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Windows 10 からの接続

6. リカバリー手順

CloudyⅢシリーズ、SmartNAS2 のリカバリー

CloudyⅢシリーズ、SmartNAS2 について Windows Server IoT 2019 for Storage モデルを初期出荷構成に戻す ための手順について説明します。

この作業で使用するリカバリーISO イメージは DVD サイズ(4.7GB)を超えるため、ISO ファイルを USB メモリに 起動可能な形式で書き込み、従来の DVD の代替として使用する手順を説明しています。

ほかの手段として、各モデル用ユーザーズ・マニュアルに含まれる BMC の操作より、Remote Control → Console Redirection → Launch Console から、KVM over IP を起動、Virtual Media → Virtual Storage → ISO ファイルを指定 → Plug in の手順で ISO ファイルをリモート仮想メディアとして使用したリカバリー操 作も可能です。(後述の「KVM Over IP、バーチャルメディア機能」も参照してください。)

6-1-1.準備部材

・CloudyⅢシリーズ Windows NAS 本体(電源ケーブル)

・VGA(DB9)ディスプレイ (または KVM over IP)

・キーボード (または KVM over IP)

・マウス (または KVM over IP)

・USB メモリ (8GB~32GB、内容は消去されます)

・リカバリーISO イメージファイル (弊社のホームページよりダウンロードしてください)

6-1-2.起動用 USB メモリの作成

※ 本書では USB メモリを作成する端末の OS は Windows 10 Professional で実施しています。

1. Rufus(ルーファス)のソフトウェアを外部 WEB サイトより取得します。

注意 (利用上の責任)

「本書で紹介する Rufus(ルーファス)のソフトウェアはリカバリー手段の例として記載しております が、該当ソフトウェアの動作、安全性についてのサポートおよび保証を行うものではありません。

フリーウェアのダウンロード、利用に関するリスク、運用と結果につきましては、当該ソフトウェア 使用者の責に帰するものであり、その結果発生したいかなる損害において、株式会社ニューテックは 補償をいたしません。」

3. 下記の図を参考に各種設定を行います。

[ISO イメージ] のボタンをクリックし、リカバリー用の ISO イメージファイルを選択します。

4. [スタート] ボタンをクリックします。ファイルのコピーが開始されます。

各種設定項目

・デバイス

作成するブータブル USB メモリを選択

・パーティション構成とターゲットシステムの種類(デフォルト)

MBR BIOS または UEFI-CSM コンピューター用のパーティション構成 注意: Win2019 の場合、UEFI にしてください。

・ファイルシステム(デフォルト)

NTFS

・クラスタサイズ(デフォルト)

4096 バイト

・新しいボリュームのラベル(デフォルト)

任意の名前

・フォーマット設定(デフォルト)

(チェックなし)不良ブロックを検出します

(チェックあり)クイックフォーマット

(チェックあり)ブートディスクを作る

(チェックあり)機能拡張されたラベルとアイコンファイルを作成します

・高度な設定(デフォルト)

(チェックなし)USB 接続の HDD を一覧表示する

(チェックなし)古い BIOS のために修正を追加

(チェックあり)BIOS ID で Rufus の MBR を作る(デフォルト)

5. 準備完了のステータスを確認し、 [閉じる] ボタンをクリックする。

以上で、[起動可能な USB メモリの作成]は完了です。

6-1-3.リカバリー手順(CloudyⅢシリーズ、SmartNAS2)

1. 機材が電源オフ(シャットダウン)した状態から始めます。

2. 背面ポートディスプレイを接続し、キーボードとマウスを USB ポートに接続します。

ミラードライブを搭載したモデルの注意点

・OSリカバリーを行う前に、機器の HDD スロットからミラーユニット以外の HDD を取り外してください。※

これによってデータ領域の HDD に誤って上書きされることがなくなります。

・HDD の取り外し、HDD の取り付けの操作は、機器の電源を必ずオフにして実施してください。

・HDD の取り外し方法は、「Cloudy Ⅲ**** ラックマウント NAS サーバユーザーズマニュアル」から

「ハードディスク(HDD モジュール)の交換方法」を参照してください。

・リカバリー完了後、取り外した HDD を元に戻す必要があります。

・HDD を取り外して起動すると、下記のメッセージが表示され起動が停止する場合、リターンキーなどを 入力して、手動でスキップさせてください。このとき、[C]は入力しないでください。

CloudyⅢ 1U 4bay CloudyⅢ 1U 8bay CloudyⅢ 2U 12bay CloudyⅢ Plus (2U 24bay) CloudyⅢ 4U 36bay USBポート(2.0)

USBポート(3.0)

USBポート(3.0)

CloudyⅢ-LC2 1U 4bay CloudyⅢ-LC2 2U 12bay SmartNAS2 1U 4bay

4. 電源ボタンを押して、起動します。

5. 起動直後 Newtech ロゴマーク表示時に [F11] のキーを押し、表示されたデバイス一覧から、キー ボードの矢印キーで、[UEFI: となっている USB メモリのデバイス]を選択します。

※機器によっては、Newtech ロゴではなく、RAID コントローラーメーカーのロゴの場合があります。

ブートメニューが表示されなかった場合、再起動を行ない、再度本手順を最初から実施して下さい。

6. 起動すると、「キーボードレイアウトの選択」画面が表示されるので、 [Microsoft IME] を選択し ます。

7. [オプションの選択] 画面が表示されるので、 [トラブルシューティング] を選択します。

9. [回復ツール] 画面で [Windows Server] が表示される場合、[Windows Server] を選択します。

10. コマンドプロンプトが表示されます。“R”キーを押し Enter キーで確定。確認メッセージが表示さ れるので、“y”キーを押し、Enter キーで確定すると、リカバリーが開始されます。

11. リカバリーが完了すると、[リカバリーは正常に終了しました。] のメッセージが表示されます。

USB メモリを取り外し、適当なキーを押して下さい。

12. 機器が再起動されます。モデルによってはシャットダウン状態になりますので、HDD をもとの状態に 戻し、再度電源ボタンを押して、機器を起動させて下さい。

以降は、前述の「Windows NAS OS セットアップ」を参照し設定を行なってください。

以上で、[リカバリー手順]は完了です。

Ness1000/Ness4000 シリーズのリカバリー

Ness1000/Ness4000 シリーズ(以下は Ness と呼びます)を初期出荷構成の[Windows Server IoT 2019 for Storage Workgroup]に戻すための手順について説明します。

この作業で使用するリカバリーISO イメージは DVD サイズ(5.9GB)を超えるため、ISO ファイルを USB メモリに 起動可能な形式で書き込み、従来の DVD の代替として使用する手順を説明しています。

6-2-1.準備部材

・Ness 本体(電源ケーブル)

・ディスプレイ(D-Sub15 ピン)

・キーボード

・マウス

・USB メモリ(USB2.0 / 3.0、8GB~32GB、内容は消去されます)

・リカバリーISO イメージファイル(弊社のホームページよりダウンロードしてください)

6-2-2.起動可能な USB メモリの作成

※ 本書では USB メモリを作成する端末の OS は Windows 10 Professional で実施しています。

1. 最新バージョン(2020 年 7 月現在:Ver.3.11)の Rufus(ルーファス)のソフトウェアを外部 WEB サイ トより取得します。

注意 ( 利用上の責任 )

「本書で紹介する Rufus ( ルーファス ) のソフトウェアはリカバリー手段の例として記載しておりますが、

該当ソフトウェアの動作、安全性についてのサポートおよび保証を行うものではありません。

フリーウェアのダウンロード、利用に関するリスク、運用と結果につきましては、当該ソフトウェア使用者の責に帰するもの であり、その結果発生したいかなる損害において、株式会社ニューテックは補償をいたしません。」

2.[rufus-x.xx.exe]のファイルをダブルクリックして、ソフトウェアを起動させます。

3.[ディスクまたは ISO イメージ(選択してください)]を選択し、右部の選択をクリックして、リカバ リー用の ISO イメージファイルを選択します。

4.下部の表を参考に設定が完了したら、スタートを押すとコピーが実行されます。

各種設定項目

・デバイス

作成する USB メモリを選択

・イメージオプション

標準の Windows インストール

・パーティション構成とターゲットシステムの種類(デフォルト) GPT

UEFI(CSM 無効)

・詳細なドライブプロパティ

(チェックなし)USB 接続の HDD を一覧表示 (チェックなし)古い BIOS のために修正を追加 (チェックなし)BIOS ID で Rufus の MBR を作成

・ボリュームラベル 任意の名前

・ファイルシステム NTFS

・クラスタサイズ 4096 バイト

・ボリュームラベル 任意の名前

・フォーマット設定

(チェックあり)クイックフォーマット

(チェックあり)機能拡張されたラベルとアイコンファイルを作成 (チェックなし)不良ブロックを検出

5.コピーが終了したら、準備完了のステータスを確認し、[閉じる]ボタンをクリックします。

6-2-3.リカバリー前のキャッシュ設定確認(Ness4000)

「Ness4000シリーズ ユーザーズ・マニュアル」の「3-6. RAID ボリュームのキャッシュ設定」の手順を参照し て、リカバリー前の設定を確認し、メモを取ってください。リカバリー後に、キャッシュ再設定時に使いま す。

6-2-4.リカバリー手順(Ness1000/Ness4000 シリーズ) リカバリーの注意

・HDD の取り外し、HDD の取り付けの操作は、必ず Ness の電源をオフにして実施します。

・OS リカバリーを行う前に、NAS の HDD スロットからミラーユニットの HDD を取り外して、内蔵 SSD メディアだけの状態にします。

・HDD の取り外し方法は、「Ness1000 シリーズ ユーザーズ・マニュアル」、「Ness4000 シリーズ ユーザー

ズ・マニュアル」から“HDD モジュールの交換方法“を参照してください。

・リカバリー完了後、HDD を元に戻してください。

1.電源オフした状態から始めます。

2.フロント HDD をスロットから抜き、背面にディスプレイ、キーボード、マウス、USB メモリを接続します。

3.前面の電源ボタンを押し、装置を起動させます。起動時に DEL キーを押下し、BIOS 設定画面に入りま す。

4.Ness1000の場合、メニュー[BOOT] → [CSM(Compatibility Support Module)] を[Enabled]に設定 した状態で、メニュー[BOOT] → [Boot Option #1]にて先ほど作成したOSの入ったUEFIのUSB Device[UEFI:---]を選択します。

Ness1100の場合、メニュー[BOOT] → [Boot option filter] → [UEFI and Legacy]の状態で[Boot Option #1]にて先ほど作成したOSの入ったUEFIのUSB Device[UEFI:---]を選択します。

Ness4000の場合、メニュー[BOOT] → [Boot Option #1] にて先ほど作成したOSの入ったUEFIのUSB Device[UEFI:---]を選択します。

Ness1000

Ness1100

Ness4000

5.メニュー[Save & Exit] → [Save Changes and Reset]を選択して、設定を保存して再起動が開始します。

6.OS のロゴマークがしばらくの間表示された後、以下の“キーボードレイアウト“の選択画面が表示されま すので、[Microsoft IME]を選択します。

7.“オプションの選択“画面が表示されるので、[トラブルシューティング]を選択します。

8.“トラブルシューティング“画面が表示されるので、[回復ツール]を選択します。

9.“回復ツール”画面で“Windows Server”が表示されずに「10.」へ入ります。

(“Windows Server”が表示される場合、「Windows Server」を選択します。)

11.“全ての RAID のディスクが抜かれましたか?“と聞かれますので、抜かれていることが確認できたら、

[y]キーを押し[Enter]キーで確定します。

続いてリカバリーを開始するには、[r]キーを押し[Enter]キーで確定します。

12.確認メッセージが表示されるので、[y]キーを押し[Enter]キーで確定すると、リカバリーが開始され 進捗が表示されます。

13. 進捗が 100%になると、“リカバリーは正常に終了しました。“というメッセージが表示されます。

[Enter]キーを押し、装置がシャットダウンされます。電源オフになったら、USB メモリを抜き出します。

14.電源オフ状態で、リカバリー時に取り外した HDD を取り付けてください。

前面の電源ボタンを押し、装置を起動させます。

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