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6. レベル3 (HDF) 各データグループの内容

6.1 メタデータ

メタデータは、7つの要素で構成されている。図6.1-1 にメタデータの構造を示す。

File

FileHeader InputFileNames

JaxaInfo FileInfo InputAlgorithmVersions

Metadata(Attribute) Metadata(Attribute) Metadata(Attribute)

Metadata(Attribute) Metadata(Attribute) InputGenerationDateTimes Metadata(Attribute)

GridHeader Metadata(Attribute)

Grid

図 6.1-1 L3 Metadata

6.1.1. FileHeader

FileHeaderは、プロダクトの全般に関与するメタデータを格納する。このグループは、全データプ

ロダクトに設定される。メタデータ要素の内容は、2.1.1.、“表2.1.1-1 FileHeaderの要素”参照。

6.1.2. InputFileNames

InputFileNamesは、プロダクトに対する入力ファイル名のリストを格納する。いくつかのアルゴリズ ムは、入力ファイルが2000にも及ぶ可能性があるため、このグループは、Long Metadata Groupであ り、グループ内にメタデータを持たない。このグループは、レベル3時間平均プロダクトに設定され る。

6.1.3. InputAlgorithmVersions

InputAlgorithmVersionsは、プロダクトに対する入力ファイルのアルゴリズムバージョンのリストを

格納する。いくつかのアルゴリズムは、入力ファイルが2000にも及ぶ可能性があるため、このグルー

プは、Long Metadata Groupであり、グループ内にメタデータを持たない。このグループは、レベル3

時間平均プロダクトに設定される。

6.1.4. InputGenarationDateTimes

InputGenerationDateTimesは、プロダクトに対する入力ファイルの日時リストを格納する。いくつか

のアルゴリズムは入力ファイルが2000に及ぶ可能性があるため、このグループは、Long Metadata

Groupであり、グループ内にメタデータを持たない。このグループは、レベル3時間平均プロダクトに

設定される。

6.1.5. FileInfo

FileInfo は、PPS I/O Toolkitに使用されたメタデータを格納する。このグループは、全データプロ

ダクトに設定される。メタデータ要素の内容は、2.1.5.、“表2.1.5-1 FileInfoの要素”参照。

6.1.6. JAXAInfo

JAXAInfoは、JAXAから要求されたメタデータを格納する。DPRアルゴリズムとGSMaPで使用さ

れ る 。 メ タ デ ー タ 要 素 の 内 容 は 、2.1.6.、“表2.1.6-1 JAXAInfoの 要 素”参 照 。 た だ し

TotalQualityCodeの内容は下記になる。

表6.1.6-1 TotalQualityCodeの内容

No 要素 概要 データサイズ

(bytes)

3 TotalQualityCode

GPMプロダクトの総合品質評価結果は、インプットデータまたは欠損画素 率による。

例:

(a) GPM DPR L3 Product Good: 欠損画素率 >= 50%

Fair: 欠損画素率 < 50%

(b) GPM DPR SLH L3 (格子化軌道)プロダクト Good: インプットデータ(DPR L2)の総合品質がGood Fair: インプットデータ(DPR L2)の総合品質がFair

EG(空グラニュール): インプットデータ(DPR L2)の総合品質がEG (c) GPM DPR SLH L3プロダクト

Good: 欠損画素率 >= 50%

Fair: 欠損画素率 < 50%

50

6.1.7. GridHeader

GridHeaderは 、 グ リ ッ ド 構 造 中 の グ リ ッ ド を 定 義 す る メ タ デ ー タ を 格 納 す る 。 表6.1.7-1 に GridHeader内のメタデータ要素を示す。

表 6.1.7-1 GridHeaderの要素

No Element Description

Data size (bytes)

1 BinMethod 各グリッドボックス中の値を獲得するために使用された方法。値として唯

一”ARITHMEAN”が定義されている。 50

2 Registration グリッドボックス範囲内を代表する位置。値として唯一”CENTER”が定義され

ている。 50

3 LatitudeResolution ビンの南北方向の大きさ(緯度)。 50

4 LongitudeResolution ビンの東西方向の大きさ(経度)。 50

5 NorthBoundingCoordinate グリッドが網羅している最北緯度。 50

6 SouthBoundingCoordinate グリッドが網羅している最南緯度。 50

7 EastBoundingCoordinate グリッドが網羅している最東経度。 50

8 WestBoundingCoordinate グリッドが網羅している最西経度。 50

9 Origin グリッド目盛の原点。例)SOUTHWEST (南西) 50