Click/Countoff Options)]ダイアログ
MIDI インターフェイスに接続している MIDI ディバイスの識別方法や設定方法 については、Windows システムでは 129 ページの『MIDI スタジオ設定
(Windows のみ)』、Macintosh システム では 135 ページの『Audio MIDI 設定
(Mac OS X のみ)』をそれぞれ参照して ください。
4 ここで設定したクリック音については、ト ラ ンス ポー ト・ウィ ンド ウの メト ロノ ー ム・ボタンで、レコーディングまたはプレ イ バッ クの あい だに実 際に 鳴ら すか どう かを切り換えることができます。
セッションの保存
一般 のアプリ ケーショ ンと同じ ように、「保存」
という 作業は、作業が終 わった時 点で実行 する もので はなく、作業の途 中で頻繁 に行うべ きも ので す。も ちろん、作業 が終わ ってコ ンピ ュー タ ーを 終了 する 前に も、保 存作 業は 必要 です。
セッションを保存するには、大きく分けて、次の 3 つの方法があります。
セッションを保存するには:
■[フ ァ イル(File)]メ ニュ ー か ら[上 書 き保 存
(Save)][別名で保存 ...(Save As...)]または[コ ピーを保存 ...(Save Copy In...)]を選びます。
上書き保存(Save):この コマンド は、通常の
「保存」コマン ドと基 本的に同 じもの で、セッ ションの内容を上書き保存できます。
別名で保存 ...(Save As...):このコマンドは、
通常の「別名で保存(名前を付けて保存)」コマ ンドと基本的に同じもので、セッションの内容 を 別の バー ジ ョン と して 保存 で きま す。元 の セッションをそのまま残しておいて、別のアレ ンジを試してみたいときに便利です。
コピーを保存 ...(Save Copy In...):こ の コ マ ンドでは、セッション・ファイルに加え、付随 するオーディオ・ファイルのコピーをいっしょ に保存でき ます。セッションをアー カイブした り、別のシステムにトランスファーしたり、サ ンプル・レートを変換して保存し直したりする のに便利です。
システム・リソースの有効活用
Pro Tools LE で は、コンピューターの CPU を 使 っ て オ ー デ ィ オ が 処 理 さ れ る た め、コ ン ピューターの処理速度などの要因に応じて設定 を変更すると、システム全体のパフォーマンス を最適化できます。
[プレイバックエンジン(Playback Engine) ]ダイアログ
通常では、デフォルト設定のままで使用できる ようになっていますが、このダイアログを使う と、優先する要素に応じて CPU パワーの配分を 変更できます。
[プレイバックエンジン]ダイアログを 開くには:
■[設定(Setup)]>[プレイバックエンジン ...
(Playback Engine...)]を選びます。
詳細については、27 ページの『Pro Tools LE の 起動と基本設定の方法』を参照してください。
トランスポート・ウィンドウの クリック・コントロール
メトロノーム・クリック・ボタン
[プレイバックエンジン(Playback Engine)]
ダイアログ(Pro Tools LE システム)
システム使用状況(System Usage)ウィ ンドウ
システム使用状況ウィンドウでは、コンピュー ター・システムへの負担の度合いを大まかに把 握できます。
システム使用状況(System Usage)ウィンド ウを表示するには:
■[ウィンドウ(Window)]>[シス テム使用状況
(System Usage)]を選択します。
トランスポート・コントロール
トラ ンス ポー ト(Transport)ウィ ンド ウでは、
プレイバック/レコーディングの開始/停止な ど、ProTools のトランスポートをコントロール できます。こ のウィンドウは、省略 /展開表示 を 切り 換え るこ とで、画 面に 表示 する コン ト ロールを隠したり、表示したりすることができ ます。
トランスポート・ウィンドウに 表示するセクションを選択するには:
■[ウ ィ ン ド ウ(Window)]>[ト ラ ン ス ポ ー ト
(Transport)]を選択します。
トランスポート・ウィンドウに表示するセク ションを選択するには:
■ ま ず[表 示(View)]>[ト ラ ン ス ポ ー ト
(Transport)]を選び、次にサブメニューから目 的のセクションを選択します。
このサブメニューを使うと、ウィンドウをコン パクトにまとめたり、拡張して表示したりする ことができます。
トランスポート・ウィンドウでは、再生/停止 など のトラン スポート・コ ントロー ルに加え、
プリ/ポスト・ロールやトランスポート・マス ター、タイムライン範囲などを設定できます。
システム使用状況(System Usage)ウィンドウの メーター
トランスポート(Transport)ウィンドウ
(展開表示した例)
Online
(オンライン)
Rewind
(巻き戻し)
Stop
(停止)
Play
(再生)
Record
(録音)
Return To Zero
(最初まで巻き戻し)
Go to End(最後 まで早送り)
Fast Forward
(早送り)