処理のオプション
最後にキューブの処理について説明します。今までキューブを処理してきた動作は、「完全処理」
と呼ばれている ”すべての処理” ですが、処理には次の種類も選択できます。
「完全処理」は、「データの処理」と「インデックスの処理」を実行するもので、それぞれ別々に 実行することもできます。「データの処理」では、ソースデータ(Northwind J キューブでは、SQL Server データベース エンジン上の NorthwindJ データベース)からデータの取得(メジャーお よびデゖメンションのソースデータの取得)を行い、「ンデックスの処理」では、内部的なビッ トマップ ンデックス(組み合わせ集計を高速に取得するためのンデックス)を作成したり、
集計を定義している場合には集計の作成を行ったりしています。
「増分処理」は、メジャー テーブルへのデータ追加が発生した場合にのみ利用できるオプション で、追加されたデータのみを増分処理できるオプションです。これにより、集計関数が Sum など 単純な関数を利用している場合に高速に処理できるようになります。
なお、データの処理やンデックスの処理、増分処理にかかる時間などは、SQL Server 2008 徹 底検証シリーズの「大規模データ ウェゕハウス実践ガド(運用管理編)」でいろいろなパターン を検証した結果を記載してあるので、ぜひご覧になってみてください。
http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/bible/cqi.mspx
処理設定の変更
前掲の「キューブの処理」ダゕログでは、右下の「設定の変更」ボタンを押すと、処理のオプシ ョンを細かく変更することができます。
[処理オプション]タブでは、次のように処理をする際の並列度(CPU コゕをいくつ利用するか)
などを設定できます。
[ディメンション キーのエラー]タブでは、エラーが発生したときにエラーを無視するかどうか などを変更することができます。
Integration Services でのキューブ処理
Integration Services パッケージでは、キューブを処理するための「Analysis Services 処理タ スク」が用意されているので、キューブ処理を自動化したい場合に便利です。
Goal!
最後までこの自習書を試された皆さま、いかがでしたでしょうか? SQL Server 2008 の Analysis Services では、いかに簡単にパワフルなデータ分析が行えるかを体感していただけたの ではないでしょうか。Analysis Services には、データ マニングや分析観点、KPI、親子/不規 則デゖメンション、ROLAP など、まだまだたくさんの機能が用意されているので、オンラン ブ ックなどを参考に、より高度なデータ分析にチャレンジしてみてください。