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財形制度には、「財形貯蓄制度」と「財形融資制度」がある。

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1 財形制度(勤労者財産形成促進制度)とは

財形制度は、勤労者の計画的な財産づくりを国と事業主が支援する制度 です。

財形貯蓄とは、勤労者が、事業者の協力を得て給与から天引きで行う積 立貯蓄のことで、「一般財形貯蓄」「財形住宅貯蓄」「財形年金貯蓄」の3 種類があります。勤労者とは、職業の種類を問わず事業主に雇用される者 のことですが、勤務先が財形貯蓄制度を導入していなければ、利用するこ とはできません。

財形貯蓄を行っている者が要件を満たせば、財形融資制度の住宅ローン

(「財形住宅融資」)を利用できます。

財形制度

貯蓄制度

融資制度

一般財形貯蓄

財形年金貯蓄 財形住宅貯蓄

財形住宅融資 (財形持家融資)

2 財形貯蓄制度

3種類の財形貯蓄のうち、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄には、一定限度 額まで利息が非課税になる特典があります。ただし、目的外に払出すと要 件違反として課税扱いとなります。なお、銀行・証券会社等の商品で行う 財形貯蓄を「貯蓄型」、保険会社の商品で行う財形貯蓄を「保険型」とい います。

(1) 積立の中断

積立の中断はいつでも何回でも可能ですが、財形住宅貯蓄と財形年金 貯蓄は積立中断期間が2年未満に限って非課税扱いで積立を再開できま す。

(2) 転職した場合の継続措置

財形貯蓄者が積立中に転職する場合、退職後2年以内に手続きをする ことで、転職先で積立を継続することが可能です。その際、財形住宅貯 蓄と財形年金貯蓄は非課税扱いのまま継続することができます。

(3) 財形貯蓄の種類と特徴

一般財形貯蓄 財形住宅貯蓄 財形年金貯蓄 自由 自己の居住する住宅取

得・増改築の費用に充当

60歳以降に年金方式で 受取る※1

年齢要件 なし 満55歳未満(契約締結時)

積立期間 3年以上 5年以上※2 5年以上

限 度 額 制限なし

[貯蓄型] [保険型]

財形年金貯蓄と合せて 元利合計・払込保険料 550万円

[貯蓄型]財形住宅貯蓄と 合せて元利合計550万円 [保険型]払込保険料385万 円、かつ、財形住宅貯蓄 と合わせて550万円 金 20.315%源泉分離課税※3 非課税

目 的 外

[貯蓄型]5年間さかのぼって20%源泉分離課税 [保険型]全ての利息が

20%源泉分離課税

[保険型]全ての利息が 一時所得として課税 約 1人複数契約も可能 それぞれ1人1契約に限る

(※1)満60歳以降に、原則5年以上20年以内に毎年受け取ることで、年 金受取期間中も非課税扱いとなります。一時金での受け取りは課税 されてしまいます。

(※2)適当な物件が見つかったなど目的使用の場合は5年未満でも非課 税となります。

(※3)通常、預貯金の利息には20%(所得税15%、住民税5%)の 税金がかかり、金融機関で20%天引き(源泉徴収)します。これ が「20%源泉分離課税」です。

財形融資制度は、下記のページで学習します。

・財形住宅融資(p.49)

*所得税は、復興特別 所得税2.1%増(15%

→15.315%)とされ ます。そのため、預 貯金の利息は「所得 税及び復興特別所得 税 ( 15.315 % )」 と

「住民税(5%)」の 合計の20.315%とな ります。

平成50年からは、復 興特別所得税がなく なり、所得税15%、

住民税5%の20%が 天引きされます。

次の記述のうち、正しいものには○印を、誤っているものには×印をつけなさい。

( )(1) 教育資金計画においては、進学時期に合わせた計画的な準備を、子どもが 小さいうちから始めるのが望ましいといえる。

( )(2) こども保険や学資保険は、保険契約者が死亡した場合、死亡保険金が支払 われて契約が消滅する。

( )(3) ライフイベント表やキャッシュフロー表の年齢表記は、一般的にその年の 12月末現在で記入するが、特に子どもが早生まれの場合とそれ以外の場合の 入学年に、留意する必要がある。

( )(4) 住宅取得資金計画においては、住宅ローンの頭金だけでなく、住宅取得に 関する諸費用や税金も考慮して自己資金として準備する必要がある。

( )(5) 住宅ローンを利用した場合の団体信用生命保険の保険金額は、住宅ローン 残高の減少に合わせて逓減していく。

( )(6) 団体信用生命保険の加入者が住宅ローン返済中に死亡した場合、死亡時点 におけるローンの残債を保険金として遺族が受け取る。

( )(7) 財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄の積立期間は10年以上で、1人1契約、契約 締結時の年齢が満50歳未満の勤労者に限定されている。

( )(8) 財形住宅貯蓄の非課税限度額は、貯蓄型の場合は財形年金貯蓄と合算して 元利合計385万円までである。

( )(9) 財形年金貯蓄は、積立期間中だけでなく、退職後であっても年金の受け取 りが終了するまでは、非課税扱いを継続して利用することができる。

( )(10) 貯蓄型商品で財形年金貯蓄の積立を行っている者が、年金受取り以外の目 的で払い出すと、払出しが行われた月から遡って5年間の利息に対して遡及 課税される。

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