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第 2 章 都市の概念とモデルの定義

2.4 パラメータ定義

2.4節では、都市形態を決定する要因となるパラメータのうち、2.3節で定義 した距離以外のパラメータを定義する。

移動コストについて、次の前提を置く。単位距離当たりの移動時間を移動コ ストと捉え、移動時間に比例する各移動手段の平均移動速度の逆数を採用する。

なお、単位距離当たりの移動時間以外に、公共交通機関や拠点の整備・運営に かかるコスト等も移動を行う上で必要となる。ただし、これらのコストは移動 の発生に関わらず、ある程度は固定的に必要となるコストである。したがって、

本研究におけるモデルには外的要因として影響を及ぼすと判断し、本モデルに は組み込まない。

水平方向の階層的な移動手段の例として、1 次拠点及び1 次拠点を併設した 2 次拠点までは徒歩すなわち低速、1 次拠点から2 次拠点まではバスすなわち 中速を想定する。垂直方向の移動手段はエレベータを想定する。それぞれの平 均的な速度[2-3][2-4][2-5][2-6][2-7][2-8]の逆数、すなわち単位距離を移動するた めに必要な時間を移動コストとする。移動コストを表すパラメータとして、垂 直方向はcd、水平方向の徒歩によるものはch1、バスによるものはch2 を用いる

(表2.4-1)。また、cd > ch1 > ch2が成立するとことを前提とする。

表 2.4-1 移動コスト

その他のパラメータとして、階高をa、床面積をDとする。また、都市全体 の総移動コストをG、最高高さをH、1次拠点を経由する人口をVとする。具 体的な値を扱う際の長さの単位は、計算の都合上、kmに統一する(図2.4-1)。

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図 2.4 -1 パラメータの定義 r

1次拠点 2次拠点

27 参考⽂献(2章)

[2-1] 国土交通省HP:コンパクトシティ形成支援、

http://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_machi_tk_000054.html、参照2017.1.22

[2-2] 中村隆司:コンパクトな都市と土地利用計画、日本不動産学会誌、第15 巻

第3 号、pp.18-24、2001

[2-3] 新たな自転車利用を考える懇談会、

http://www.mlit.go.jp/road/ir/ircouncil/bicycle_environ/1s.html、参照2015.2.15

[2-4] 田宮佳代子、山中英生、山川仁、濱田俊一:自転車歩行者通行空間として

の自歩道等のサービス水準に関する分析、土木計画学研究・講演集、22(2)、

pp.287-290、1999.10

[2-5] 公益財団法人特別区協議会 特別区制度懇談会:別紙5第3 回東京の自

治のあり方研究会資料、

http://www.tokyo-23city.or.jp/research/kondankai/kontop.html、参照2015.2.15

[2-6] 平林英樹(2006):GPS データを用いた駅端末バスの速度低下要因の分析、

芝浦工業大学工学部土木工学科卒業論文梗概、2006

[2-7] 神奈川県、鉄道とLRT の基本特性の比較、

http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6601/p19849.html、参照2015.2.15

[2-8] 三菱電機H P:

http://www.mitsubishielectric.co.jp/elevator/product/list/index.html、参照2015.2.15

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