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5.  設 営 5.1. 装備

5.2.  食糧

5.2.1.  フリーズドライ食糧計画

 地質・地形の2隊が航空機を使用して南極に上陸すること,スノーモービルおよび雪上車 を主要な移動手段とした野外調査隊であること,さらに基地に依存しないテント・モジュー ルを中心とした野外調査であることから,食材および調理済みの料理をフリーズドライ化す ることにより,軽量かつ長期保存可能な食品を作製し,これを中心とした食糧計画を立案し た.また,隕石隊は「しらせ」で南極入りし,途中地質隊と合流する計画であることから,

隕石隊の行動食と全隊の予備食の一部は「しらせ」からの食糧を活用することとした.一部 の生鮮品・冷凍品等の食糧や飲料は「しらせ」からの空輸により,隕石隊と合流時の途中補 給を計画した.生鮮品の保管は冷蔵庫が設置されているモジュール内で行うこととした.

 フリーズドライ化した食品(表11)は,第50次隊のフリーズドライ食糧献立とオーダー 表を元にした主菜1品,副菜2品からなる25日間の夕食献立,6日分の休息日食(昼食と 夕食),クリスマス特別食,正月特別食および7種類の予備食であった.この結果,献立の 全種類は85品になった.朝食献立はラーメン,パスタ,フリーズドライ雑炊の3種類の日 替わりとした.具材用として肉類,きのこ類,野菜類,シーフードミックス,炒り卵をフリー

表 10 プリンセス・エリザベス基地デポ品(2010年2月)(1/3)

Table 10. List of equipment left at the Princess Elizabeth Station (February, 2010). (1/3)

表 10 プリンセス・エリザベス基地デポ品(2010年2月)(2/3)

Table 10. List of equipment left at the Princess Elizabeth Station (February, 2010). (2/3)

ズドライ化し,既製品のパスタソースのほか,デザートとして果物,あんこ,ヨーグルトも フリーズドライ化した.このほか,既製品のフリーズドライ食糧として日本エフディ社製の

「押圧野菜」,「揚げ茄子」,「豆腐」,「ほこほこじゃがいも」を使用した.

 フリーズドライ料理については,一部は2⊖3人前でパックされているが,大部分は1人前 ずつパックした.

表 10 プリンセス・エリザベス基地デポ品(2010年2月)(3/3)

Table 10. List of equipment left at the Princess Elizabeth Station (February, 2010). (3/3)

表 11 食糧計画(1/2)

Table 11. Plan for freeze-dry foods. (1/2)

5.2.2. レーション計画

 朝夕食の基本レーションは,献立と行動計画に基づき各隊ごとに作成した.行動計画およ び各隊の人数は様々であり,できるだけ共通のルールに従って基本レーションを組むことと した.複雑なオペレーションのため予定どおりに休日が消化されることは考えにくい.そこ で,レーションを日程と連動させるのはクリスマスと元旦だけとし,そのほかは隕石隊との 合流までの間(前半)に2日分,合流後の後半に4日分の休日を予定し,通常は基本レーショ ンを番号順に消化し,休日には休日食を番号順に消化するという自由度の高い計画とした.

梱包は隕石隊のレーションの一部で中段ボール箱を用いたほかは,プラタールボックスを使 用した.

 ① 地質隊(6名)は6人×2日分を1レーションとし,13レーション(レーション番号 A1~A13)を3セットおよびA1~A3を1セット作成した(表12).

 ② 地形隊(3名)は3人×4日分を1レーションとし,7レーション(レーション番号 B1~B7)を3セット作成した.B7は合計は2梱とした.

 ③ 佐々木・千葉・ベルギー人交換科学者 計3名分も地形パーティーと同様のものを作 成した(レーション番号C1⊖C7).

 ④ 隕石隊は4人×4日分を1レーションとし,7レーション(レーション番号D1⊖D7)

を1セットおよびD3⊖D7を1セット作成した.

表 11 食糧計画(2/2)

Table 11. Plan for freeze-dry foods. (2/2)

表 12 地質隊の基本レーション(1/3)

Table 12. Basic ration plan for geology party. (1/3)

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