第 5 章 運用管理機能
5.5 ファームウェアの更新
第 5 章 運用管理機能
第 5 章 運用管理機能
③ IP アドレスの指定ができたら、[ダウンロード開始]をクリックします。
ここでホームページからダウンロードしてきたファームウェアファイルを指定して下さい。
④ ファームウェアファイルを選択し、[開く]ボタンをクリックして下さい。装置がバージョンアップ待ち状態に切 り替わります。
この状態で何もせずに放置しておくと、その後[OK]ボタンをクリックしてもファームウェアの更新が開始さ れないケースがあります。この場合、いったん TCP ダウンローダを起動し直してから、再度手順に従って バージョンアップを行ってください(FA-210 はそのままで構いません)。
⑤ [OK]ボタンをクリックすると、バージョンアップを開始します。
進行状況がウィンドウに表示されます。
⑥ 上のダイアログが表示されればバージョンアップ完了です。本装置は自動的に再起動されます。
再起動後に[PWR] LED が緑点滅、[STS] LED が赤点滅(他は消灯)する場合は、書き込んだファームウェアの 不正エラーです。以下 5.5.2 項の手順に従って RS-232 経由で再度ファームウェア更新を行ってください。
第 5 章 運用管理機能
5.5.2 RS-232 からの更新
RS-232 から Y-MODEM プロトコルを使ってファームウェアの更新を行うことができます。
RS-232 からのファームウェア更新は、本装置起動時にファームウェア不正エラーが発生したときに行います。
以下の手順でファームウェアをダウンロードしてください。
(1) Y-MODEM 送信が行えるパソコン等を RS-232 接続し、通信条件を下表のように設定して下さい。
ボーレート(通信速度) 115200kbps
キャラクタ長 8 ビット
パリティ なし
ストップビット 1 ビット
フロー制御 なし
RS-232 ケーブル クロスケーブル
(2) ディップスイッチの変更
本装置側面の 2 極ディップスイッチを 1⇒ON、2⇒OFF に設定して、電源を入れ直してください。
ディップスイッチの設定
(3) [PWR]LED と[RS]LED が緑点滅し、本装置は Y-MODEM 転送待ち状態となります。
パソコンの通信ソフトでダウンロードするファームウェアを指定し、Y-MODEM 送信を行ってください。
以下はフリーの通信ソフトによる Y-MODEM 転送画面です。
→ ON
1 2
RS-232ターミナル RS-232クロスケーブル
FA-210
第 5 章 運用管理機能
(4) Y-MODEM による送信を終え、ダウンロードしたファームウェアの書き込み中は全 LED が緑点滅し、書 き込み完了で[PWR] LED 以外が緑点灯に替わります(LED 表示は「2.2.2 装置の状態と LED 表示」参照)。
ファームウェア更新を終えると、本装置は動作停止していますので、ディップスイッチ 1、2 を OFF の位置 に戻して電源を入れ直してください。新しいファームウェアで立ち上がります。
ディップスイッチを戻す
ファームウェアの更新中は本装置の電源を落としたり、接続ケーブルを抜かないよう注意してください。
→ ON
1 2