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ポリシーに従ったアドミッション制御の手順

ドキュメント内 2004 3 (ページ 57-60)

第 5 章 アプリケーションレベルでのアドミッション制御 40

5.4 ポリシーに従ったアドミッション制御の手順

場合分け,そしてクラス分けを経て,各センサや機器からの各センサ情報や機器の制御 情報のストリーミング配信に優先度を付けることができた.しかし,その優先度を利用 して,ポリシーに従ったアドミッション制御を行うためには,各機器間で統一されたアド ミッション制御のルールを決定する必要がある.本論でのアドミッション制御とは,動作 を行うか,行わないかについて制御することをいう.そのため,ある状況においては,機 器Aは動作を行うが,機器Bは動作を行わないといったルールを優先度に基づき決定す ればよい.アドミッション制御のルールの例として,一例として作成するシステムでのポ リシーに従ったアドミッション制御の手順を説明する.

5.4.1 想定する環境のシステムでの手順

想定する環境のシステムにおいて,802.11無線LANを用いることで,各センサや機器 からのセンサ情報や機器の制御情報は,室内に存在するすべての機器にブロードキャスト されている.また,場合分け,クラス分けを経て設定されたストリーミング配信の優先度 は,優先度が低い順に,0,1,2,3といった数字を優先度の情報として,RTPのペイロード にテキストデータとしてXMLで記述してある(第4章参照).そのため,各センサや機

器は,室内にどんな優先度が設定されたストリーミング配信が行われているのか知るこ とができる.これにより,室内に存在する各センサや機器は,ポリシーに従ったアドミッ ション制御が可能になる.

想定する環境のシステムでのポリシーに従ったアドミッション制御のルール

アドミッション制御の共通のルールは次のように設定する.このルールに従ってアドミッ ション制御を行う

1. まずはいつもと同じように,室内のすべてのセンサや機器がストリーミング配信を 開始する.

2. ストリーミング配信開始から5秒後には,室内のすべてのセンサや機器に,空間の ストリーミング配信の優先度の状況が伝わると想定する.アドミッション制御を開 始する.

3. クラス分けで,優先度がもっとも高い,優先度3と設定された,位置情報と制御情 報はストリーミング配信を続ける.

4. クラス分けで,優先度が高い,優先度2と設定された,人の動き検知情報もストリー ミング配信を続ける.

5. クラス分けで,優先度がもっとも低い,優先度0と設定された,温度情報,照度情 報,音情報の3つの情報に関してアドミッション制御を行う.この3つの情報が同 時にストリーミング配信を行わないようにする.

6. 温度情報,照度情報,音情報をストリーミング配信する各センサは,1秒おきに交 代してストリーミング配信を行う.つまり,それぞれ最大2秒間はストリーミング 配信が行われなくなる.

このようなアドミッション制御のルールに従って各センサや機器が,ポリシーに従った アドミッション制御を行うことで,ネットワーク全体の通信量を減らすことができる.

図 5.5: 想定する環境のシステムでのポリシーに従ったアドミッション制御

ドキュメント内 2004 3 (ページ 57-60)

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