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ベクトル化ツール

それぞれのオブジェクトタイプにあったベクトル化ツールを実行し、ラスターオブジェクト をベクトルデータに変換することができます。

ベクトル化後、もとのイメージの処理に関して設定することができます。

削除方法から「なし」を設定すると、ベクトル化後ラスターデータは削除されません。

「消しゴム」を設定すると、背後のラスターを自動的に削除します。この設定では、「消し ゴム/クロップの線幅」の設定を使用して、消しゴムで削除するラスターの幅が決まりま す。

「REM」を設定すると、背後のラスターを削除します。ただし、「消しゴム」設定とは異 なり、ラスターオブジェクトとして削除されるため、ラスター線幅が認識され、ラスター交 点はきれいに処理できます。

フォローツール

等高線などの複雑なジオメトリを追尾しながらベクトル化することができます。

フォローするイメージオブジェクト上を指定することで、終点に達するまで半自動的にトレ ースできます。

Raster Designオプションの「ベクトル化ツールフォロー」タブで、追尾している段階の色

の設定や、等高線フォローの図形タイプ、高度を設定することができます。

文字認識

図面内のラスター文字を選択し、AutoCAD の文字または複数行の文字(マルチテキスト)に変 換することができます。

事前に、ベクトル化する文字のスタイルや文字高さなどを設定しておくことができます。

ベクトル化ツール

ベクトル化した後、イメージデータが削除されないように設定します。

1. D005-01.dwg を開きます。

2. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル、▼を選択し、

表示され「削除方法」から「なし」を選択します。

イメージデータの線分をベクトル化します。

3. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル→「プリミティブ」

→「線分」を選択します。

4. 「1点を指定:」でベクトル化するラスター線分を選択します。

5. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、コマンドを終了します。

イメージデータの円をベクトル化します。

6. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル→「プリミティブ」

→「円」を選択します。

7. 「1点を指定:」でベクトル化するラスターの円を選択します。

8. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、コマンドを終了します。

9. ファイルを閉じます。 保存はしません。

ポリラインフォロー

ラスタースナップを設定します。

1. D005-02.dwg を開きます。

2. リボン「ラスターツール」タブ→「スナップ」パネル→「ラスタースナップ」を選択します。

3. 表示された5つのラスタースナップモードのアイコンボタンの中から、

「ラスター線幅の中心へスナップ」と「ラスター線分の端点へスナップ」を選択します。

等高線イメージをポリラインフォローでベクトル化します。

4. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル→「フォロー」

→「ポリラインフォロー」を選択します。

5. 「フォローする点を指定:」で追尾するイメージ線分上を指定します。

6. ベクトル化された内容を確認します。

7. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、フォローを終了します。

8. 次に追尾を始めるイメージ線分上を指定します。

9. ベクトル化された内容を確認します。

10. 右クリックして表示されるメニューから「ロールバック」を選択します。

11. 「ロールバック先の頂点を選択:」でロールバックする位置を指定します。

ロールバック位置は、作成されたポリラインの頂点が指定できます。

12. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、フォローを終了します。

13. 次に追尾を始めるイメージ線分上を指定します。

14. ベクトル化された内容を確認します。

15. 右クリックして表示されるメニューから「切り替え」を選択します。

16. ポリラインの終了位置を切り替えることができます。

17. 点を上部側に切り替え、右クリックして表示されるメニューから「ロールバック」を選択 します。

18. 「ロールバック先の頂点を選択:」でロールバックする頂点位置を指定します。

19. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、フォローを終了します。

20. 右クリックして表示されるメニューから「Enter」を選択し、コマンドを終了します。

21. ラスタースナップを解除します。

22. ファイルを閉じます。 保存はしません。

※オプション

「S=切り替え」

フォローされた最終端部をもう一方の端部に切り替えます。

「D=方向」

次に追尾を始める位置を指定します。

分岐部分や途切れている部分などでフォロー最終端部ではないのに、

フォローが止まったときに使用します。

「A=追加」 「D=方向」オプションで指示してもフォローの方向が認識できず、

フォローが開始されない場合に使用します。

フォローの方向が確実に認識できる位置まで手動で点を追加します。

「B=バックアップ」

直前の点の位置を取り消します。

「R=ロールバック」

マウスでクリックする頂点位置まで取り消します。

文字認識

文字イメージを文字オブジェクトとしてベクトル化します。

1. D005-03.dwg を開きます。

2. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル→「OCR」

→「光学式文字読取機能(OCR)の設定」を選択します。

3. 「文字認識の設定」ダイアログで以下の設定をし、「OK」ボタンを押します。

「出力タイプ」を「1行文字」 「AutoCAD文字スタイル」を「MSG」

「文字高さ」を「指定した高さ」で「4

4. リボン「ラスターツール」タブ→「文字認識とベクトル変換」パネル→「OCR」

→「文字を認識」を選択します。

5. 「長方形の1番目のコーナーを指定:」で、ベクトル化する文字列を囲む枠の

左下コーナーとなる位置を指定します。

6. 「文字の角度を指定:」で、右クリックして表示されるメニューから

「Enter」を選択し、既定値の0度に指定します。

7. 「2番目のコーナーを指定:」で、ベクトル化する文字列を囲む枠の右上コーナーとなる

位置を指定します。

8. 「文字を確認」ダイアログで、内容を確認し、「OK」ボタンを押します。

9. イメージの文字が文字オブジェクトになります。

10. 「ESC」キーを押して終了します。

11. ファイルを閉じます。保存はしません。

12. 「イメージを保存」ダイアログで「すべてスキップ」ボタンを押します。

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