9
ユ
7 10
5
→
5←
とくに3=0の時は以下の図のようなグラフで考える。
s=0
3
2
1/
これらのグラフは次のような性質を持っている。
1.どの頂点も次数は3になっている。
2.サーキットはただ1つである。
3.辺の番号として1,2,…,68+3までの数が、ちょうど1回ずつ出てくる。
4.各頂点において、その頂点につながる辺のうち、その頂点に入っていく向きの辺の番 号の和と、その頂点から出て行く向きの辺の番・号の和が等しくなっている。
性質1は明らかで、性質3も辺の番号付けの方法から成り立つことが分かる。また、図から 簡単な考察で性質2が成り立つことも分かる。性質4については、以下の図のようなグラフ の部分を考えると、
1.頂点盈については、矢印の方向がその頂点に向かっている辺の番号の和は、65一ん+3で、
矢印の方向がその頂点から出て行く辺の番号の和は、(28−2勧+(48+3柄)=65一た+3 となり成り立つ。
2.同様iに頂点Bについては、矢印の方向がその頂点に向かっている辺の番号の和は、(25−
2ん)十(23十2一トん)ニ=45一鳶十2
矢印の方向がその頂点から出て行く辺の番号の和は、45一ん+2
6s−k十3 A 4s十3十k D6s−k十4
一2s−2k一
↓
一一
↑
一2s−2k十1一
4s−k十2 B 2s十2十k C 4s−k十3
頂点0については、矢印の方向がその頂点に向かっている辺の番号の和は、45一ん+3 矢印の方向がその頂点から出て行く辺の番号の和は、(25+2+初+(28一舖+1)=45一軒3 頂点0については、矢印の方向がその頂点に向かっている辺の番号の和は、(45+3+
乃)十(25−2ん十1)=65一乃十4
矢印の方向がその頂点から出て行く辺の番号の和は、65一た+4となっており、やは り成り立つ。
図以外の部分、つまり左端と右端の部分については、図から明らかに性質4が成り立ってい ることが分かる。よって、性質4はグラフのどの頂点でも成り立つ。
このような性質を持つグラフを使って、瓦のローテーションを以下のように構成して いく。まずK。の頂点に番号付けをおこない、y(κπ)={0,1,2,3,…η一1}とする。ただし、
以下頂点の番号づけはηを法とする剰余類で考える。ここでη一1=125+6であることに
注意する。
κπのローテーションを次の方法で構成する。
1.グラフG、のサーキットを考え、サーキットにそって、通る辺の番号を書き連ねていく。
ただしこの時、辺の向きとサーキットの向きが逆の場合は、その辺の番号がたならば、
123+7一たを書くことにする。こうしてできた列をα1,α2,…,αユ2。+6とする。
2.サーキットは、閉じており、またサーキットはすべての辺を2度つつ通るので,サーキッ トの長さは、125+6になっている。また、すべての辺を通ることから、α玉,α2,…,α12、+6 には1,2,…63+3および、一1,一2,…,《63+3)が含まれる。これを、ηを法とする 剰余類で考えれば、編≡(125+7)一八であるからα1,α2,…,α12。+6は1,2,一・,125+6 の順列になっている。
3。α1,α2,…,α12。+6を頂点0のローテーションとする。
4.頂点々(1≦た≦125十6)のローテーションはα1十ゐ,α2+鳶,…,α12。+6+たにより定 める。ただし、もちろんここでの和は123十7を法として考える。
具体的に、
0. α1, α2, …α12。+6
1. α1+1, α2+1, …α12。+6+1
た. α、+んラ α2+た, …α、2。+6+た
n−1.α1+η一1,α2+η一1,…α12。+6+η一1
とする。
このローテーションが、完全グラフ1㌦のトライアンギュラーローテーションであるこ とを示したい。
頂点ゴのローテーションが、次のようになっていたとする 乞.…,ゴ,海,…
ローテーションの作り方から、頂点0のローテーションは次のようになっている。
0.…,ゴー乞,た一乞,…
この頂点0のローテーションが、G、のサーキットから作られていることから(ブーのの番号 の辺と色一のの番号の辺はつながっている。また、σ,のすべての頂点の次数は3であるか ら、その2辺につながる頂点の図をかくと以下のようになっている。
㌧グ
j−i
よってG.のサーキットには、
…,(乞一鳶),んヂ・・
という部分があるはずで、頂点0のローテーションは、
0.…,ブー乞,ん一¢,… ,ゴーた,ん,…
となっていることが分かる。またこの時頂点んのローテーションは、
た.…,ゴ,ん十ん,…
となっている。ところが、性質4より、
ブー乞=ん十(た一の
すなわち、ブ=ん+たであり、頂点んのローテーションは、
た.…,2,ゴ,…
となっている。ゆえにルールムを満たしているので定理4.15よりトライアンギュラーロー テーションである。
翼
上記の定理で、η…7(mod12)のとき、 K。がトライアンギュラ一己ーテーションをもつ ことが分かったわけであるが、それだけでなくこの定理はその構成方法も示している。定 理4.10の後の考察にあるようにトライアンギュラー千日テーションから埋め込み可な最小 種数の多面体Σが構成される。このとき、定理4.9の証明の中にもあるように次の式が成り
立つ。
η2_7ηl E(Σ)=一
(4.1)
6
これをηの2次方程式と見て解くと、
π2−7η十6E(Σ) =・ 0
7士 49−24E(Σ)
η = 2
・は明らかに正なのでE<2であるので・一7−4烽Q4E(Σ)は不適.よって、・とE(Σ)の間
には、
7十 49−241ヲ(Σ)
η==
2
という関係がある。K。を彩色するには、最小でもη色必要であるから、定理3.11のHeawood の不等式とあわせて、これはΣの最小彩色数を与えるグラフの埋め込みになっていることが
分かる。
以下例として具体的にη=7の場合を考える。このとき(4.1)から、E(Σ)=0となるの で、κ7のトーラスへの埋め込みが得られるはずである。またη=7のときη=12×0+7で あるからs=0となる。よって、51ページに示されるグラフGoから1く7の頂点0のローテー ションを構成すると、
0. 1,3,2,6,4,5
となる。頂点0のローテーションから、頂点1,2,3,4,5,6,のローテーションをそれぞれ構成
して、
0. 1,3,2,6,4つ5 1. 2,4,3,0ラ5,6 2. 3,5,4,1,6,0 3. 4,6,5,2,0,1 4. 5,07673,1,2
5. 6,1,0,4ラ2,3 6. 0,2,1,5,3,4
を得る。K7の上記のローテーションから次の14個のサーキットが得られる。
103,302,206,604,405,501,436,635,214,413ラ516,612,325,524
第2章で行ったように14個の三角形をこのサーキットに示されるように貼り合わせ れば求める多面体が構成されるはずである。すなわち14個の三角形それぞれについて、境 界が上記のサーキットと対応するように各頂点に番号をつけ、辺に隣接している2つ頂点の
うち、同一番号の頂点が同一視されるように各辺を貼り合わせていく。そのように構成さ れた組み合わせ多面体は以下の図のようになっている。
4 4
↑
2
0
5
3
1
6
↑
一
4 4
図はトーラスを切り開いた形を示しており、上下の辺と左右の辺を矢印の向きにはり あわせれば元のトーラスになる。これは、K7のトーラス上への埋め込みを表わしている。
よって、トーラスの最小彩色数が7と決定された。