第 3 章 PNS40TS の管理
3.8 ネットワーク共有管理
ネットワークストレージの主な目的は、ファイルの共有です。標準的な操作環境では、各種ファイルに異なる ネットワーク共有フォルダを作成することや、ユーザやユーザグループに異なるファイルアクセス権を与えることが できます。出荷時の初期設定では、[public]共有フォルダが作成されています。[public]共有フォルダに は、すべてのユーザとゲストがアクセスできます。
ネットワーク共有管理には、4つのオプションがあります。
i. ネットワーク共有の作成
ii. ネットワーク共有の名前、パス、コメントの変更 iii. ネットワーク共有のアクセス権の設定
iv. ネットワーク共有の削除
作成
ネットワーク共有を作成するには、次の情報を入力します。
ネットワーク共有名
共有名は32文字を超えることはできず、次の文字は使用できません。
" . + = / \ : | * ? < > ; [ ] % (※)
ディスクボリューム
この領域は、ディスクボリュームの状態を表示します。
パス
すべてのデータはディスクボリューム上の指定されたパスの下に保存されます。[自動的にパスを指定 する]を選択し、ネットワーク共有ファイルを保存するディスクボリュームの新しいパスを自動的に作成 できます。または、共有フォルダの特定のパスを指定することもできます。パスは 256 文字を超える ことはできず、以下の文字は使用できません。
" \ : ; | * ? < > ` ‘ (※)
コメント
共有フォルダの簡単な説明を入力します。コメントは、64文字を超えることはできません。
注:フォルダ作成は5階層までを推奨します。5階層以上のフォルダ作成を行った場合、
フルパス制限やパフォーマンスが低下する場合があります。
アクセス制御
ネットワーク共有が作成されると、ユーザまたはユーザグループにアクセス権を指定できます。
アクセス拒否
このオプションが選択された場合、ネットワーク共有へのアクセスは拒否されます。
読み込みのみ
読み込みのみが指定された場合、ユーザはネットワーク共有のファイルの読み取りのみができます。
フルアクセス
フルアクセスのユーザは、ネットワーク共有上のファイルおよびフォルダの読み取り、書き込み、作成、
または削除ができます。
注: everyoneグループをアクセス拒否に設定すると、administratorを含めた全ての ユーザがアクセスできなくなります。
プロパティおよび削除
既存のネットワーク共有のプロパティを編集するには、共有を選択して[プロパティ]をクリックします。選択 した共有の内容を編集できます。
また、既存のネットワーク共有の削除も選択できます。[OK]をクリックして削除を確認するかまたは[キャンセ ル]をクリックして削除を中止します。