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4. 第二段階ベンチマーク解析

4.2 ベンチマーク問題

4. 第二段階ベンチマーク解析

析モデルの応答波形を使用した.試験では,波形の 振動特性を保持したまま振幅レベルを係数倍し,入 力波として使用した.

入力振幅レベルを徐々に増大させ,破損するまで 複数回の加振を行った漸増加振試験のうちの1ケー スをベンチマーク解析の試験ケースとして選定し た.具体的には,加振回数全9回のうち,試験体が 塑性域に到達するレベルからひずみ振幅1%の範囲 に収まる試験を対象とした.この試験の最大入力加

速度は約1.4 Gであった.

2)ベンチマーク解析提供データおよび指定した出 力項目

エルボ要素配管振動試験に対するベンチマーク解 析(以下,「エルボ解析」)では,参加者に対して以下 のデータを提供した.

(a)試験体設計図面

(b) エルボ部の形状

・外径および板厚の実測データ

(c)エルボ部の材料特性

・ミルシート値

・解析法ガイドラインで提供するSUS304の弾 塑性応力-ひずみ関係式

(d) 入力加速度時刻歴波形データ

(e)計測位置図

(f)試験における減衰比

1次モードに対して3.0%(弾性試験結果より)

参加者には,以下の解析結果の提供を求めた.

(a)弾性域での一次固有振動数およびモード図

(b) 錘部の応答加速度(時刻歴)

(c)エルボの開閉変位(時刻歴)

(d) エルボ外面指定点(試験計測位置,エルボ中央

断面脇部)の全ひずみ(時刻歴)

(e)相当塑性ひずみコンター図

4.2.2 ティ要素配管振動試験の概要

1)試験概要

4.2-4に試験の状況を,図4.2-5に試験体の形状

を示す.試験体には150A Sch10S(外径:165.2 mm,

板厚:3.4 mm)のステンレス鋼配管SUS304TPを使 用した.ティ試験体の主管両端を振動台に固定し,

枝管の自由端には慣性力を得るために錘を設置して いる.振動台加振時に錘で発生する地震慣性力によ る曲げモーメントがティに負荷される試験である.

錘部は支持されておらず,試験体は自立している.

錘部は収納箱と質量調整用の内部錘で構成され,錘 部全体(錘収納箱+内部錘+フランジ)の質量は,実

測で255 kgであった.本試験では,ティが面外曲

げを起こす方向(図4.2-5のZ軸方向)の一方向に加 振を行った.試験は常温で実施し,亀裂貫通の検出 を目的として22 kPaのごく低圧を負荷した.

加振試験ではエルボ要素配管振動試験と同じ入力 地震波を使用し,波形の振動特性を保持したまま振 幅レベルを係数倍し,入力波として使用した.図

4.2-6に入力地震波の加速度時刻歴波形と加速度応

答スペクトル(減衰比0.5%で計算)を示す.

入力振幅レベルを徐々に増大させ,破損するまで 複数回の加振を行った漸増加振試験のうちの1ケー スをベンチマーク解析の試験ケースとして選定し た.対象とした試験の選定の観点はエルボ要素配管 振動試験と同様である.対象とした試験の最大入力 加速度は約1.4 Gであった.

4.2-5 ティ試験体の形状および設置状況

Fig. 4.2-5 Configuration of the tee specimen test setup.

4.2-4 ティ要素配管振動試験の外観

Fig. 4.2-4 Setup of the tee pipe element shaking test.

2)ベンチマーク解析提供データおよび指定した出 力項目

ティ要素配管振動試験に対するベンチマーク解析

(以下,「ティ解析」)では,参加者に対して以下のデー タを提供した.

(a)試験体設計図面

(b) ティの形状(図4.2-7参照)

・外形の三次元計測データ

・ティR部曲率半径

三次元計測データからティのR部(肩の部分)

のデータを抽出し,それをもとに寸法を算定.

・ティ代表点での板厚の実測データ

(c)ティ部の材料特性

・ミルシート値

・試験体から採取した材料試験片による単調引 張試験から得られた公称応力-公称ひずみ曲 線

・解析法ガイドラインで提供するSUS304の弾 塑性応力-ひずみ関係式

(d) 入力加速度時刻歴波形データ

(e)計測位置図

(f)試験における減衰比

1次モードに対して0.1%(弾性試験結果より)

参加者には,以下の解析結果の提供を求めた.

(a)一次固有振動数およびモード図

(b) 錘部の応答加速度(時刻歴)

(c)ティ外面指定点(試験計測位置,図4.2-8参照)

の全ひずみ(時刻歴)

(d) 相当塑性ひずみコンター図

4.2-6 ティ要素配管振動試験の入力

Fig. 4.2-6 Input motion for the tee pipe element shaking test.

4.2-7 ティ試験体の形状データ

Fig. 4.2-7 Configuration information of the tee specimen.

4.2-8 ティ解析におけるひずみ評価点

Fig. 4.2-8 Strain evaluation point in the analysis on the tee.

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