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通りに,つまり簡単な構造を持つ学習課題から複雑な構造を持つ 学習課題の順に学習者は学習を行う.また,学習者の理解度に合 わせて学習課題を変更する機能も作成する.学習課題を変更する ためには学習課題データベースの中の課題のフィールドを変更 する必要がある,しかし変更すると元の学習課題が消えてしまう

ため,学習課題の数値の変更や設定条件の追加を行う場合には新 しく学習課題を追加する形式をとる.第4段階では初めに入力さ れている学習課題に加え,教師や学習者の興味や関心に応じて学 習課題を追加することができるようにしている.この学習課題の 数値の変更や設定条件の追加、学習課題を蓄積する様子を図 3.L5に示す.

問題の蓄積

o o 諜の翻豫を入糠憾棚   物防の場合には水量はどのよ

3.2 コミュニケーション学習支援システムの開発

3.2.1 コミュニケーション学習支援システムの開発と使用 環境

 これら3.1で示したような教育的機能を付加したシステムの 開発を行う.このシステムの開発にあたってはデータベースソフ トであるFileMakerとMySQLを用いた.これらを用いた理由とし てFileMakerは関口や陶山などが掲示板を用いた研究の実績が あり,この技術を活用した.MySQLはモデルを作成するという動 的なコンテンツをWeb上で表現するJabaとの連携を図るために 用いた.JabaはWeb上で使用できるプログラムであり,これら

を使いWeb上で動かすことができるシステムを作成する,現在の 一般的な学校ではコンピュータネットワークが整備され,LAN

(LocalAreaNetwork)を用いてインターネットにアクセスする ことができるようになっている.そのためサーバをネットワーク に配置し,データベースを管理するように設計し,Webアプリケ ーションとして実装することでネットワークを介した学習支援 システムを構築することが可能になる.また学習者が使用するク ライアント側のコンピュータではシステムのGUIがWebPageとし て表示されるため,これを閲覧するためには通常使用しているブ ラウザを用いればよく,ソフトを追加して用意する必要はない.

3.2.2 システムの全体構成

 3.1で示したような教育的機能を実現するようなシステムを 構成するためには,モデルを作成する学習ファイルとコミュニケ ーションを行う掲示板上を学習者が相互に移動できる必要があ        ・43一

る.学習者とコミュニケーションを行う学習支援システムの概念 図を図3.2。1に示す.

 クライアント表示画面

ログイン

インターネット トップ       r諾鋳驚

習課題の提示 ● ●

学習者A

 (学習ファイルの閲覧)

学習ファイルの編集

掲示板

学習ファイルの閲覧

学習課題の追加

Wi馳サーバ

ユーザ認証用 幽ブロクラム

学習フ7イル用 b』ブロクラム

灘Wbhブロクラム 学習課題用

bhブロクラム

 一

ループ

B

学習ファイル

 DB

掲示板

B

学習課題

B

DB管理システム

図3.2.1 コミュニケーション学習支援システムの概念図(詳細)

 学習者は各クライアントコンピュータでWebブラウザを使用 し,インターネットを介してサーバに用意したプログラムにアク セスする.サーバ上のプログラムは学習支援システムを介してそ れぞれのデータベースから必要な情報を取得したり,データベー スにデータを追加や編集をする.データベースにはユーザ・グル ープデータベース,学習課題データベース,学習ファイルデータ ベース,掲示板データベースを用意しておく.

 ユーザ・グループデータベースには学習者の名前とパスワード があらかじめ記録されている.この名前をログイン名として主キ ーに設定し,他のデータベースとの連携をユーザIDによって行        ・44一

う.このデータベースに入っているフィールドを図3.2.2に示す.

      ユ』サID        当麓

      パスワード

図3.2.2 ユーザ・グループデータベースのフィールド

 学習課題データベースにっいては事前に第2章で示した授業 計画案の第3段階の実習で行わせる学習課題を登録しておく.こ れらの学習課題とは別に第4段階で行わせる学習課題を教師が データベースに追加,編集できるようにしておく.

 学習課題データベースには図3.2.3のようなフィールドを用 意している.登録目,登録時刻のフィールドはデータベースの整 理するために利用する.登録番号は学習課題を選択する際に使用 する.名前のフィールドにはログインした名前が自動的に入力さ れ,教師が設定した学習課題か学習者が設定した学習課題かを判 別する.学習課題を追加する場合にはモデルの種類のフィールド には「変化の速さが一定」「変化の速さが合計量に比例」「変化の 速さが目標値と合計量に比例」「確率的なモデル」のどの見方や 考え方を適応すれば解くことができるかラベルを付けておく.問 題の内容のフィールドには問題文を入力する.

登綴o墾

   鳶

モ…Fルの㎜

陶■備

図3.2.3 学習課題データベースのフィールド          ー45・

 学習ファイルデータベースにはモデル図作成の画面で作成さ れたモデル図と,その作成時の各操作について関連づけられたモ デル化のための見方や考え方の組み合わせの記述が記録されて いく.学習者に提示される学習ファイル編集用画面のHTML文書,

学習ファイルのWebプログラムにより作成される.学習ファイル 編集用画面は教師があらかじめ設定しておいた例題用のファイ ルヘのリンクが埋め込まれており,学習者は第2段階の例題と解 答例を参照しながら学習ファイルを作成することができる.

 学習ファイルデータベースには図3.2.4のようなフィールド を用意する.登録目,登録時刻,登録番号,名前はファイルの整 理や判別のために使用する.要素設定の考え方のフィールドには 学習者が要素を設定した際に,なぜこの要素を設定したのか理由 を書かせるフィールドとして用意する.また作成したモデルを記 録するフィールドとしてモデルというフィールドを設定する.モ デルのフィールドにはモデル図のデータそのものを入力するわ けではなくモデル図のあるアドレスを記録させる.

  蜘   登墨磯鎖一

  謝墾1

   窃麓

饗纂慶定o考え方

   モデル

 図3.2.4 学習ファイルデータベースのフィールド

 次に掲示板データベースには,学習者同士が行ったモデルの見 方や考え方についての議論が蓄積されていく.

 学習ファイルに提示される掲示板の画面は掲示板用のWebプ        ー46・

ログラムにより作成されるが,投稿記事の編集領域には学習ファ イル閲覧用プログラムヘのリンクが埋め込まれている.学習者は 学習ファイル閲覧用プログラムヘのリンクを利用し,意見や質問 等の発言内容と見方の根拠や理由となる学習ファイルを関連さ せて掲示板上に投稿できる.

 掲示板データベースには図3.2.5のようなフィールドを用意 する.登録目,登録時刻のフィールドは学習者の投稿目時を記録 する.登録番号,識別番号,表示番号のフィールドはデータベー スの整理するために利用する.名前のフィールドにはシステムに ログインしたときの名前が自動的に入力される.チャット内容の フィールドには学習者の見方が入力される.

 翌翻日

登鱒欝

登鋒○畢 墜 o弓

轟鵜畢

 名曽チ・?輔

図3.2.5 掲示板データベースのフィールド

3.2.3 HTMLの作成

 コミュニケーション学習支援システムではログイン後すべて の機能にリンク付けをおこなったトップページにアクセスする.

このトップページからは学習ファイル,掲示板,学習課題の作成,

基本的なモデルの解答事例,学習課題の選択するぺ一ジヘと移動 できる.これらのぺ一ジを作成にはMicrosoftWindowsに標準装        一47一

備されているテキストエディタを用いた.これらのHTMLファイ ルの中でトップページ,基本的なモデルの解答事例,学習課題の 選択するぺ一ジはHTMLタグのみで作成する.

 コミュニケーション活動を行う掲示板にっいて述べる.この掲 示板上で必要なぺ一ジには「投稿された内容を表示するぺ一ジ」

(chat_a1Lヒtm1),「投稿を行うぺ一ジ」(chatjnput.htm1,

chat_input_re.htm1)がある.「投稿された内容を表示するぺ一 ジ」ではデータベースから送られてきたデータの登録の種類を読 み取る.この登録の種類によって新規投稿か返信かを判別する.

ここでの判断にしたがってデータベースから掲示板上に表示さ せる内容も若干異なる.次に「投稿を行うぺ一ジ」について述ぺ る.この投稿には新規投稿と返信投稿がある.これらの違いはデ ータベースに記録時に新規投稿のぺ一ジから送信されたものに はnew,返信投稿のぺ一ジから送信されたものにはreを記録し

判別する.

 学習ファイルの場合には要素が入力されたときにどのような 意図でその要素を設定したのか見方や考え方を記入するもので ある.学習ファイルの中で「見方や考え方を蓄積するぺ一ジ」

(learn_all.html),r見方や考え方の記録を行うぺ一ジ」

(1earnjnput.htm1)がある.ここでは登録を行うのはモデルの作 成者のみである.そこで掲示板の新規投稿のみを使用し,記録す

ることを行う.

 学習課題の作成には「学習課題を蓄積するぺ一ジ」

(probrem_a1Lhtml),「学習課題の追加を行うぺ一ジ」

(probrem_input.htm1)がある.学習課題の追加を行う場合には,

       ・48一

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