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一 一

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国 劇

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3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0

一〇.5

3.0 2.5 2.0 1.5 1.0 0.5 0.0

       皿  皿   『       一   

『 一   一

    一 冒 』 ㎝  一 冒

+通常のDGPS測位

伝搬遅延量補正後のDGPS測位

一     『  一  一 一  心  

O O   O

O O O O O

0  100 200

300   400   500   600

  baseline(km)

(b)経度方向測位誤差

700 800 900

   一〇.5

      0 100 200 300 400 500 600 700 800 900

       baseline(km)

      (c)高さ方向測位誤差

図4−30通常のDGPS測位と伝搬遅延量補正後のDGPS測位における各方向測位誤差の比較 一●一通常のDGPS測位

伝搬遅延量補正後のDGPS測位

O O   O O   O

 O一

 図4−29は横軸が基線長(km)であり、縦軸が標準偏差(m)の関係を示している。(a)は緯度方向、(b)

は経度方向、(c)は高さ方向である。(4−6)式の補正しない場合とした場合では、補正した場合のほうが 緯度方向、経度方向、高さ方向の精度が改善される。しかし、基線長が200km未満の標準偏差では、

補正を行わない場合のほうが良い結果を得られる場合もある。短基線長のため、通常のDGPS測位 の電離層、対流圏遅延量の相殺効果が(4−6)式の補正による効果よりも効果的に働いている結果で

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あると考えられる。

 次に図4−30の測位誤差の比較であるが、横軸は基線長(km)、縦軸は各方向の測位誤差(m)である。

(a)は緯度方向、(b)は経度方向、(c)は高さ方向の測位誤差を示している。各方向とも基線長が延びて も測位結果は補正をしない場合よりも正確で、誤差は0.5m(絶対値)以内である。長基線長になること により生じる相殺効果の劣化が(4−6)式の補正で改善されていることがわかる。

 伝搬遅延量補正後のDGPS測位の基線長と測位結果の相関係数を表4−15に示す。

表4−15基線長と伝搬遅延量補正後のDGPS測位結果との相関係数

 3次元基線長(3−D)と各方向の標準偏差との相関係数は、いずれも0.9以上と強い値を示している。

また各方向の基線長と標準偏差との相関関係は、緯度方向で0.95、経度方向で0.56、高さ方向で 0.45となり、通常のDGPS測位と伝搬遅延量補正後のDGPS測位とでは、類似した結果となった。し かし図4−29に見られるように、実際の標準偏差の値は補正後のDGPS測位結果のほうが改善されて

いる。

 3次元基線長(3−D)と各方向の測位誤差との相関係数は、緯度方向は一〇.41、経度方向は一〇.84、

高さ方向は一〇.04となり、通常のDGPS測位結果の相関係数(表4−9)と比較して異なる結果が得られ た。具体的には、通常のDGPS測位結果の相関係数は各方向とも正の相関であり、0。87以上の強い 値を示していたのに対して、今回は負の相関であり、緯度方向と高さ方向では強い値を示していない。

 これらの結果から、伝搬遅延量補正を行うことで長基線長DGPS測位精度を改善できることがわか った。また特に基線長が長くなることによって生じる測位誤差を改善できることがわかった。

4.5まとめと考察

 今回は基準局を固定して、未知点の位置を移動し基線長の変化によるDGPS測位精度への影響を 調べた。4.4.1の実験結果から、DGPS測位精度は基線長に依存し劣化していくことがわかった。精度 劣化の原因としては、基準局の擬似距離補正値を用いても未知点の電離層、対流圏遅延量が完全 に相殺さずに擬似距離に残ることであることが4.4.3の実験結果からわかった。また電離層、対流圏遅 延量の補正を行った場合では、補正しない場合よりも基線長による測位分布の劣化を抑えることがで きたが、完全に劣化を抑えることができなかった。これは両遅延量の推定が実際の遅延量と完全に一 致していないことによるものであると考えられる。

 両遅延量はほとんどの場合、衛星仰角が低いほど大きくなる。また同じ衛星であっても基線長が長 くなると仰角差は大きくなり、遅延量差が増大すると考えられる。今回の実験はマスク仰角を10。に固 定したが、基準局と移動局の双方で一致する可視衛星数が多くある時間帯は高仰角衛星4機使用し てDGPS測位を行うことでも相殺効果の劣化を抑えることができると考えられる。このとき、DOPが大き くなりすぎない衛星配置を選択する必要がある。

 海上保安庁の中波ビーコンを利用して実際にDGρSを行う場合を考えると、利用者は自分に一番 近い基準局を選択することができるための基線長は最大でも約100kmであると考えられる。今回の結

果からわかるように基線長が100km以内であれば相殺効果の劣化が少ないため、精度、確度ともに 改善されたDGPS測位結果を得ることができる。測位を実時問(リアルタイム)で行う場合には補正値 の伝送遅れの誤差を考える必要がある。また今回のように電子基準点のデータ等を利用する後処理 の場合を考えると、電子基準点は日本に1200点あり基準点間は約10km間隔に設置されているため、

基準局を近い位置に決めることができ、DGPS測位の効果を十分に発揮できる。利用者が基準局を設 置する場合も、相殺効果の劣化が起こらないように未知点に近い位置に設置する必要がある。

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