(VECTOR)
本節の計算を行う際は、VECTORモードにします。
■ ベクトル計算の概要
A ベクトル計算の操作の流れ
ここでは、次のベクトル計算を実行する場合で、操作手順を例示し ます。
(1,2)+(3,4)=(4,6)
● VECTORモ ー ド で は、 計 算 に 使 う ベ ク ト ル デ ー タ を“VctA”、
“VctB”、“VctC”という名前のメモリーエリア(ベクトルメモリー)
に登録した上で、メモリー計算の要領で演算を実行します。
1. N8(VECTOR)を押します。
u 右のようなベクトル選択画面が初
期表示されます。
2. 1(VctA)を押します。
u 右のような次元設定画面が表示さ
れます。
3. 2次元のベクトルを登録するので、2(2)を押します。
u 次のようなベクトルエディタ画面が表示されます。
この“A”はVctAを表す
この画面を使ってベクトルの入力 や編集を行うことができます。
4. 演算に使う1つ目のベクトル(1, 2) を入力します。
1= 2=
5. 15(VECTOR)を押します。
u 右のようなベクトルメニューが表 示されます。
6. 1(Dim)を押します。
u 手順1と同じベクトル選択画面が表示されます。
u 2(VctB)を押してVctBを選択し、2つ目のベクトル (3, 4)の 入力を行います。入力は、手順2〜4と同じ要領で行います。
7. ベクトルの入力が済んだら、Aを押します。
u 表示がクリアされます。
8. 計算式(VctA+VctB)を入力します。
15(VECTOR)3(VctA)+ 15(VECTOR)4(VctB)
9. 計算を実行するには、=を押します。
u 計算結果がVctAns画面に表示されます。
この“Ans”はVctAnsを表す
u Aを押すとベクトル演算画面に 戻り、引き続き他の演算を行うこ とができます。
A ベクトル演算画面について
VECTORモードでの計算は、ベクトル演算画面で行います。
ベクトルメニューから、ベクトルメモリー(VctA、VctB、VctC)を 呼び出し、ベクトル計算を実行します。
● 計算を実行するごとに、最新の計算結果がVctAnsに格納されま す。VctAnsも、ベクトルメモリーと同様にベクトルメニューか ら呼び出して、計算に使うことができます。
VCT
VCT
VCT
VCT
ベクトル演算画面で可能なその他の操作について
MATRIXモード時と同様です。「行列演算画面で可能なその他の操作
について」(61ページ)を参照してください。
A VctAns 画面について
● VctAns画面はベクトルエディタ画面と同じ画面構成ですが、各 要素の編集を行うことはできません。
A ベクトルメニューについて
メニュー名 説 明
1Dim ベ ク ト ル メ モ リ ー(VctA、VctB、VctC)を 選 んで、次元設定を行います。
2Data ベクトルエディタ画面を呼び出します。
3VctA “VctA”を入力します。
4VctB “VctB”を入力します。
5VctC “VctC”を入力します。
6VctAns “VctAns”を入力します。
7Dot 内積を求めるコマンド “•” を入力します。
■ ベクトルの入力と編集
A ベクトルメモリーにベクトルを登録するには
1. 15(VECTOR)1(Dim)と押します。
u ベクトル選択画面が表示されます。
2. 数字キー(1〜3)を使って選択します。
u 次元設定画面が表示されます。
3. 数字キー(1〜2)を使って、ベクトルの次元を指定します。
u 13次元または22次元のいずれかが指定可能です。
u 次元を指定すると、ベクトルエディタ画面が表示されます。
4. ベクトルエディタ画面で、ベクトルの各要素の入力を行います。
u ベクトルエディタ画面での入力/編集操作は、EQNモードの 係数エディタと同じ要領で行うことができます。(58ページ参 照)
u 入力後、ベクトル演算画面を表示するには、Aを押します。
A ベクトルメモリーの内容を編集するには
1. 15(VECTOR)2(Data)と押します。
2. 数字キー(1〜3)を使ってベクトルメモリーを選択します。
3. ベクトルの各要素の編集を行います。
A ベクトルメモリーのクリアについて
ベクトルメモリーのクリアについては、行列メモリーの場合とほぼ 同様です。(62ページ参照)
A 入力に関するご注意
ベクトルエディタ画面での注意点は、STATエディタ画面の場合と ほぼ同様です。47ページの「入力に関するご注意」の2、3を参照 してください。
A ベクトルメモリーにベクトルをコピーするには
ベクトルメモリーのコピーについては、行列メモリーの場合とほぼ 同様です。(62ページ参照)
■ ベクトル計算の実行
以 下 の 例 題 で は、VctA=(1,2)、VctB=(3,4)、VctC=(2,–1,2)が 登録済みとします。
A ベクトルの加減算
ベクトルの加減算は、次元の同じベクトル同士でのみ実行可能で す。
- VctA+VctB
A15(VECTOR)3(VctA) +15(VECTOR)4(VctB)=
A ベクトルのスカラー倍
- 3×VctA
A3*15(VECTOR)3(VctA)=
A ベクトルの内積
内積は、次元の同じベクトル同士でのみ計算可能です。
- VctA • VctB
A15(VECTOR)3(VctA) 15(VECTOR)7(Dot) 15(VECTOR)4(VctB)=
VCT
VCT
VCT
A ベクトルの外積
外積は、次元の同じベクトル同士でのみ計算可能です。
- VctA×VctB
A15(VECTOR)3(VctA)
*15(VECTOR)4(VctB)=
● 2次元同士のベクトルの外積は、3次元ベクトルのz成分を0とし て計算されます。
A ベクトルの絶対値
- VctCの絶対値を求める
A1w(Abs)
15(VECTOR)5(VctC))=