第3章 ユーザーガイド
3.4 仮想プリンタを使う
3.4.2 マウント(idprint mount)
パソコンからNFSサーバのプリンタをマウントするための書式を示します。
idprint mount host printer device
host
マウントしたいNFSサーバのホスト名を指定します。例では spankfire です。
printer
NFSサーバが開放しているプリンタ名を指定します。例では pclp†1 です。
device
パソコンにおけるプリンタのローカルデバイス名を指定します。PC-9800シリーズでは、prn です。DOS/Vパソコンでは、lpt1、lpt2、lpt3 が指定できます。
下記に、PC-9800シリーズにおけるコマンド行の例を示します。
A:¥>idprint mount spankfire pclp prn
†1 このプリンタ名は、NFSサーバとなっているUNIXワークステーションで定義され
ているものです。お客様のシステム管理者におたずねください。プリンタ名は、
例えば BSD 系 UNIX では /etc/printcap 中で下記のように記述されています(記述の 先頭)。
pclp:\
:lp=/dev/ttya:br#9600:ms=pass8:sh:lf=/usr/adm/lpd-errs:\
:of=/usr/local/lib/lbp:
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下記に、DOS/Vパソコンにおけるコマンド行の具体例を示します。
C:¥>idprint mount spankfire pclp lpt1
上記のコマンド行を投入すると、パスワードを要求する下記のプロンプトが 表示されます。下記では、ユーザ名として sasa を仮定しています。
Password for sasa:
プリントエントリ(print entry)
正しいパスワードを入力すると、下記のようなプリントディレクトリ(ス プール)初期化のメッセージ、プリントエントリのリストが表示され、DOS のプロンプトに戻ります。
idprint mount コマンドで指定したパラメータは、その他のデフォルトの値と 合わせて、パソコンのメモリ上に置かれます。メモリ上に置かれた情報の セットは、仮想プリンタに対する動作特性を決定するものとして使用され、
「プリンタエントリ」と呼ばれます。プリンタエントリは、名前 (プリンタ エントリ名) を持ち、デフォルトでは「p1」となります。下記のリストの中 では「print entry: [p1]」です。仮想プリンタをマウントした後であれば、プ リントジョブ管理などのコマンド行の中でプリントエントリ名を使用し、コ マンド行を短くすることができます。
Print directory initialized: directory = /var/spool/pcnfs/bird†1
print entry: [p1]
host: spankfire printer: pclp
options: NONE user: sasa file: default1 device: LPT1 when: TIMEOUT timer: 30 sec
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comment: NONE mine: YES qpos: NONE jobid: NONE number: 0
status: CONFIGURED PCNFSDV2 MOUNTED
A:¥>
プリントアウト
以上で、仮想プリンタを使用する準備ができました。仮想プリンタに対して プリントアウトしてみましょう。具体的には、次のようなことができます。
ただし、DOS の print.exe コマンドは実行できません。
(1) DOSのプロンプトから、マウントのとき指定した prn、lpt1 のような ローカルデバイスにリダイレクトできます†2 。エディタで作成したテキス トファイルであれば、type、copy コマンドを使用して「type yourfile.txt >
prn」、「copy yourfile.txt prn」のようにすることもできます。
A:¥>dir > prn (PC-9800シリーズ) C:¥>dir > lpt1 (DOS/Vパソコン)
(2) 「COPY」や「Print Screen」キーを押して、画面のハードコピーが取 れます。
†1 pcnfsd ver 2 は /var/spool/pcnfs をデフォルトのスプールディレクトリとして使用し ます。システム管理者は、このディレクトリをあらかじめ作成しておかなければ なりません。pcnfsd ver 2 は、このディレクトリ下にパソコンNFSクライアントと 同じディレクトリを作成し、 各パソコンNFSクライアントからのプリントジョブ を管理します。
pcnfsd ver 1 をご使用の場合は、デフォルトのスプールディレクトリとして /usr/
spool/lp を使用します。システム管理者は、あらかじめこれを作成しておかなけれ ばなりません。
†2 「dir > prn」などのローカルデバイスへのリダイレクトで文字が化ける場合、第
3.4.9節「仮想プリンタのトラブル」をご覧ください。
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(3) 一太郎、花子、1-2-3 のようなアプリケーションに組み込まれているプ リント(印刷)機能をそのまま使用できます。