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バイト・データの

ドキュメント内 rzalupdf.ps (ページ 98-200)

英数字プリンターで DBCS 出力を印刷すると、システム・パフォーマンスが低下します。

さらに、DDS によってまたは IGCDTA パラメーターで DBCS 使用可能と指示されているプリンター・フ ァイルを使用して以下が発生します。

v 直接プリンター出力の場合、システムはファイルを印刷し、その状態を記述する診断メッセージをプロ グラム・メッセージ待ち行列に送ります。

2 バイト・データを印刷する代わりに、システムは、2 バイト文字を下線 (__) として印刷し、シフト制 御文字をブランク ( ) として印刷します。システムは、個々の 2 バイト文字を印刷しませんが、これ らの文字はシステムに正しく保管されます。

v スプール・プリンター出力の場合、システムは、印刷装置書き出しプログラムの開始 (STRPRTWTR) コ マンドに指定したメッセージ待ち行列に照会メッセージを送ります。このメッセージによって、以下を 実行できます。

– 印刷を続行する。印刷を続行すると、システムはファイルを印刷しますが、ファイル内の 2 バイト文 字は印刷しません。代わりに、システムは、2 バイト文字を下線 (__) として印刷し、シフト制御文字 をブランク ( ) として印刷します。システムは、個々の 2 バイト文字を印刷しませんが、これらの 文字はシステムに正しく保管されます。

– DBCS 出力にのみ使用される出力待ち行列にスプール・ファイルを転送できるようにスプール・ファ

イルを保留する。

– 印刷をすべて取り消す。

関連タスク:

242ページの『スプール・ファイルの移動』

次のいずれかの方法を使用して、スプール・ファイル (プリンター出力) をある出力待ち行列から別の出力 待ち行列に移動します。

DBCS スプール・サポート

2 バイト・データおよび英数字データに別個の出力待ち行列を作成することができます。システムは、2 バ イト・データを処理するよりも速く英数字データを処理できるため、これによって、スループット (システ ムが作業を処理する速度) を向上させる可能性があります。

印刷における一時変更の適用

ジョブを開始するとき、次のように、ジョブの初期プログラムに OVRPRTF コマンドを追加することを検 討してください。

OVRPRTF FILE(QSYSPRT) IGCDTA(*YES)

プリンター・ファイル (QSYSPRT) を一時変更して、2 バイト・データを印刷できるようにし、Print キー を押すことによって印刷される DBCS 出力が正しく印刷されることを確実にします。

関連概念:

8ページの『プリンター・ファイル一時変更』

ファイル (プリンター・ファイル、ディスプレイ・ファイル、ディスケット・ファイル、データベース・フ

ァイル、およびテープ・ファイル) の一時変更は、コマンドにより、CL プログラムから、または高水準言 語プログラムから行うことができます。一時変更は、さまざまなレベル (別のプログラムを呼び出している プログラム) から呼び出すことができます。ここでは、プリンター・ファイルの一時変更について説明しま す。

関連情報:

出力待ち行列作成 (CRTOUTQ) コマンド

3130 プリンターの常駐フォントのサポート

3130 プリンターに印刷する (プリンター・マイクロコードのリリース 2 が必要) とき、3130 プリンター 常駐の 2 バイト・フォントの使用を指定できます。

QPQCHGCF プログラムには、2 バイト・コード化フォントの特定のセクションがプリンターに常駐してい

るかまたはダウンロードをする必要があるかどうかをユーザーに示す方法があります。

関連資料:

429ページの『QPQCHGCF プログラム』

QPQCHGCF プログラムには、2 バイト・コード化フォントの特定のセクションがプリンターに常駐してい

るかまたはダウンロードをする必要があるかどうかをユーザーに示す方法があります。

Internet Printing Protocol (IPP) サーバー

i 用の IBM Internet Printing Protocol (IPP) サーバーによって、IPP クライアント (Windows PC などの) は印刷ジョブを任意の IBM i プリンターにサブミットし、管理することができます。

印刷ジョブは接続プリンターに渡されて、さらにホスト印刷変換または PSF などのアプリケーションを使 用した処理が必要になる場合があります。ターゲット・プリンターは、IPP のサポートを必要としません。

IPP サーバーは、IPP バージョン 1.1 をサポートします。サポートされる必要操作は、以下のとおりで す。

v Print-job v Validate-job

v Get-printer-attributes v Get-jobs

v Cancel-job v Get-job-attributes

さらに、以下のオプションの IPP 操作がサポートされています。

v Pause-printer v Resume-printer v Purge-jobs v Hold-job v Release-job v Restart-job

IPP サーバーは、印刷データのユーザー認証および暗号化にセキュリティー機能を提供するように構成でき ます。IPP サーバーの構成方法の詳細については、「IPP サーバーのセットアップ」を参照してください。

関連概念:

145ページの『IPP サーバーのセットアップ』

ブラウザー駆動型のグラフィカル・ユーザー・インターフェースである IBM IPP Server Administrator for i を使用して IPP サーバーを管理および構成できます。

ネットワーク・プリント・サーバー

IBM i ネットワーク・プリント・サーバーは、印刷クライアントに対するホストまたはプリント・サーバ

ーです。

ネットワーク・プリント・サーバー・オブジェクト

ネットワーク・プリント・サーバーは、IBM i 印刷オブジェクトおよびリソースへのクライアント・アク セスを提供します。

次の表には、ネットワーク・プリント・サーバー・オブジェクトおよびこれらのオブジェクトについて実行 を要求できるアクションをリストします。

オブジェクト アクション

スプール・ファイル 作成、シーク、オープン、読み取り、書き込み、クロー ズ、保留、リリース、削除、移動、送信、出口プログラム の呼び出し、属性の変更、メッセージの検索、メッセージ の返答、属性の検索、およびリスト。

書き出しプログラム・ジョブ 開始、終了、およびリスト。

印刷装置 属性の検索およびリスト。

出力待ち行列 保留、リリース、パージ、リスト、および属性の検索。

ライブラリー リスト。

プリンター・ファイル 属性の検索、属性の変更、およびリスト。

ネットワーク・プリント・サーバー 属性の変更および属性の検索。

ネットワーク・プリント・サーバーへのアクセス方法

クライアントがネットワーク・プリント・サーバーと通信できるようにするには、その前に通信セッション を確立する必要があります。通信セッションは、2 つのシステムの間の論理接続であり、それを介してロー カル・システムのクライアント・プログラムがリモート・システムのサーバー・プログラムと通信できま す。

通信セッションを確立した後で、クライアントは、プログラム開始要求 (PSR) と呼ばれる特殊レコードを

IBM i プラットフォームに送信することによってネットワーク・プリント・サーバーを開始できます。使

用する通信セッションでは、さまざまなプロトコルを使用することができます。プログラム開始要求 (PSR) の使用については、通信タイプに関する該当資料を参照してください。

PSR を使用してネットワーク・プリント・サーバー・プログラムを開始した後で、通信トランザクション が開始します。通信トランザクションは、通信セッション上の 2 つのプログラム間の論理接続です。この 通信トランザクションが開始すると、クライアントとネットワーク・プリント・サーバーとの間でデータを やりとりできます。

事前開始ジョブとネットワーク・プリント・サーバー

事前開始ジョブは、クライアントが開始したプログラム開始要求 (PSR) とネットワーク・プリント・サー バーとの間のパフォーマンスを改善できます。事前開始ジョブは、サブシステム内で定義されます。事前開 始ジョブは、そのサブシステムが開始されたとき、またはこれらのジョブが事前開始ジョブの開始 (STRPJ) コマンドおよび事前開始ジョブの終了 (ENDPJ) コマンドを使用して制御できる場合にアクティブになりま す。

クライアントからの PSR に含まれているプログラム名は、事前開始ジョブ項目に定義する必要がありま す。これは PSR 自体が事前開始ジョブにどのように結び付けられているかを示しているため、パフォーマ ンスを改善します。

ネットワーク・プリント・サーバーには、QBASE および QCMN の各サブシステムに定義された事前開始 ジョブがあります。ネットワーク・プリント・サーバーをサポートするために自動的に開始する事前開始ジ ョブの数は、小さいため、システム・リソースを節約します。

ネットワーク・プリント・サーバーの事前開始ジョブのモニター

QBASE または QCMN サブシステムにあるネットワーク・プリント・サーバーの事前開始ジョブのモニタ

ーは、アクティブ事前開始ジョブの表示 (DSPACTPJ) コマンドを使用して行われます。ネットワーク・プ リント・サーバーの場合、事前開始ジョブが入っているサブシステム (QBASE または QCMN) および事前 開始ジョブを開始する対象のプログラム (QNPSERVR) を知っている必要があります。

このコマンドは、以下の情報を提供します。

v 事前開始ジョブ :

– 現在の数

– 平均数

– ピーク数

v 使用中の事前開始ジョブ :

– 現在の数

– 平均数

– ピーク数

v プログラム開始要求 : – 現在待機中の数 – 待機中の平均数 – 待機中のピーク数 – 平均待機時間 – 受け入れた数 – リジェクトした数

注: ネットワーク・プリント・サーバーは、PSR をリジェクトすることはありません。すべての PSR は処理されますが、これらは待ち行列に入れられて、次の使用可能事前開始ジョブを使用します。

事前開始ジョブ項目の変更

アクティブな事前開始ジョブとして表示されている情報は、DSPACTPJ 画面で F13 キーを押すことによっ て更新できます。PSR に関する情報は特に興味深いものです。この情報は、事前開始ジョブの使用可能数 を変更する必要があるかどうかをユーザーに示すことができます。PSR が使用可能事前開始ジョブで待機 していることを示す情報がある場合、事前開始ジョブ項目の変更 (CHGPJE) コマンドを使用して事前開始 ジョブを変更できます。

ネットワーク・プリント・サーバーの QBASE サブシステムにある事前開始ジョブ項目の例を次に示しま す。

SBSD(QSYS/QBASE) + PGM(QSYS/QNPSERVR) + USER(QUSER) + STRJOBS(*YES) + INLJOBS(1) + THRESHOLD(1) + ADLJOBS(3) + MAXJOBS(*NOMAX) + JOB(*PGM) + JOBD(*USRPRF) + MAXUSE(200) + WAIT(*YES) + POOLID(1) +

CLS(QGPL/QCASERVR *CALC *NONE *CALC)

PSR が速く処理されない場合、以下を行うこともできます。

v ジョブの初期数 (INLJOBS) パラメーター値を大きくする。

v ジョブの追加数 (ADLJOBS) パラメーター値を大きくする。

しきい値 (THRESHOLD) パラメーター値に到達すると、ジョブの追加数が事前開始します。

キーは、事前開始ジョブの数を送信される PSR 数に一致させることです。この関連をできるだけ 1 対 1 の比率に維持すると、システム・パフォーマンスをピークにすることができます。

ネットワーク・プリント・サーバーに対するプログラム開始要求の数が使用可能事前開始ジョブの数を超え た場合、追加の事前開始ジョブを開始できます。

出口点およびネットワーク・プリント・サーバー

出口点 は、システム機能またはプログラム内の特定点で、そこで制御をインストール先指定のプログラム

(または複数のプログラム) に渡すことができます。これらのプログラムは、システム機能またはプログラ

ムの通常の処理からの出口を提供するため、出口プログラムと呼ばれます。出口プログラムは通常、各ユー ザーが作成するプログラムです。

次の表には、ネットワーク・プリント・サーバーと一緒に使用できる IBM 登録出口点が含まれています。

サポートの種類 出口点名 出口点フォーマット

項目 QIBM_QNPS_ENTRY ENTR0100

スプール・ファイル QIBM_QNPS_SPLF SPLF0100

これらの出口点が提供する機能は、以下のとおりです。

ドキュメント内 rzalupdf.ps (ページ 98-200)

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