第6章 エラーメッセージ一覧
A.2 マルチリンクイーサネット方式による構成
マルチリンクイーサネット方式による構成の場合、主に以下のような構成にします。
この構成において以後説明を行います。
マルチリンクイーサネット方式を用いる場合、使用するHubもマルチリンクイーサネット に対応している必要があります。
A.2.1 NAS装置の設定
NAS装置でマルチリンクイーサネットに対応する場合、複数のインタフェースからmultiで仮想イ ンタフェースを作成する必要があります。multiで仮想インタフェースを作成する場合、NAS装置 上で以下のコマンドを実行する必要があります。
vif create multi 仮想インタフェース名 -b [rr|mac|ip] インタフェース1,インタフェ ース2,…
仮想インタフェース名は通常vif0,vif1,vif2…という名称を指定します。
-bに指定する値は負荷分散の方式で、rrがラウンドロビン方式、macがMACアドレス方式、ipがIP アドレス方式になります。運用に応じた指定を行ってください。
vif create multi vif0 -b ip e0,e1
上記のコマンドで仮想インタフェースが作成されますが、NAS装置を再起動した場合、仮想イン タフェースが失われます。再起動の際に自動的に仮想インタフェースが作成されるよう、以下の 手順で設定を行います。
1. NAS装置の管理ノードにてNAS装置の/vol/vol0をマウントします。
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PRIMECLUSTER Wizard for NAS 導入運用手引書
2. 上記でマウントしたマウントポイント/etcにあるrcファイルにおいて実インタフェース を設定しているifconfigの行の前に仮想インタフェースを作成するvif create multiのコ マンドを記載します。また、実インタフェースを設定しているifconfigを#で注釈にし、
仮想インタフェースを設定するifconfigを追加します。
vif create multi vif0 -b ip e0,e1
#ifconfig e0 192.168.0.1 mediatype auto
#ifconfig e1 192.168.0.2 mediatype auto ifconfig vif0 192.168.0.1 mediatype auto
A.2.2 GLS(マルチリンクイーサネット)の設定
GLSでマルチリンクイーサネットの設定を「PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書(マルチ パス機能編)」の第3章 導入に従って行います。この際に、以下の点に注意して設定を行ってく ださい。
1. /etc/inet/hostsにGLSで使用するIPアドレスとホスト名を登録してください。スケーラブ ル 構 成 の 場 合 は そ れ ぞ れ の ノ ー ド で 使 用 す る IP ア ド レ ス と ホ ス ト 名 を 全 ノ ー ド の /etc/inet/hostsに登録してください。
2. /etc/opt/FJSVmpnet/conf/configの編集時に、スタンバイ構成の場合はmpnet0を、スケー ラブル構成の場合はmpnet0,mpnet1,…を設定してください。なおスケーラブル構成の場合、
全てのmpnetインタフェースの設定を同一にしてください。
mpnet0 ether hme0:hme1 mpnet1 ether hme0:hme1
3. /etc/opt/FJSVmpnet/conf/parametersの編集時に、func-modeは1に指定してください。ま た、trunk-modeはNAS装置の負荷分散方式と同じ方式を設定してください。
mpnet0 -:1:2 mpnet1 -:1:2
4. /etc/opt/FJSVmpnet/conf/hostsにmpnetインタフェースで使用する1.で登録したホスト 名を指定してください。スケーラブル構成の場合は、全てのmpnetインタフェースの登録 を行ってください。
mpnet0 node1mpnet mpnet1 node2mpnet
5. /opt/FJSVmpnet/cluster/bin/mpnet_copyfile -aコマンドを実行し、設定ファイルを全ノ ードに配布してください。
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6. 各ノードで/opt/FJSVmpnet/cluster/bin/mpnet_addrid -d mpnetインタフェース名を実行 し、リソース登録を行ってください。スタンバイ構成の場合は、mpnetインタフェース名 にmpnet0を、スケーラブル構成の場合は、mpnetインタフェース名にそのノードで使用す るmpnetインタフェースを指定してください。
A.2.3 Gls Wizardによる設定
RMS Configuration WizardのNETAPP turnkey wizardからGls Wizardによる設定を行います。
1. NETAPP turnkey wizardからGls:Crm-MPNETを選択します。
2. Crm wizardが表示されますので、AdditionalResourceを選択します。
3. リソース一覧が表示されますので使用するmpnetインタフェース用のMPNETリソースを選 択します。
4. SAVE+RETURNを選択します。
5. SAVE+RETURNを選択します。
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付録B NASクラスタ自動takeover機能のチューニング 方法
PRIMECLUSTER Wizard for NASでは、pingコマンドによりNAS装置へアクセス可能かどうか監視し ています。そして、pingの応答がない(アクセス不能)場合に自動takeover処理を行います。以下 では、NASクラスタ自動takeover実行開始時間、および環境設定Wizardで設定可能なpingコマン ドに対するパラメタのチューニング方法について説明します。
自動takeover実行開始時間のチューニング
自動takeover処理の実行開始時間は、クラスタノード-HUB間監視とクラスタノード-NAS装置間 監視を考慮する必要があります。
1. クラスタノード-HUB間ではGLSリソースが監視を行っています。GLS監視により、NIC切替 が完了するまでは自動takeoverが実行しないように設定しなければいけません。
つまり、
GLS監視開始時間(a) + NIC切替時間(b) < 自動takeover実行開始時間(X) を満たす必要があります。
よって、次式のようになります。
(a) + (b) = 10 (秒)+ 約30 or 約60(秒) < X(秒)
※NIC切替の所要時間
HUB-HUB監視なしの場合:約30秒 HUB-HUB監視ありの場合:約60秒
GLS監視については、「PRIMECLUSTER Global Link Services 導入運用手引書(伝送 路二重化機能編)」を参照してください。
2. クラスタノード-NAS装置間を監視しているRemoteFileSystems (RFS)リソースは、障害を 検知すると300秒(推奨値)経過後にリソース異常となります。
よって、Wizard for NASの自動takeover実行開始までの時間とtakeoverに要する時間の和 が、300秒以内である必要があります。
つまり、次式のようになります。
自動takeoverの実行開始時間(X) ≦
RemoteFileSystemsリソースタイムアウト時間(300秒) - takeoverに要する時間 1.と2.より、以下の条件式(1)が考えられます。(X = 自動takeover実行開始時間)
約40秒 or 約70秒 < X < 300(秒) - takeoverに要する時間 ・・・・・・(1) 次に、自動takeover処理の実行開始までの流れを以下の図に示します。
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