〈原 理〉
pH 標準列と同じ指示薬を検水に加え、発色させたものを標準列と比較して測定す る方法である。
〈試薬及び器具〉
・標準比色液及び指示薬
BCP ブロムクレゾールパープル pH 値 5.2 ~ 6.8 BTB ブロムチモールブルー pH 値 6.0 ~ 7.6 PR フェノールレッド pH 値 6.8 ~ 8.4 TB チモールブルー pH 値 8.0 ~ 9.6 ・pH 比色箱
・5mℓ 比色管
〈試験操作〉
検水 5mℓ を比色管に採り、指示薬(PR又はBTB)0.25mℓ を加え、振り混ぜ て第2穴に入れる。
第5穴に精製水を入れた比色管を入れる。
第4、第6穴に検水 5mℓ 及び精製水 0.25mℓ ずつを加えた比色管を入れる。
第1、第3穴に検水を加えた指示薬と同じ標準比色液のうち、検水の色調と近似す る標準比色液を入れて比色測定する。ただし、検水に濁り及び色のない場合は、第5、
第4、第6の穴に検水を入れることを省略しても差し支えない。
〈原 理〉
標準比濁液の示す濁りの度合いと比較し、該当する比濁液中の精製カオリンの mg
/mℓ 数として表す。
〈試薬及び器具〉
・濁度用標準液 市販の濁度用標準液(0.1 mg カオリン/mℓ ) ・濁度用比色管 全長約 37cm の底面を磨いた共栓平底試験管
水素イオン濃度(比色法)
濁度(透視比濁法)
〈試験操作〉
・標準列の作成
濁度用標準液(0.1 mg カオリン/mℓ )を比色管にそれぞれ 0 mℓ 、1.0mℓ 、 2.0 mℓ ~10.0 mℓ 分取する。全量を蒸留水で 100 mℓ とする。
栓をしてよく振り混ぜ、これを標準列とする。この時、各々の濁度は 0 度、1 度、2 度~10 度である。
・測定
検水 100 mℓ を比色管に分取する。
これを検水として、上記標準列より同様な濁りを呈する標準液に含まれる標準原 液の mℓ 数(a)を求め、次式により濁度(度)を求める。
1000
濁 度(度)=a× ×0.1 検水 mℓ
都では、プール水の遊離残留塩素濃度の測定を、「DPD法又はそれと同等以上の 精度を有する方法」で行うことを指導している。
ここでは、緩衝液と粉末試薬を用いるDPD法による遊離残留塩素濃度の測定方法 について説明する。
〈原 理〉
本法は、残留塩素が N,N ジエチル-p-ファニレンジアミン(DPD)と反応して 生じる桃色~桃赤色を標準比色液と比較して残留塩素濃度を測定する方法である。
〈操作方法〉
(比色セルが 20mℓ の場合)
① 比色セルに緩衝液を 1.0mℓ 滴下し、粉末試薬を入 れる(溶かす必要はない。)。
② プール水を標線まで加える
③ 混和後 1 分以内に比色操作をする。
試薬が錠剤タイプのものや、すべて液体タイプのものな どがあるが、基本的な操作手順は同様である(実際の操作 に当たっては、使用説明書等を十分確認すること)。
DPD法の定量範囲は、0.05mg/ℓ ~2.0mg/ℓ なの で、足洗い場及び腰洗い槽に用いる場合は、希釈操作が必 要となる。希釈に使用する水は、残留塩素が含まれている と誤差を生じるので、精製水又は水道水を 3 分以上沸騰さ せた後、常温にした水を使用すること。
残留塩素濃度
測定方法には、非分散型赤外分析計、光干渉計や検知管による方法などがある。
ここでは、簡便な検知管による方法について説明する。
ア 測定手順
ガス採取器の空気漏れ試験をする(図-3)。
検知管の両端をカッターで切断し、採取器に差し込む(切断したガラス片の取扱い に気をつけること。)。
採取器のピストン柄を一気に引いて、止金に固定する。
測定場所(床上 75cm~ 150cm)に一定時間(約3分)放置する。
空気の採取の終了後検知管を取り外し、検知管の目盛りで着色層の先端を読む(図
-2)。
二酸化炭素(炭酸ガス)
イ ガス採取器の空気の漏れ試験
両端を密閉したままの新しい検知管 を採取器に取り付け、ピストン柄を一気 に完全に(100mℓ の線まで)引いて、
止金に固定する。
3分間放置し、ピストン柄が完全に元 に戻れば正常である。
完全に戻らないときは空気漏れのあ る証拠である。
接続ゴム管が老化していると、その部 分から空気が漏れることがあるので、そ の場合は新しいものと交換する。
それでも完全に元に戻らないときは、
ピストンのすり合わせからの漏れと思 われるので、ピストンの掃除を行う。