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ピッチ補正を理解する

ドキュメント内 VoiceTone Correct Manual (ページ 31-35)

ピッチ補正は、その必要性が嫌われる処理の代表格と言えるでしょう。

シンガーが安定したピッチで歌うことを誰もが望んでいるということ は、言うまでもありません。Correctは、シンガーは正確に歌うこと手 助けをします。

現実的に、完全に正確なピッチで歌を歌うことは不可能です。この点 自体は大きい問題ではありません。ピッチの取り方はヴォーカリスト の個性を形成する大きい要因の一つであり、良いヴォーカル・パ フォーマンスを得るためには、ピッチが必ずしも常に機械的に正確で ある必要はないのです。目標はロボットのような正確さを得ることで はなく、セット全体を通じて、または疲れていたり調子の悪い時に ピッチを安定させる補助をすることにあります。

VoiceTone Correct の補助

ピッチがずれてしまう現象は、物理面と心理面の両方の要因が絡み 合っています。シンガーが目的のピッチを正確に発声する能力は、

身体的な声のコントロール能力はもちろん、その人が聴いている周り の音にも影響されます。

ピッチ補正は、通常レコーディング・スタジオで使用され、レコーデ ィングが終わった後で処理が施されます。ライブでピッチ補正が使用 される場合、通常サウンド・エンジニアはピッチ補正をメインの出力 に送り、モニターには返しません。いずれの場合においても、歌って いる間にアーティスト本人が補正された信号を聴くことはありません。

Correctは異なるアプローチを取っています。Correctでは、歌ってい

る場面でピッチ補正された信号を自分で聴くことができるようにデザ インされています。ピッチ補正された信号はガイド・トラックの役割 を果たします。絶対音感を持ったシンガーと一緒に、デュオでユニ ゾンのラインを歌っている、と例えればわかりやすいかもしれません。

この手法を取ることにより、シンガーは自分の歌唱を、無理なく事前

にCorrectのピッチ補正された音に近づけることができます。メイン

出力のみにピッチ補正を行なうと、元のヴォーカルがフラットだった 場合には、シンガーはフラットのまま歌い続けます。Correctのガイ ド・アウトプットを利用すれば、シンガーは自分の音程がぶらさがっ ていることを認識し、無理なく自然に自分で音程を直すことができる のです。

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どんな名ヴォーカリストであっても、喉を使い過ぎたり具合が悪い時 には、ピッチが本調子とはいかないものです。このような場合におい て、多くのシンガーは無理をして喉を締めつけてしまいますが、Correct を使うことにより、リラックスしたままで自分からピッチを調節で きる効果が期待できるかもしれません。ピッチ感に優れたシンガー にとっても、この様な場面においてCorrectのピッチ補正は有効で しょう。

ピッチ補正をメイン出力のみに使用すると、シンガーの音程が大きく 外れた時にピッチ補正が間違った音程に向かって補正してしまう事故 が起きかねません。ライブ・パフォーマンスに関わるプロの間で ピッチ補正が悪名高いのは、こういったことに起因します。Correctの ガイド・アウトプットにピッチ補正を使用するアプローチを取れば、

この問題を完全に回避できます。

音程感に問題を抱えていると自称する一部のユーザーからは、Correct のピッチ補正をライブでしばらく使っているうちに自分のピッチが 向上した、といった報告も受けています。

ピッチ補正を理解する

FAQ & トラブルシューティング

1. Correct から音がでません。

a. 電源アダプターが正しく接続されていることを確認してください。

右フットスイッチを踏んだ時にCorrect Onライトが点灯/消灯す るはずです。

b.マイクに向かって声を出してください。Inputライトがグリーン またはオレンジに点灯するはずです。Inputライトが点く場合は、

サウンド・システムへの接続と設定を確認してください。コンデン サー・マイクを使用している場合は、必要に応じてファンタム・

パワーを供給してください。

2. エフェクトのかかっていない、元の声しか聴こえません。

a. Main Outputを使用している場合、まずは右フットスイッチを踏み、

Onライトが点灯している状態にしてください。これでもエフェ クトが確認できない場合、Shape、Compress、De-essノブを全て12 時に設定してください。これでもエフェクトが確認できない場合 は、Shape、Compress、De-essノブを12時から右側に回してみて ください。

b. Guide Outputを使用している場合、Pitchノブを12時に設定してくだ さい。これでもエフェクトが確認できない場合は、原因は貴方の ピッチが正確でピッチ補正が聴き取りにくいからかもしれません。

Pitchノブを12時から右側に回し、ピッチ補正の度合いを強めて

みてください。

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3. ピッチ補正がオフになってくれません。

a. Guide Outputを使っていないでしょうか?その場合、ピッチ補正を オフにするには、Pitchノブを左に回しきります。

b. Main Outputを使用している場合、左フットスイッチでピッチ補正を

オン/オフできます。Pitchノブを左に回しきった状態でもピッチ 補正はオフになりますが、この場合はGuide Outputのピッチ補正も オフになります。

4. ピッチ補正された声の音程が狂っています。

a. 楽器隊の基準ピッチがA=440でないことが考えられます。「セット アップ例:高度な設定:基準ピッチ」セクションを参照し、基準ピッ チを調節してください。

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ドキュメント内 VoiceTone Correct Manual (ページ 31-35)

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