MISSE6 が 設置されて
実験ラック 3 台( FIR 、 MSRR 、 MELFI2 ) ※2 の搬入、クルー個室の設置作業など
5. フライトスケジュール 9 日目(続き)
第 3 回船外活動( EVA#3 )
担当 :オリーバス/フューゲルサング
実施内容:
この日は、主に「トランクウィリティー」(第 3 結合部)の到着に向けた準備作業 を実施します。トランクウィリティーは、米国側の最後の ISS 与圧モジュールで、
STS-130 ミッション( 2010 年初め打上げ予定)で ISS に運ばれる予定です。
また、 STS-129 ( ULF3 )ミッションで ISS に運ばれるエクスプレス補給キャリア
( Express Logistics Carrier : ELC )の ISS 設置に備えて、 ELC の取付け部とな る、ペイロード取付けシステム( Payload Attachment System: PAS )の展開 も行ないます。
この他、姿勢センサ機器の交換や、新しいサーキットブレーカーの取付けも行
ないます。
STS-128ミッション概要
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第 3 回船外活動(続き)
① S3 トラス上部のペイロード取付けシステム( PAS )の展開
S3 トラス上部のペイロード取付けシステム( PAS )には、 STS-129 ミッション で ISS に運ばれる、エクスプレス補給キャリア( ELC ) 1 台が恒久的に取り付 けられる予定です。
S3トラス
トラス内部に格納 されている
STS-128ミッション概要 42
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② レート・ジャイロ・アセンブリ 2 ( Rate Gyro Assembly2 )の交換
レートジャイロ・アセンブリ(RGA)は、1台に3基のリングレーザジャイロを組み込んだもので、2台がS0トラス内 部に設置されています。時計回りと反時計回りにレーザ光線を発射し、ドップラー効果により位相のずれを検出 することで姿勢の変化を読みとり、3軸方向の姿勢変化を検出することができます。RGAは、GPSデータを受信 できない期間やGPSデータ更新の間の姿勢決定に必要な姿勢変動情報を提供します。このRGAは、機能が 劣化しているため交換することになりました。
新しいRGAを一時的に この場所に取り付けて おきます。
S0トラスのパネル1枚 を取り外して、内部の RGAにアクセスします。
新しいRGAの設置作業中は、古いRGAを一時的にこの場所に置きます。
RGAの交換後、船外活動クルーは、S0トラスのパネルを元に戻 して、古いRGAをISSの「クエスト」(エアロック)に回収します。
STS-128ミッション概要
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③ 与圧結合アダプタ 3 ( PMA-3 )のヒータケーブル接続
「トランクウィリティー」(第3結合部)は、「ユニティ」(第1結合部)左舷側のCBMに結合する予定ですが、この結合に 備えて、事前に、ユニティ左舷側のCBMを改造・準備しておく必要があります。CBMの改造と準備は、ISSクルーが 内部から行いますが、そのためには、CBMを結合時のコンフィギュレーションにして与圧しなければなりません。
この準備として、2009年8月7日に、ISSのロボットアーム(SSRMS)でPMA-3をユニティの左舷側CBMに一時的に 移設しました。今回のミッションでは、船外活動クルーが、PMA-3にユニティ側からヒータケーブルを接続します。こ れにより、PMA-3の温度を制御しユニティ左舷側のPMA-3を加圧できるようになります。その後は、ISSクルーが PMA-3内部に入りCBMの改造および結合準備を実施できるようになります。
PMA-3
ヒータケーブルの位置(青い部分)
ユニティ左舷側CBMに取付けられたPMA-3
STS-128ミッション概要 44
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RPCM (STS-116プレス キットから)
左側が船外用のRPCM
S0トラスのRPCMの位置(赤丸)
④ 電力遮断装置( Remote Power Controller Module: RPCM )の交換
S0トラスの故障している電力遮断装置(RPCM)を交換します。
本作業中は、クルーの安全確保のため、ISSの関連する電力 系統を一時停止します。
⑤ トランクウィリティー用の配線の敷設
「トランクウィリティー」(第3結合部)用のアビオニクスケーブ ル(電力・データ供給配線)をS0トラスとユニティ(第1結合 部)に敷設しておきます。
トランクウィリティーは、STS-130ミッションでISSに運ばれ、
ユニティに結合されます。
トランクウィリティー用のアビオニクスケーブル 敷設(一部)位置 (青い部分)
STS-128ミッション概要
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⑥ 「ユニティ」(第 1 結合部)のスライドワイヤーの取外し
HTV初号機(HTV-1ミッション)のISS到着に備えて、SSRMSカメラのレン ズカバーを取り付けておきます。
HTVは、ISSに接近したところをSSMRSで把持され、ISSに結合されます。
このHTVの接近運用時に、万が一不測の事態が発生し、HTVのアボート 運用(HTVをISS軌道から離脱させる運用)が必要となった場合に、HTV のスラスタ噴射によってSSRMSのカメラレンズを汚してしまうことがない ように、レンズカバーを取り付けておきます。
⑦ ISS のロボットアーム( SSRMS )カメラのレンズカバー の取付け
STS-88の際に取り付けたスライドワイヤーが、トランクウィリティーの結合時 に干渉するため取り外します。
SSRMSカメラのレンズカバー(青い部分)取付けイメージ
STS-128ミッション概要 46
ドキュメント内
Microsoft PowerPoint - STS-128関係機関説明資料_0820b.ppt
(ページ 40-46)