首都リスボンの一般消費者向け生鮮食品売市場の一つであるリベイラ市場 Mercado da
Bireiraの様子を写真 4.1に示す。市場にはフードコートが併設されている。
(開設・営業時間)
フードコート(TimeOut Market) 10:00~14:00 生鮮食品(Mercado Traditional) 7:00~14:00
写真 4.1 リベイラ市場の様子
調査時は、市場の鮮魚販売店にはドカペスカ社が推奨しているCCLラベルは見られなか ったが、他のラベルを取り付けたものがあった。また販売台の商品には商品名、漁獲水域、
漁業種、kg 当たりの値段を記載したプレートが置かれていた。しかし、情報がきちんと記 載されたプレートは少なかった。
リスボンにはこのほか、次のような一般消費者向け生鮮食品売市場があり、いずれもフー ドコートが併設されている。
ベンフィカ市場Mercado de Benfica(写真 4.2)
カンポ・デ・オーリケ市場Mercado de Campo de Ourique
写真 4.2 ベンフィカ市場の様子
https://lifecooler.com/artigo/dormir/mercado-de-benfica/376167
5. ポルトガル海洋気象研究所
ポルトガル海洋気象研究所IPMA(Instituto Português do Mar e da Atmosfera)Portuguese Institute of Sea and Atmosphere(写真 5.1)からのヒアリング結果は次のとおりである。
(CCL ラベル)
スーパーで見かけることがあるが、どこでもみかけるわけではない。いろいろなラベルが ある。表示は売り手側の義務になっているが、自国のどこで獲れたかを明確に示すことで消 費者の信頼を確保しようとしている。
(漁業経営)
旋網漁船 船員16~12人(最近は能力が高くなり12人)
トロール漁船 船員 8、9人 小型漁船 船員2人
※船長(船主)と補助員(家族で操業または船主が補助員を雇用)
いずれも1個人経営であり、船員(漁業者)を契約で雇用している。
(資源管理と TAC 漁獲割当量)
EU のIUU 対策として、DGRMは抜き打ち的に市場や漁船に検査に入り、網目サイズや 漁獲物のサイズが適切に遵守されているかを検査している。また、漁獲量の把握のため、船 長15m 以上※の漁船については漁獲および水揚げ(陸揚げ)情報を報告することになって いる。
※船長12m以上、15m未満の漁船の報告がポルトガルでは免除されている。
ⅰ.漁獲情報は船主が記録している操業日誌Logbookがある。漁獲情報の報告は2010年以
降紙媒体であったが、2016年からwebサイトから入力する電子報告(Vessel Monitoring System)に変更となった。
ⅱ.水揚げ(陸揚げ)情報は市場にあり、ドカペスカ社が取りまとめ、DGRMへ報告して いる。
写真 5.1 ポルトガル海洋気象研究所(ドカペスカ本社近く)