リモート X サーバのキーボード マッピングの構成
2 つのホストオンリー ネットワーク間でのルーティングの設定
仮想マシンを使用する複雑なテスト用ネットワークを構築する場合、2 つの独立したホストオンリーネットワークを構成 し、その間にルータを設定することができます。
ホストシステムまたは独自の仮想マシンでルータソフトウェアを実行できます。いずれの場合も、ホストオンリーネッ トワークが 2 つ必要です。
単純な構成では、ホストオンリーネットワークごとに 1 台の仮想マシンを構成します。より複雑な構成では、仮想マシン とホストオンリーネットワークをさらに追加できます。
開始する前に
2 番目のホストオンリーネットワークの作成Windows および Linux ホストシステムの場合、1 番目のホストオンリー ネットワーク (VMnet1) は Workstation Pro のインストール時に自動で設定されます。「ホストオンリーネットワークの 追加 (P. 190)」を参照してください。
手順
1 1 番目のホストオンリーネットワークへの接続を設定します。
a 仮想マシンを選択して、[VM] - [設定] を選択します。
b [ハードウェア] タブで [ネットワークアダプタ] を選択します。
c [ホストオンリー] を選択して、デフォルトのホストオンリーネットワーク (VMnet1) に接続します。
2 2 番目のホストオンリーネットワークへの接続を設定します。
a 仮想マシンを選択して、[VM] - [設定] を選択します。
b [ハードウェア] タブで [ネットワークアダプタ] を選択します。
c [カスタム] を選択し、ドロップダウンメニューからカスタムのホストオンリーネットワークを選択します。
3 (オプション) 仮想マシン上でルータソフトウェアを実行するには、2 つのホストオンリーネットワークに接続する 3 台目の仮想マシンを設定します。
a 仮想マシンを選択して、[VM] - [設定] を選択します。
b [ハードウェア] タブで [ネットワークアダプタ] を選択します。
c [ホストオンリー] を選択します。
アダプタは、デフォルトのホストオンリーインターフェイス (VMnet1) に接続されます。
d 2 番目のネットワークアダプタを選択し、[カスタム] を選択して、ドロップダウンメニューからカスタムのホ ストオンリーネットワークを選択します。
4 VMware DHCP サーバサービスを停止します。
オプション 説明
Windows ホスト services.mscコマンドを使用して [サービス] コンソールを開き、VMware DHCP
サービスを停止します。
Linux ホスト killall -TERM vmnet-dhcpdコマンドを使用して、vmnet-dhcpdサー
ビスを停止します。
5 ホストシステムまたは 3 台目の仮想マシンにルータソフトウェアをインストールします(ご使用の方法によって異 なります)。
6 最初の 2 台の仮想マシンにネットワークを構成し、該当するホストオンリーネットワーク上のアドレスを使用する ように設定します。
オプション 説明
Windows ホスト ipconfig /allコマンドを使用して、各ホストオンリーネットワークが使用し
ている IP アドレスを確認します。
Linux ホスト ifconfigコマンドを使用して、各ホストオンリーネットワークが使用している IP
アドレスを確認します。
7 IP アドレスを割り当てます。
オプション 説明
ルータソフトウェアがホストシステムにあ る
ホストコンピュータ上のホストオンリーアダプタのアドレスに基づいてデフォルト のルータアドレスを割り当てます。1 台目の仮想マシンでは、デフォルトのルータア
ドレスは VMnet1 に接続されているホストオンリーアダプタの IP アドレスです。2
台目の仮想マシンでは、デフォルトのルータアドレスは VMnet2 に接続されている ホストオンリーアダプタの IP アドレスです。
ルータソフトウェアが 3 台目の仮想マシン にある
3 台目の仮想マシンのアドレスに基づいて最初の 2 台の仮想マシンのデフォルトの ルータアドレスを設定します。1 台目の仮想マシンのデフォルトのルータアドレス は、3 台目の仮想マシンの VMnet1 に接続されているネットワークアダプタの IP ア ドレスです。2 台目の仮想マシンのデフォルトのルータアドレスは、3 台目の仮想マ
シンの VMnet2 に接続されているネットワークアダプタの IP アドレスです。
8 1 台目と 2 台目の仮想マシンからルータマシンに ping を実行します。
ルータソフトウェアが正しく設定されていれば、1 台目と 2 台目の仮想マシン間で通信できます。
ホストオンリー ネットワークでの IP パケットの漏洩の回避
ホストオンリーネットワークは、セットアップされたホストシステム上に限定されるものです。このネットワーク上の 仮想マシンが送信したパケットは、ホストシステムに接続されている物理ネットワークには漏洩しないはずです。ただ し、マシンがパケットの転送を行なっている場合は、パケットの漏洩が発生する可能性があります。
仮想マシンでダイヤルアップネットワークのサポートを利用していて、パケット転送が有効になっている場合、ホストオ ンリーネットワークの通信がダイヤルアップ接続を介して漏洩することがあります。漏洩を防止するには、ゲスト OS で パケット転送を無効にしてください。
ホストシステムに複数のネットワークアダプタが構成されている場合、システムが IP 転送を使用するように意図的に設 定されていることがあります。この場合は、転送機能をそのまま有効にしておくことができます。パケットの漏洩を防ぐ ためには、パケットフィルタ機能を有効にして、ホストオンリーネットワークからのパケットがホストシステムの外に 送信されないように指定しなければなりません。パケットフィルタの構成については、オペレーティングシステムのド キュメントを参照してください。
Windows ホストでのパケット転送の無効化
サーババージョンの Windows オペレーティングシステムを使用しているシステムは、そのシステム宛てではない IP パ ケットを転送することができます。このようなシステムや Windows Vista および Windows 7 以降のシステムでは、デ フォルトで IP パケット転送機能が無効になっています。
Windows ホスト上に設定されたホストオンリーネットワークからパケットが漏洩している場合は、ホストシステムで転
送機能が有効になっていないか確認してください。パケット転送機能が有効になっている場合は、無効にする必要があり ます。
手順
u Windows Vista または Windows 7 以降のホストで、ルーティングとリモートアクセスサービスを停止します。
a services.msc と入力してサービスコンソールを開きます。
b [ルーティングとリモートアクセス] を選択して、[停止] をクリックします。
Linux ホストでのパケット転送の無効化
Linux ホスト上に設定されたホストオンリーネットワークからパケットが漏洩している場合は、ホストシステムでパケッ
ト転送機能が誤って有効になっている可能性があります。パケット転送機能が有効になっている場合は、無効にする必要 があります。
パケットの転送を無効化する方法は、お使いの Linux ディストリビューションによって異なります。たとえば、コント ロールパネルを使用する、カーネルをコンパイルするときに設定を行う、システムの起動時に指定値を入力する、といっ た方法があります。詳細は、オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。
手順
u root として、特殊なファイル /proc/sys/net/ipv4/ip_forward に 0(ゼロ)を書き込みます。
echo "0" > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
Linux でのホストオンリー ネットワーク向けのルーティング情報の管理
ホストオンリーネットワークにはネットワークインターフェイス(vmnet1)が関連付けられます。このインターフェイ スはホスト OS の起動時に「up」となります。ホスト OS 上で機能するルーティングサーバプロセスは、自動的にこの ホストオンリーネットワークを検出して、そのネットワークへの到達方法を伝搬します。ただし、その動作を行わないよ う明示的に構成した場合を除きます。
ルーティング情報を受信する目的でのみ routed デーモンまたは gated デーモンを実行する場合、最も簡単な方法は、
ルーティング構成を実行するときにオプション-qを指定して、ホストオンリーネットワークがルーティング情報を受信 するが、提供しないようにすることです。
ルーティング情報を提供するためにルーティングサービスを実行している場合は、ホストオンリーネットワークへの root 情報をアドバタイズしないようにサービスを構成します。多くの Linux ディストリビューションに同梱されているバー
ジョンの routed デーモンでは、インターフェイスをアドバタイズしないように指定するオプションをサポートしていま
せん。詳細については、お使いのシステムのマニュアル routed(8) を参照してください。
gated デーモンを使用している場合は、vmnet1 インターフェイスをあらゆるプロトコル動作から明示的に除外する必要
があります。gated を使用したマルチホームシステム上に構築されたホストオンリーネットワークで仮想マシンを実行 する必要がある場合に、問題が生じた時は、当社のテクニカルサポートにお問い合わせください。
Linux 上のホストオンリー ネットワークでの DHCP と DDNS の使用
Workstation Pro の仮想 DHCP サーバは、Dynamic Domain Name Service (DDNS) を使用して DNS サーバを更新す ることはできません。このため、DHCP を使用して、IP アドレスだけでなく、ネームサーバを実行しているホストの ID や、最短距離にあるルータまたはゲートウェイといった情報を提供する必要があります。
名前を使用して他の仮想マシンと通信するには、vmnet1 用の DHCP 構成ファイル
(/etc/vmware/vmnet1/dhcpd/dhcpd.conf) を編集するか、ホスト名に静的にバインドされた IP アドレスを使用し てください。DHCP サーバ構成ファイルの編集に必要な情報は、DHCP サーバのドキュメントから直接収集してくださ い。マニュアルページ dhcpd(8) と dhcpd.conf(8) を参照してください。
注意 DHCP 構成ファイルの読み取り専用セクションで行った変更は、次に仮想ネットワークエディタを実行するときに
失われます。
Linux ホストでの DHCPD 問題のトラブルシューティング
Workstation Pro をインストールする前に Linux ホストシステムで DHCP サーバ (dhcpd) ユーティリティが実行され ていた場合、ホストオンリーネットワークの構成時に、新しく追加されたネットワークインターフェイス vmnet1 が up となり、利用可能になったことがユーティリティにより検出された可能性があります。
一部の dhcpd の実装は、構成ファイルにこのインターフェイス用のサブネットの指定がなければ異常終了します。これ
は、dhcpd がインターフェイスを介して受信したメッセージに応答しないように設定されていても発生する可能性があり
ます。
最適な解決方法は、dhcpd 構成ファイルにsubnet <net>.0 netmask 255.255.255.0 {} の形式の行を追加する ことです。<net> は、ホストオンリーネットワークに割り当てられたネットワーク番号(例: 192.168.0)です。構 成ファイルのこの行は、dhcpd にホストオンリーネットワークに関する情報を提供し、そのネットワークから送信され
る dhcpd リクエストに応答しないように明示的に指示します。
もう 1 つの対処法として、プログラムの起動時に毎回、dhcpd がモニタするネットワークインターフェイスのセットを 明示的に指定する方法もあります。たとえば、ホストシステムにイーサネットインターフェイス (eth0) が 1 つだけある 場合、dhcpd を起動するたびに、次のようにコマンドラインにインターフェイスを指定します。
dhcpd eth0
この解決方法によって、dhcpd がすべての利用可能なネットワークインターフェイスを検索することを防止できます。
ご使用の DHCP サーバプログラムでこれらの解決策が機能しない場合は、プログラムのバージョンが古い可能性がある
ので、最新バージョンにアップグレードしてみてください。DHCP サーバプログラムは、Internet Systems Consortium (ISC) Web サイトから入手できます。