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秒のリアルタイム性と 97%の高い字幕精度を確立して いるが、導入コスト面、利用のしやすさについて課題が残っている。

ドキュメント内 目次 (ページ 80-84)

IAUD が主催する講演会の一部でも実験的に導入されている。

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Ⅲ  これからの方向性 2  情報保障の方向性

コミュニケーションの種類(内容)と質を、人数や規模の大きさと情緒性・論理性を軸にし て分布してみた。情緒性が高いほどコミュニケーションの規模が小さくなり、規模が大き いほど建設的で客観性が高くなる傾向がある。

コミュニケーションの種類と質 

また、コミュニケーション手段と質を、即時性と情緒性・論理性を軸に分布してみた。

音声言語(残存聴力・読話)は即時性も高く、コミュニケーション度も高くなるが、聴覚障害 者にとってデメリットも多い。視覚言語である、手話は、即時性が高く、情緒的なコミュ ニケーションには非常に良いが、専門的になり高度な論理性を求められるときにはその表 現に限度がある。文字言語の場合、字幕など事前に準備できる手段から即時性を求められ る会話や講演などでは異なり、また、手書きかパソコン入力か、人による要約かロボット による文字変換か、で異なる。

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コミュニケーションの手段と質 

これらの結果から、それぞれの場に適切な情報保障が考えられる。

■少人数ミーティングにおける情報保障

少人数のミーティングの場合、全員が向かい合う形で着席することが多いので、全員手話ができ る場合は何の問題もない。しかし、手話が出来ない人は参加することが出来ない。その場合、別の 通訳手段が必要になる。筆談の場合、2〜8人くらいまでならコミュニケーションのスピードを妨げる ことはない。 

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Ⅲ  これからの方向性

■教室型セミナーにおける情報保障

教室型セミナーの場合、講師の話に対して、手話通訳と要 約筆記の情報保障があるのがよい。加えて、講師は講義の中 で補足として重要項目を黒板筆記する手段が必要である。

*手話通訳では伝えきれないキーワードを伝える為

*要約筆記のタイムラグを埋める即時性対応の為 また、講義の時点では要約筆記、質疑応答の時点では手 話通訳といった保障も考えられる。現在、大学の講義などでノ ートテイクというボランティアが行われているが、文字情報は記 録として残るといったメリットがあり、手話通訳を聞いている障 害者には、同時にノートをとるといったことが不可能なため、文 字情報保障の優位性がある。

■講演会における情報保障

講演会の場合、講演者の話を出来るだけ正確に同時に伝える情報保障が求められる。手話は、

そのスピードには非常に対応しているが内容の伝達率は講演の内容が高度、専門性が高くなるに 従い低くなる傾向がある。しかし、質疑応答の場合、緊急性がある場合には、極めて有効である。 

要約筆記は、内容の伝達率では非常に 高い。しかし、読話や手話と併用して話 を聞く場合、タイムラグがあるため、重 要なキーワードや専門用語などを理解す るためには不都合である。講演者が、キ ィーワードを同時に伝達するための手段

(黒板筆記・パワーポイント等)を併用 すると、非常に情報保障の質が高くなる。

また、視覚範囲の延長線上に、講演者 も含め、情報保障が並ぶという必要性も ある。

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