5. セキュリティ機能要件
5.8 クラス:高信頼パス/チャネル (FTP)
5.8.1 高信頼チャネル通信 (FTP_ITC)
FTP_ITC_EXT.1 拡張:高信頼チャネル通信
FTP_ITC_EXT.1.1 TSF は、他の通信チャネルと論理的に分離され、そのエンドポイント の保証された識別を提供し、チャネルデータを暴露から保護し、チャネルデータの改変を 検知するような、自身と他の高信頼 IT 製品との間の通信チャネルを提供するために、
802.11-2012、802.1X、及びEAP-TLS、ならびに [選択、少なくとも1つを選択: IPsec、 TLS、DTLS、HTTPSプロトコル] を利用しなければならない (shall)。
適用上の注釈:上記要件の必須部分の意図は、TOEとアクセスポイント、VPNゲートウェ イ、または他の高信頼IT製品との間の高信頼チャネルを確立し維持するため、要件で特定 された暗号プロトコルを用いることである。
ST作成者は、どの高信頼チャネルプロトコルがモバイルデバイスによって実装されている のかを列挙しなければならない (shall)。 ST作成者がIPsecを選択した場合、TSFは「IPsec 仮想プライベートネットワーク (VPN) クライアントのプロテクションプロファイル」に適 合して認証されなければならない (shall)。附属書B (訳注:「附属書C 選択ベースの要件」
が正しい。) には、その他のオプションの高信頼チャネルプロトコルのそれぞれを実装する ための要件が含まれている。ST 作成者は、FTP_ITC_EXT.1 において選択された高信頼チ ャネルプロトコルのセキュリティ機能要件をSTの本文中に含めなければならない (must)。
エンドポイントの保証された識別は、列挙された高信頼チャネルプロトコルによって使用 される認証メカニズムに従って行われる。
FTP_ITC_EXT.1.2 TSFは、TSFが高信頼チャネルを介して通信を起動することを許可し なければならない (shall)。
FTP_ITC_EXT.1.3 TSF は、無線アクセスポイントへの接続、管理者としての通信、設定 済みの企業接続、及び [選択:OTAアップデート、その他の接続なし] について、高信頼チ ャネルを介した通信を起動しなければならない (shall)。
適用上の注釈:将来的に、OTA アップデートについて高信頼チャネルが要求されることに なる。
保証アクティビティ:
評価者は、要件で特定された暗号プロトコルの観点から、アクセスポイント、VPN ゲート ウェイ、及び他の高信頼IT製品へ接続するTOEの詳細と、仕様に反映されていないかもし れないTOE特有のオプションまたは手続きが記述されていることを決定するため、TSSを 検査しなければならない (shall)。 評価者は、TSSに列挙されたすべてのプロトコルがST の要件において特定され、含まれていることについても確認しなければならない (shall)。
評価者は、アクセスポイント、VPNゲートウェイ、及び他の高信頼IT製品への接続を確立 するための指示が操作ガイダンスに含まれていることを確認しなければならない (shall)。
OTAアップデートが選択される場合、TSSは、どの高信頼チャネルプロトコルがTOEによ って開始されアップデートに利用されるかについて記述しなければならない (shall)。
また評価者は、列挙された各プロトコルについて以下のテストを実行しなければならない (shall):
テスト1:評価者は、操作ガイダンスに記述されるように接続を設定し、通信が成功するこ とを保証することにより、TOEが802.11-2012及び事前共有鍵を用いて、アクセスポイン トとの通信を起動できることを保証しなければならない (shall)。
テスト2:評価者は、操作ガイダンスに記述されるように接続を設定し、通信が成功するこ とを保証することにより、TOEが802.11-2012、802.1x、及びEAP-TLSを用いてアクセス ポイントとの通信を起動できることを保証しなければならない (shall)。
テスト3:[条件付き] IPsecが選択される (及びTSFにネイティブなVPNクライアントが 含まれる) 場合、評価者は、操作ガイダンスに記述されるように接続を設定し、通信が成功 することを保証することにより、TOEがVPNゲートウェイとの通信を起動できることを保 証しなければならない (shall)。
テスト4:その他の任意の選択されたプロトコル (かつ、テスト1、2、または 3 でテスト
されていないもの) について、評価者は、操作ガイダンスに記述されるように接続を設定し、
通信が成功することを保証することにより、TOEがそのプロトコルを用いて高信頼IT製品 との通信を起動できることを保証しなければならない (shall)。
テスト 5:OTA アップデートが選択される場合、評価者は、操作ガイダンスに従いアップ デート要求を引き起こさなければならず (shall)、そしてその通信が成功することを保証し なければならない (shall)。
テスト 6:評価者は、正当な ITエンティティとの各通信チャネルについて、チャネルデー タが平文では送信されないこと、そしてテスト対象のトラフィックとしてそのトラフィッ クがをプロトコルアナライザが特定することを保証しなければならない (shall)。