⑥Red Hook 岸壁延長(m) 3,087 1,829 1,165 549 918 634
水深(m) 13.7~15.2 13.7~15.2 12.2~15.2 13.1 11.3~13.7 12.8 ガントリーク
レーン(基) 16 15 9 6 9 6
ヤード面積
(ha) 180 142 71.2 39.7 75.7 32
出典:NY/NJ港湾庁ホームページより作成
写真-2.1 ターミナルにおける本船荷役状況
(左:Elizabeth PA Marine Terminal (APM)、右:Port Jersey(GCT Bayonne))
出典:現地にて撮影(2017.9.28)
図-2.16 コンテナターミナル配置図
ベイヨン橋
(3)背後圏アクセス
NY/NJ 港は、内陸ハイウェイ網との アクセスに優れており、毎日数千台の トラックが 700 マイル(1,120 ㎞)圏 内にある北アメリカの大都市・大消費 地へアクセスすることができる(図 -2.17)。
その地理的優位性から、船荷主は同 港から 1 日で 100 万人の消費者へ荷物 を送り届けることが可能とのことで ある。
図-2.17 NY/NJ 港の背後圏域
出典:NY/NJ港湾庁ホームページ
また、NY/NJ 港におけるインターモーダル輸送を支えているのは港内にある 10 か所以上 の鉄道貨物ターミナルである。代表的なものがターミナルに直結する Express Rail であ り、Maher、APM(以上、Elizabeth PA Marine Terminal)、Port Newark、GCT New York の 各コンテナターミナルからアメリカ中西部及びカナダ東部への鉄道サービスが提供され ている(図-2.18、図-2.19)。
東部及び中西部で、それらの輸送を担っているのはクラス 1 鉄道会社のカナディアンパ シフィック鉄道(CP Rail)、Norfolk Southern 鉄道及び CSX 鉄道であり、24 時間以内に 最大 900 万人の顧客市場へ貨物を届けるとのことである。
図-2.18 Express Rail 平面図
出典:Rail Guide 2016(NY/NJ港湾庁)、NY/NJ港湾庁プレゼン資料(2017.3.3)
図-2.19 NY/NJ 港へ接続する鉄道輸送網
出典:Rail Guide 2016(NY/NJ港湾庁)
港湾部局は、Express Rail システムの構築・拡張に約 6 億ドルを投じて、主要ターミナ ルにオンドック鉄道積替施設(Intermodal Container Transfer Facility:ICTF)を整備 した。2013 年には、1991 年に開設されて以来、500 万本のコンテナを処理するに至った。
2016 年の Express Rail 接続貨物は過去最高の 54 万本となり、総コンテナ貨物量の約 15%を占めているが、さらなる需要に対応すべく、鉄道各社のサポートによりインフラの 改善に引き続き投資している。現在の年間取扱能力はコンテナ 100 万本であるが、今後 10 年間での需要増を見越して 150 万本への能力増強を計画している。コンテナ 1 本当たり 1.5 台分として将来的には 225 万台分のトラック輸送の削減効果を見込んでおり、交通混雑の 緩和と環境負荷の低減を図る。
(4)ターミナル運営
米国南東部の港湾の多くは、港湾管理者が荷役機械も含めターミナルを整備し、自ら上 屋やヤード内の荷捌き作業も行う運営型港湾(Service Port)であるのに対し、NY/NJ 港 は欧州諸港と同様、現在世界の主流となっている地主型港湾(Landlord Port)である(表 -2.9)。
コンテナターミナルは、港湾部局と民間の運営会社の間で長期的なリース契約が結ばれ、
ターミナルオペレーターは港湾部局へ利用料を支払っている(表-2.10)。
表-2.9 港湾のサービス提供の類型
用地所有 下物施設
(岸壁、泊地)
上物施設
(クレーン、
ヤード舗装)
ターミナルオ ペレーション
(港湾運送)
例 運営型港湾
Service Port 公 公 公 公 サバンナ
シンガポール ツール型港湾
Tool Port 公 公 公 民 日本の公共埠頭
地主型港湾 Landlord Port
公 公 民 民
NY/NJ、LA ロッテルダム等
欧州諸港
公 民 民 民 香港
民営型港湾
Private Port 民 民 民 民 英国
表-2.10 各埠頭のターミナルオペレーター
地区名 Elizabeth PA Marine