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IDEプロジェクトの作成とビルドを行うコマンドラ イン・ユーティリティを示します。これらのユーティリティによって、

コマンドライン・スクリプトを使用して

Nios II IDE

の処理を自動化でき ます。例えば、これらのユーティリティを利用すると、スクリプトでソー ス・コントロールから

Nios II IDE

プロジェクトを点検し、プロジェクト

Nios II IDE

のワークスペースにインポートして、プロジェクトをビル

ドすることができます。

インストラクショ ン・セット・シミュ レータ

アルテラはNios IIプロセッサ用インストラクション・セット・シミュレータ(ISS)を提 供します。ISSはNios II IDE内で使用でき、ISSでのプログラムの実行およびデバッグ・

プロセスは、ターゲット・ハードウェア上での実行およびデバッグ・プロセスと同じで す。詳細については、Nios II IDEオンライン・ヘルプ・システムを参照してください。

Quartus IIプログラ マ

Quartus IIプログラマは、Quartus IIソフトウェアの一部ですがNios II IDEから直接起動 できます。Quartus II プログラマを使用して、新しい FPGA コンフィギュレーション・

ファイルをボードにダウンロードすることができます。詳細については、Nios II IDEオン ライン・ヘルプ・システムを参照するか、またはQuartus IIプログラマが開いているとき に[F1]キーを押してください。

表11–1. Nios II IDEおよび関連ツール (2/2)

ツール 機能説明

Altera Corporation 11–3

2004年12月 Nios II ソフトウェア開発ハンドブック

表11–3

に、Nios II プログラム開発用にアルテラが提供するその他のコ マンドライン・ツールを示します。

表11–2. Nios II IDEコマンドライン・ツール

ツール 機能説明

nios2-create-system-library 新しいシステム・ライブラリ・プロジェクトを作成します。

nios2-create-application-project 新しいC/C++アプリケーション・プロジェクトを作成します。

nios2-build-project Nios II IDE managed-make機能を使用して、プロジェクトを ビルドします。makefileを作成または更新してプロジェクト をビルドし、任意にmakeを実行します。 nios2-build-projectは、現在のNios II IDEのワークスペースに存在する プロジェクト上でのみ動作します。

nios2-import-project 以前に作成した Nios II IDE プロジェクトを現在のワークス ペースにインポートします。

nios2-delete-project Nios II IDEのワークスペースからプロジェクトを削除し、任 意にファイル・システムからファイルを削除します。

表11–3.アルテラのコマンドライン・ツール

ツール 機能説明

nios2-download デバッグまたは実行のために、ターゲット・プロセッサにコードをダウ

ンロードします。

nios2-flash-programmer ターゲット・ボード上のフラッシュ・メモリにデータをプログラムしま す。

nios2-gdb-server ターゲットのNios IIプロセッサを使用し、TCP経由でGNUデバッガ

(GDB)リモート・シリアル・プロトコル・パケットをJTAG(Joint Test Action Group)トランザクションに変換します。

nios2-terminal Nios IIシステムのJTAG UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)で端末I/Oを実行します。

validate_zip 指定されたzipファイルが、アルテラのリード・オンリzipファイル・シ ステムと互換性があるかどうかを検証します。

アルテラのコマンドライン・ツール

あるユーティリティから別のユーティリティにデータを渡すときに、

ファイル・フォーマットの変換が必要になる場合があります。表

11–4

に、ファイル・フォーマットを変換するためのアルテラが提供するユー ティリティを示します。

表11–5

に、第

1

世代の

Nios

プロセッサ

SDK

およびツール・フローと の下位互換性をサポートする、アルテラのツールを示します。

詳細 につ いて は、 「 AN 350: Upgrading Nios Processor Systems to the

Nios II Processor」を参照してください。

表11–4.ファイル変換ユーティリティ

ユーティリティ 機能説明

bin2flash バイナリ・ファイルをフラッシュ・メモリにプログラムするために、.flashファイルに変 換します。

elf2dat .elf実行可能ファイル・フォーマットを、Verilog HDLハードウェア・シミュレータに適 した.datファイル・フォーマットに変換します。

elf2flash .elf実行可能ファイルをフラッシュ・メモリにプログラムするために、.flashファイルに 変換します。

elf2hex .elf実行可能ファイルをIntel .hexファイル・フォーマットに変換します。

elf2mem 特定のNios IIシステム内のメモリ・デバイス用のメモリ内容を生成します。

elf2mif .elf実行可能ファイルをQuartus IIメモリ初期化ファイル(.mif)フォーマットに変換しま す。

flash2dat .flash ファイルを、Verilog HDL ハードウェア・シミュレータに適した .dat ファイル・

フォーマットに変換します。

mk-nios2- signaltap- mnemonic-table

.elfファイルとSOPC Builderのシステム・ファイル(.ptf)を取り込み、Nios II命令のニー モニック・テーブルとアルテラのSignalTap® II ロジック・アナライザ用のシンボルを含 む.stpファイルを作成します。

sof2flash FPGAのコンフィギュレーション・ファイル(.sof)を、フラッシュ・メモリにプログラ ムするための.flashファイルに変換します。

Altera Corporation 11–5

2004年12月 Nios II ソフトウェア開発ハンドブック

GNU

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