撮影する画像の発⾊、階調などの設定を変更できます。[ピクチャープロファイル]の各項⽬についてさらに詳しい使 いかたは、以下のURLをご覧ください。
http://helpguide.sony.net/di/pp/v1/ja/index.html
ピクチャープロファイルの内容を変更する
[ガンマ]や[ディテール]などを調節して好みの画質設定を作れます。設定するときは、本機をテレビやモニターに つないで、画像を確認しながら調節してください。
ピクチャープロファイルのプリセットを使う
本機は [PP1]〜[PP7]に撮影条件に合わせた動画⽤設定値をあらかじめ登録しています。 MENU→ (撮影設 定1) →[ピクチャープロファイル]→希望の設定を選ぶ。
PP1︓[Movie]ガンマを⽤いた設定例 PP2︓[Still]ガンマを⽤いた設定例 PP3︓
[ITU709]ガンマを⽤いた⾃然な⾊合いの設定例 PP4︓ITU709規格に忠実な⾊合いの設定例
PP5︓[Cine1]ガンマを⽤いた設定例 PP6︓[Cine2]ガンマを⽤いた設定例 PP7︓
[S-Log2]ガンマを⽤いた設定例 ピクチャープロファイルの項⽬について ブラックレベル
⿊レベルを設定する。(–15 〜 +15)
ガンマ
ガンマカーブを選ぶ。
Movie: 動画⽤の標準ガンマカーブ Still: 静⽌画⽤の標準ガンマカーブ
Cine1: 暗部のコントラストをなだらかにし、かつ明部の階調変化をはっきりさせて、落ち着いた調⼦の映像にする
(HG4609G33相当)。
MENU→ (撮影設定1) →[ピクチャープロファイル]→変更したいプロファイルを選ぶ。
1
右ボタンを押して、項⽬⼀覧に移動する。
2
上/下ボタンで、変更したい項⽬を選ぶ。
3
上/下ボタンで希望の設定値を選び、 (決定)ボタンを押す。
4
147
Cine2: [Cine1]とほぼ同様の効果が得られるが、編集などにおいてビデオ信号100%以内で扱いたいときは、こちら を選択する(HG4600G30相当)。
ITU709: ITU709相当のガンマカーブ。
ITU709(800%): [S-Log2]撮影前提のシーン確認⽤ガンマカーブ。
S-Log2: [S-Log2]のガンマカーブ。撮影後の映像処理を前提とした設定。
ブラックガンマ
低輝度ガンマ補正をする。
範囲: 補正範囲を選ぶ。(広 / 中 / 狭)
レベル: 補正の強さを設定する。(–7(ブラックコンプレス最⼤)〜 +7(ブラックストレッチ最⼤))
ニー被写体の⾼輝度部分の信号をカメラのダイナミックレンジに収め、⽩⾶びを防ぐため、ビデオ信号を圧縮するポイント やスロープを設定する。
[ガンマ]で[Still]、[Cine1]、[Cine2]、[ITU709(800%)]、[S-Log2]を選択しているときは、[モー ド]を[オート]にしていると[ニー]は無効になる。[モード]を[マニュアル]にすると[ニー]の機能を使⽤で きる。
モード︓⾃動/⼿動設定を選ぶ。
オート︓ニーポイント、ニースロープを⾃動で設定する。
マニュアル︓ニーポイント、ニースロープを⼿動で設定する。
オート設定︓[モード ]で[オート]を選択した場合の設定。
マックスポイント︓ニーポイントの最⼤値を設定する。(90% 〜 100%)
感度︓感度を設定する。(⾼ / 中 / 低)
マニュアル設定: [モード]で[マニュアル]を選択した場合の設定。
ポイント︓ニーポイントを設定する。(75% 〜 105%)
スロープ︓ニースロープの傾きを設定する。 (–5 (傾きが⼩さい)〜 +5(傾きが⼤きい))
カラーモード
⾊の特性を変更する。
Movie ︓[ガンマ]が[Movie]のときに適した⾊合い。
Still︓[ガンマ]が[Still]のときに適した⾊合い。
Cinema︓[ガンマ]が[Cine1]または[Cine2]のときに適した⾊合い。
Pro︓ソニーの業務⽤カメラの標準画質に近い⾊合い(ITU709ガンマと組み合わせた場合)。
ITU709マトリックス︓ITU709規格に忠実な⾊合い(ITU709ガンマと組み合わせた場合)。
⽩⿊︓彩度を0にし、⽩⿊で撮影する。
S-Gamut︓[ガンマ]が[S-Log2]のときに使⽤する、撮影後の映像処理を前提とした設定。
彩度
⾊の鮮やかさを設定する。(–32 〜 +32)
⾊相
⾊相を設定する。(–7 〜 +7)
⾊の深さ⾊相別に輝度を変更する。濃い⾊ほど効果が⼤きく、⾊のない被写体に対しては効果がない。+側にすると暗くなり、
⾊が深く⾒える。-側にすると明るくなり、⾊が浅く⾒える。[カラーモード]を[⽩⿊]にしたときにも有効です。
R(⾚): –7 〜+7 G(緑): –7 〜+7 B(⻘): –7 〜+7 C(シアン): –7 〜+7 M(マゼンタ): –7 〜+7
ディテール
[ディテール]を設定する。
レベル: [ディテール]の強さを設定する。(–7 〜+7)
調整: 以下の設定値を⼿動で選ぶ。
モード: ⾃動/⼿動設定を選ぶ。(オート(⾃動最適化を⾏う)/ マニュアル(⼿動詳細設定を⾏う))
V/Hバランス: 垂直(V)DETAIL/⽔平(H)DETAILのバランスを設定する。(–2(垂直(V)が強い)〜+2(⽔
平(H)が強い))
B/Wバランス: 下側(B)DETAIL/上側(W)DETAILのバランスを選ぶ。(タイプ1(下側(B)が強い)〜タイプ 5(上側(W)が強い))
リミット:[ディテール]のリミットレベルを設定する。(0(リミットレベルが低い(リミットされやすい))〜
7(リミットレベルが⾼い(リミットされにくい)))
クリスプニング: クリスプニングレベルを設定する。 (0(クリスプニングレベルが浅い)〜7(クリスプニングレ ベルが深い))
⾼輝度ディテール: ⾼輝度部分の[ディテール]レベルを設定する。(0 〜 4)
ピクチャープロファイルを他のピクチャープロファイル番号にコピーするには 他のピクチャープロファイル番号に設定をコピーできます。
MENU→ (撮影設定1) →[ピクチャープロファイル]→[コピー]を選ぶ。
お買い上げ時の設定に戻すには
ピクチャープロファイル番号ごとに取り消せます。すべての設定を⼀度に取り消すことはできません。
MENU→ (撮影設定1) →[ピクチャープロファイル]→[リセット]を選ぶ。
ご注意
動画と静⽌画で設定値が共通のため、撮影モードを変更した場合は設定値を調節してください。
RAW画像を「撮影時の設定」で現像した場合、下記の設定は反映されません。
ブラックレベル ブラックガンマ ニー⾊の深さ
[ガンマ]を変えると、設定できるISOの範囲が変わります。
S-Log2ガンマ使⽤時は他のガンマに⽐べてノイズが⽬⽴ちやすくなります。撮影後映像処理の後でも気になる場合は、明るめ に撮影することでノイズを軽減できる場合があります。ただし、明るく撮影した場合にはその分だけダイナミックレンジは狭く なります。S-Log2を使⽤する場合は事前のテストで画質を確認することを強くおすすめします。
[ITU709(800%)]または[S-Log2]に設定すると、ホワイトバランスのカスタムセットがエラーになることがあります。こ のようなときは、⼀度[ITU709(800%)]または[S-Log2]以外のガンマでカスタムセットしてください。そのあと、
[ITU709(800%)]または[S-Log2]ガンマに戻してください。
[ITU709(800%)]または[S-Log2]に設定すると、[ブラックレベル]の設定が無効になります。
[ニー]の[マニュアル設定]で[スロープ]を+5に設定すると、[ニー]は無効になります。
S-Gamutはフィルムカメラに匹敵する広⾊域を持ったソニー独⾃のカラースペースですが、本機のS-Gamut設定はS-Gamutの 全⾊域に対応しているわけではなく、S-Gamut相当の⾊再現を実現するための設定です。
関連項⽬
ガンマ表⽰アシスト
4-748-164-01(1) Copyright 2019 Sony Corporation
149
ヘルプガイド
(Web取扱説明書)デジタルスチルカメラ