二〇〇三年の現段階でも、 SBSを含むMAで輸入される分を除いては、一 キログラム当たり三四一円という比較的高い関税がかけられており、大幅に輸 入が増加する状況にはいたっていないが、 WTOにおける交渉ではそれを大幅 に引き下げるとともにMAの水準を引き上げる合意原案が示されている(54)。そ れに対し、日本の国内から賛同することになりかねないのである。
注
( 1)生産調整に関する研究会「水田農業政策・米政策再構築の基本方向」二
〇〇二年一一月、一ページ.
(2) 『図説 食料・農業・農村自書(平成一三年度版)』農林統計協会、二〇
〇二年、六六ページの図Ⅰ一三二。
( 3 ) 『米麦データブック平成一四年版』瑞穂協会、二〇〇二年、四二六ページo なお、実際の回答項目は「米・麦」と「パン・麺・その他」だが、麦をそのま ま購入することはまれであると考え、 「米」と「パン・麺」の比較として扱った。
(4)同右、四二七ページ。
(5)米購入時の判断基準については、食糧庁「食糧モニター調査結果」 (各年 吹)による。自県産米購入割合については、 『米穀市況速報』二〇〇二年一二月 一九日付、九ページ。
(6)前掲『米麦データブック平成一四年版』、四二四ページ。
(7)生産調整に関する研究会流通部会「流通部会中間取りまとめ」、二〇〇二
年六月、二ページ。
(8)加工米飯は混飯にすることでさまざまな工夫ができる。例えば、ニチロ が一九九九年秋から関西限定で販売を開始した「そばめし」は二〇〇〇年一一
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月から販売量が急増し、生産が間に合わなくなり、出荷を一時停止せざるを得 ないほどの売れ行きとなった(『日経産業新聞』二〇〇〇年一二月二〇日付、二 三面)。他にも米飯とレトルト・カレーの組み合わせ、お茶漬け海苔とのセット など他の食材とあわせることで簡便化志向の消費を促す手法は一般的である。
また、最近注目を集めている発芽玄米は、化粧品・健康食品メーカーのファン ケルが七割以上のシェアを持っており、当初量販店等でそのまま販売すること を目指していたが、一キログラム九五〇円という高価な価格設定が災いし、卸 売業者等をつうじた通常の販売ルートからは撤退した。その後、通常の白米と 混ぜ合わせた発芽玄米弁当や加工米飯として販売することで需要が拡大した
ー(『日本食糧新聞』二〇〇一年一一月二日付、一面、二〇O二年一一月一三日付、
三面)0
(9)生産調整に関する研究会流通部会、前掲、二ページ。
(10)各業界団体の会員数についてはそれぞれのホームページを参照した。
(ll)食糧庁「加工米飯の生産量」、二〇〇二年八月。
(12) 『日経流通新聞』二〇〇二年四月二五日付、五面。
(13)三島徳三『流通「自由化」と食管制度』農山漁村文化協会、一九八八年、
一六九〜一七二ページ.
(14)食管法末期の大手資本と米流通業者の提携については、冬木勝仁「米市 場再編と卸売業者」河相一成編著『米市場再編と食管制度』農林統計協会、一 九九四年、九〇〜九二ページ、冬木勝仁「『米飯ビジネス』と食糧管理制度」 『農 業経済研究報告』第二七号、一九九四年四月、三八ページ.
(15)外食産業総合調査研究センター『外食産業のメニュー編成と米飯料理の 売れ崩メニュー』、一九九三年、三八五、三八八ぺ‑ジ.
(16)シーエムシー編集部『米・加工米飯ビジネス』シーエムシー、一九九≡
年、五一ページには炊飯事業の沿革が紹介されている。
(17)冬木、前掲「『米飯ビジネス』と食糧管理制度」、三二〜三三ページ。
(18)シーエムシー編集部、前掲、五二ページには炊飯事業者の主な配送地域 が掲載されているが、広いところでもせいぜい一都三県程度である。
(19)冷凍米飯のシェアについては、日本能率協会総合研究所・マーケテイン グ・データ・バンク『MDBマーケテイング・シェア・レポート二〇〇〇 N 0 ・ 1 [食品]』、二〇〇〇年八月、九四ページ。
(20)無菌包装米飯は一九九二年の段階では佐藤食品工業とエスビー食品でシ ェアの八〇%を占めていたが(シーエムシー編集部、前掲、三七ページ)、その 後加ト吉が急成長し、その一角に食い込んだ。
(21)レトルトおかゆのシェアについては、 『日本食糧新聞』二〇〇一年七月二 五日付、一〇面。
(22)ユーユーフーズについては『食糧ジャーナル』一九九一年七月号、四〇
〜四一ページ。
(23)ランキングの変遷については、 『日経流通新聞』二〇〇〇年一二月二八日
付、 ‑一面。
(24)同右、二〇〇二年四月三〇日付、一三面。
(25)同右、二〇〇二年四月二五日付、五面。
(26)同右、二〇〇二年五月二日付、 ‑一面。
(27) 『米穀市況速報』二〇〇二年一一月二九日付、二ページo
(28)例えば、すかいらーくグループにおけるガスト(低価格店)、ジョナサン
‑(有機農産物使用店)の事業展開など。
(29)食管法末期の外食産業の仕入れについては、冬木、前掲「米市場再編と 卸売業者」、六〇〜六六ページ。
(30)外食産業総合調査研究センター、前掲、三八五、三八八、三九四〜三九 七ページ。
(31)食糧法による規制緩和については第一章を参照。
(32) 『日経流通新聞』一九九五年八月三日付、一五面。
(33) 『米穀市況速報』二〇〇二年一一月二九日付、九ページ。原資料は、日本 フードサービス協会「外食産業食材仕入実態調査報告書」。
(34)外食産業が価格と品質を指定し、原料構成は米流通業者にまかせ、リス クを負担させるという方法は第一章で指摘した量販店と同じである。
(35)冬木、前掲「米市場再編と卸売業者」、六四〜六五ページo (36) 『日経流通新聞』一九九六年四月四日付、 ‑一面。
(37) 『日本経済新聞』一九九六年六月五日付、一五面。
(38)同右、一九九五年九月二一日付、一三面。なお、すかいらーくグループ は米以外の食材については、共同仕入体制を見直すことにしたが、米は継続し
ている(同前、一九九七年八月二六日付、 ‑一面)0 (39) 『日経流通新聞』一九九六年六月四日付、二七面。
(40)総合商社の事業展開については、 『米穀市況速報』二〇〇三年一月一日付、
六〜八ページを参照した。
(41) 『日本食糧新聞』一九九八年九月二一日付、一三面、二〇〇一年一月一日 付、六三面、二〇〇一年七月二五日付、一〇面.
(42) 『日経流通新聞』二〇〇二年一一月五日付、一九面。
(43) 『日本経済新聞』二〇〇一年一月三一日付、 ‑二面。
(44)同前。
(45) 『日経産業新聞』一九九五年三月二三日、一七面。
(46)ユーユーフーズについては『日刊工業新聞』一九九九年六月八日付、二