すべてのクライアントセッションに影響を与えるように Horizon 7 ポリシーを構成することも、特定のデスクトッ ププールまたはユーザーに影響を与えるように View ポリシーを適用することもできます。
次の表では、Horizon 7 グループポリシー設定を説明します。
表 5‑1. Horizon ポリシー
ポリシー 説明
マルチメディアリダイレクト (MMR) クライアントシステムで MMR を有効にするかどうかを指定します。
MMR は Windows Media Foundation のフィルタであり、マルチメディアデータをリモート デスクトップ上の特定のコーデックから TCP ソケット経由で直接クライアントシステムに転送 します。その後、データはクライアントシステム上で直接デコードされ、そこで再生されます。
デフォルト値は [拒否] です。
クライアントシステムにローカルマルチメディアのデコードを処理する十分なリソースがない場 合、設定を [拒否] のままにします。
マルチメディアリダイレクト (MMR) データは、アプリケーションベースの暗号化なしでネット ワークを介して送信され、リダイレクトされる内容によっては機密データが含まれる場合があり ます。このデータがネットワークで盗まれないようにするには、安全なネットワークで MMR だ けを使用してください。
USB Access(USB アクセス) リモートデスクトップがクライアントシステムに接続されている USB デバイスを使用できるか
どうかを指定します。
デフォルト値は [許可] です。セキュリティ上の理由のため、外部デバイスを使用できないように するには、設定を [拒否] に変更します。
PCoIP ハードウェアのアクセラレーション PCoIP 表示プロトコルのハードウェアのアクセラレーションを有効にするかどうか、および PCoIP
ユーザーセッションに割り当てられるアクセラレーションの優先度を指定します。
この設定は、リモートデスクトップをホストする物理コンピュータ上に PCoIP ハードウェアの アクセラレーションデバイスが存在する場合にのみ有効です。
デフォルト値は [許可] で、優先度が [中] です。
スマート ポリシー の使用
スマートポリシーを使用して、特定のリモートデスクトップでの USB リダイレクト、仮想印刷、クリップボードリ ダイレクト、クライアントドライブリダイレクト、および PCoIP 表示プロトコル機能の動作を制御できます。また、
スマートポリシーを使用して、公開アプリケーションの動作を制御するポリシーを作成できます。
スマートポリシーにより、特定の条件が満たされる場合にのみ有効になるポリシーを作成できます。たとえば、ユー ザーが企業のネットワーク以外からリモートデスクトップに接続している場合はクライアントドライブリダイレク ト機能を無効にするポリシーを設定できます。
スマート ポリシー の要件
スマートポリシーを使用するには、Horizon 7 環境が特定の要件を満たす必要があります。
n スマートポリシーで管理するリモートデスクトップに、Horizon Agent 7.0 以降と VMware User Environment Manager 9.0 以降をインストールする必要があります。
n スマートポリシーで管理するリモートデスクトップに接続するには、ユーザーが Horizon Client 4.0 以降を使 用する必要があります。
User Environment Manager のインストール
スマートポリシーを使用して、リモートデスクトップ機能の動作を制御するには、User Environment Manager 9.0 以降をリモートデスクトップにインストールする必要があります。
User Environment Manager インストーラは、VMware ダウンロードページからダウンロードできます。
User Environment Manager を使用して管理する各リモートデスクトップに VMware UEM FlexEngine をインス トールする必要があります。User Environment Manager 環境を管理する任意のデスクトップに
User Environment Manager 管理コンソールコンポーネントをインストールできます。
リンククローンプールの場合、リンククローンの基本イメージとして使用する親仮想マシンに
User Environment Manager をインストールします。公開デスクトッププールの場合、RDS デスクトップセッショ ンを提供する RDS ホストに User Environment Manager をインストールします。
User Environment Manager のシステム要件および完全なインストール手順については、『VMware User
Environment Manager のインストールと設定』ドキュメントを参照してください。
User Environment Manager の構成
リモートデスクトップ機能のスマートポリシーを作成するには、User Environment Manager を構成してから使用 する必要があります。
User Environment Manager を構成するには、『VMware User Environment Manager 管理ガイド』の構成手順に 従います。次の構成手順は、上記ドキュメントの情報を補足します。
User Environment Manager を構成するには、『VMware User Environment Manager 管理ガイド』の構成手順に 従います。
n VMware UEM FlexEngine クライアントコンポーネントをリモートデスクトップに構成するとき、FlexEngine のログオンスクリプトとログオフスクリプトを作成します。複数セッションの場合(RDSH デスクトップと
RDSH アプリケーション、または同じ RDSH ホストの同一ユーザーの複数の RDSH アプリケーションセッショ
ンなど)、ログインスクリプトで-HorizonViewMultiSession -rパラメータを使用します。ログアウ トスクリプトでは、-HorizonViewMultiSession -sパラメータを使用します。
注: リモートデスクトップの他のアプリケーションの起動にログオンスクリプトを使用しないでください。追
加のログオンスクリプトにより、リモートデスクトップのログオンが最大 10 分間遅延する可能性があります。
n リモートデスクトップのユーザーグループポリシー設定Run logon scripts synchronouslyを有効 にします。この設定はユーザーの構成\ポリシー\管理用テンプレート\システム\スクリプトフォルダにあります。
n リモートデスクトップのコンピュータグループポリシー設定Always wait for the network at computer startup and logonを有効にします。この設定はコンピュータの構成\管理用テンプレート\シ ステム\ログオンフォルダにあります。
n Windows 8.1 リモートデスクトップの場合、コンピュータグループポリシー設定Configure Logon
Script Delayを無効にします。この設定はコンピュータの構成\管理用テンプレート\システム\グループ ポリ シーフォルダにあります。
n ユーザーがデスクトップセッションに再接続すると Horizon のスマートポリシー設定が更新されるようにする
には、User Environment Manager 管理コンソールを使用してトリガされるタスクを作成します。トリガを
[セッションの再接続]、アクションを [ユーザー環境の更新] に設定し、更新に [Horizon スマートポリシー] を選 択します。
注: トリガされるタスクの作成が、ユーザーのリモートデスクトップへのログイン中に行われた場合、デスク
トップからログオフして、トリガされるタスクを有効にする必要があります。
Horizon スマート ポリシー設定
User Environment Manager で Horizon スマートポリシーを作成して、リモートデスクトップ機能の動作を制御 します。
表 5‑2では、User Environment Manager で Horizon スマートポリシーを定義する場合に選択できる設定につい て説明します。
表 5‑2. Horizon スマートポリシー設定
設定 説明
USB リダイレクト リモートデスクトップで USB リダイレクトを有効にするかどうかを指定します。USB リダイレクト機能により、ユー ザーはリモートデスクトップから小型のフラッシュドライブ、カメラ、プリンタなどのローカルで接続された USB デバ イスを使用できます。スマートポリシーを使用して USB リダイレクトを構成する場合は、User Environment Manager 9.5 以降を使用する必要があります。
印刷 リモートデスクトップで仮想印刷または VMware 仮想印刷が有効かどうかを確認します。仮想印刷機能により、ユーザー はリモートデスクトップからクライアントコンピュータに接続された仮想プリンタまたは USB プリンタに印刷できま
す。VMware 仮想印刷は、クライアントの側プリンタをエージェントシステムにリダイレクトします。
クリップボード クリップボードリダイレクトを許可する方向を決定します。次のいずれかの値を選択できます。
n [無効化]。クリップボードリダイレクトは両方の方向で無効になります。
n [すべて許可]。クリップボードリダイレクトが有効になります。ユーザーは、クライアントシステムからリモートデ スクトップ、およびリモートデスクトップからクライアントシステムにコピーして貼り付けることができます。
n [クライアントからエージェントへのコピーを許可]。ユーザーは、クライアントシステムからリモートデスクトップ にのみコピーして貼り付けることができます。
n [エージェントからクライアントへのコピーを許可]。ユーザーは、リモートデスクトップからクライアントシステム にのみコピーして貼り付けることができます。
クライアントドライブ のリダイレクト
リモートデスクトップでクライアントドライブリダイレクトを有効にするかどうかと、共有ドライブおよびフォルダを 書き込み可能にするかどうかを指定します。次のいずれかの値を選択できます。
n [無効化]。リモートデスクトップでクライアントドライブリダイレクトが無効になります。
n [すべて許可]。クライアントドライブおよびフォルダは、リモートデスクトップと共有され、読み取り/書き込み可 能になります。
n [読み取り専用]。クライアントドライブおよびフォルダは、リモートデスクトップと共有され、読み取り可能になり ますが、書き込みはできません。
この設定を構成しない場合、共有ドライブおよびフォルダが書き込み可能になるかどうかは、ローカルレジストリ設定に よって決まります。詳細については、「レジストリ設定を使用したクライアントドライブリダイレクトの構成」を参照し てください。