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入念 な序 論() で述 べて いる よう に︑

﹁七

〇年 代以 降の

︵環 境保 護運 動︑ 女性 運動

︑自 助運 動な どの よう な︶

︿新 しい 社会

24

運動

﹀の 発生 と拡 大︑ 八〇 年代 末の 東欧 およ び東 独に おけ る現 実の 社会 主義 体制 の崩 壊︑ そし て七

〇年 代半 ば以 降の 欧米 福祉 国家 全体 にお ける 外生 的・ 内生 的な 危機 現象

︑こ うし たこ とが 契機 とな って

︑︿ 市場 と国 家の こち ら側 また は向 こう 側︑ ある いは 両者 の中 間﹀ の社 会的 な領 域︑ つま り広 範で 多彩 な非 営利 組織 や公 益財 団や 自助 運動

︑な らび にイ ンフ ォー マル な自 給共 同体

と くに 家族 世帯 およ び共 同世 帯の 支援 ネッ トワ ーク の形 態の

︑福 祉の 生産

︑お よび 安全 と公 正と への 期待 の実 現に とっ ての それ らの 重要 性と いう 点で

︑︿ 再発 見﹀ さ れた

︒」(S.9f.) それ 以降

︑﹁

︿善 い﹀ ある いは

︿公 正な

﹀秩 序を めぐ って

﹂︑ また

﹁社 会政 策上 の戦 略を めぐ って 政治 的な 論争 が存 在し てい る﹂ が︑ そう した 違い を超 えて 一致 して いる と思 われ る見 方は

︑﹁ 市場 と国 家の 機能 不全 を克 服す るた めの 政治 的構 想と 戦略 は︑ 将来 的に は︑ これ まで 長い あい だほ とん ど無 視さ れて いた

︿市 民社 会﹀ の諸 制度 の潜 在的 給付 能力 と資 源を もっ と強 力に 取り 入れ るべ きだ とい うこ とが はっ きり して きた

﹂と いう 点で ある

︒民 営化 や規 制緩 和な どの

﹁表 層の 背後 で︑ 欧米 諸国 の全 体で 浮き 彫り にな って いる のは

︑福 祉国 家シ ステ ムの 制度 ドイ ツに おけ る比 較福 祉国 家論 の展 開

的配 置の 根本 的な 再編 とい うこ とで あり

︑そ れは 福祉 生産 の制 度と アク ター の︑ 市場 と国 家を 超え た多 元化 と︑ 公共 精神

︑市 民的 な協 同お よび 自助 の強 化と をめ ざし てい る︒

」(S.10.)

つま り︑

﹁市 民社 会的 な動 機と 組織 形態 に対 する 社会 的・ 社会 政策 的な 関心 は︑ アメ リカ 合衆 国で 生ま れた

︿共 同体 主義 的な

﹀潮 流の 影響 下で はっ きり と変 化し 拡大 した

︒こ うし た展 望に 立て ば︑ 相互 的な 扶助 と支 援お よび 市民 たち の明 瞭な 関心 表現 の︑ 共同 性に かか わる 活動 と形 態︑ そし てい まこ こに ある 市民 グル ープ や社 団や 任意 の結 社の よう な組 織形 態が

︑民 主的 な政 治文 化の 表現 であ り中 心的 な基 礎な ので あり

︑ま た︑ 連帯 的な 福祉 社会 の表 現と 基礎 でも ある ので ある

︒」(S.11.) この よう な基 本視 点の もと で︑ エー ヴァ ルス とオ ルク は︑

﹁福 祉生 産の 四つ のセ クタ ー﹂ とし て︑

①市 場︑

② 国家

︑③ 共同 体Gemeinschaft

︵イ ンフ ォー マル

・セ クタ ー/ 家庭 生産

︶︑

④市 民社 会Zivilgesellschaft

︵非 営利 セ クタ ー/ 中間 領域

︶を 挙げ

︑そ れら の﹁ 行為 の論 理Handlungslogiken

﹂を つぎ のよ うに 整理 して いる

︒﹁

.行 1 為調 整の 原理

﹂と して は︑ それ ぞれ

①競 争︑

②序 列Hierarchie

︑③ 個人 的義 務づ け︑

④自 発性

︹任 意性

︺を

.主 要な 集合 的ア クタ ー︵ 供給 側︶

﹂と して は︑

①企 業︑

②公 共行 政︑

③家 族︵ 近隣

︑親 類︑ 職場 の同 僚︑ 交 友 ƒ 関係

︶︑

④結 社を

︑﹁

.需 要側 の補 完役 割﹂ とし ては

︑① 消費 者︑

②社 会︹ 社会 生活 を営 む︺ 市民

±

Sozialbürger

︑③ 共同 体の 成員

︑④ 結社 の成 員/ 協同 的市 民Mitbürger

を配 置す る︒ また

︑﹁

.入 路規 則﹂ とし 4 ては

︑① 支払 い能 力︑

②法 的に 保証 され た請 求権

︑③ 帰属

/互 選︑

④必 要性 を︑

.交 換媒 体﹂ とし ては

︑①

# 貨幣

︑② 権利

︑③ 尊重

/尊 敬︑

④論 拠/ コミ ュニ ケー ショ ンを

︑﹁

.主 要な 標準 価値

﹂と して は︑

①︵ 選択 の︶

¬ 自由

︑② 平等

︑③ 互酬 性/ 利他 主義

︑④ 連帯 を︑

.付 加的 な品 質標 識﹂ とし ては

︑① 富裕

︑② 安全

︑③ 個人 7 的参 与︑

④社 会的

・政 治的 な活 性化Aktivierung

を︑ そし て﹁

.主 要な 欠陥

﹂と して は︑

①不 平等

︑貨 幣で 表

²

ドイ ツに おけ る比 較福 祉国 家論 の展 開

せな い事 後負 担の 否認

︑② 少数 者の 必要 の軽 視︑ 裁量 の自 由の 制限

︑自 助動 機の 阻害

︑③ 道徳 的義 務づ けに よる 選択 の自 由の 制限

︑非 成員 の排 除︑

④給 付と 財の 不平 等な 分配

︑職 業化 の不 足︑ 管理

・組 織構 造の 効率 性の 低さ を︑ それ ぞれ 割り 当て てい る(S.23.)

︒ こう して

︑﹁ 市場

﹂と

﹁国 家﹂ はも とよ り︑ 家族 に代 表さ れる イン フォ ーマ ル・ セク ター とし ての

﹁共 同体

﹂ とも 区別 され る﹁ 市民 社会

﹂は

︑市 民た ちが 自発 的に 結社 をつ くり

︑結 社の 成員 また は協 同的 市民 の必 要性

︵ニ ーズ

︶に 対し て︑ 論拠 とコ ミュ ニケ ーシ ョン をつ うじ て対 応す る﹁ 非営 利セ クタ ー﹂ であ り︑ そこ では 価値 指標 とし て連 帯と 社会 的・ 政治 的活 性化 とが 重視 され ると 理解 され てい る︒ しか し同 時に

︑エ ーヴ ァル スと オル クは これ ら四 種類 の﹁ 行為 論理

﹂の 相互 依存 化と

﹁ミ ック ス﹂ 化の 傾向 にも 留意 して おり

︑そ の結 果︑ あら ため て

﹁福 祉多 元主 義﹂ の構 想を つぎ の四 つの

﹁理 念型

﹂に 区分 して いる

︒ 第一 は︑

﹁包 括的 な市 場自 由主 義的 な方 向﹂

︑つ まり

﹁個 人の 選択 行動

﹂と

﹁シ ステ ムの 効率 と性 能の 向上

﹂を 基準 とす る﹁ 経営 管理 的・ 消費 主義 的構 想﹂

︑第 二は

︑﹁ 自由 主義 的な 社会 的競 争の 構想

﹂︒ これ は︑ 家族 など の ほか に自 由な 公益 団体 もふ くむ 中間 領域 の存 在を 認め て︑ とく に対 人社 会サ ービ スの 分野 を中 心に

﹁福 祉の 混合 経済

﹂を 秩序 政策 的に

︵つ まり 国家 の管 理す る競 争的 市場 とし て︶ 承認 する 構想

︑第 三は

︑﹁ 社会 的な 福祉 寄与 の強 化を めざ した 開発 政策 のた めの 構想

﹂︒ これ は﹁ 福祉 社 への 道﹂ を支 援す るも ので

︑一 方の

﹁市 場メ カニ ズム の強 化﹂ と他 方の

﹁コ ミュ ニテ ィの 権限 強化

﹂と の両 立︑ ある いは

﹁参 加の 要素 を強 化し たデ モク ラシ ーの 枠組 み﹂ のな かで

︑た とえ ばド イツ の連 邦議 会で

﹁効 率的 かつ 任務 即応 的で

︑市 民的 統制 のき いた 行政

﹂が 模索 され てい るよ うに

︑一 方で

﹁国 家と 市場 を超 えて 社会 的運 営者 に任 務を 移管 する

﹂た めの 制度 化を めざ しつ つ︑ ドイ ツに おけ る比 較福 祉国 家論 の展 開

他方 では

﹁行 政の 責任 の強 化﹂ のた めに 市場 的﹁ 競争

﹂原 理と

﹁政 治的 参加

﹂原 理と を取 り入 れる とい う方 向性 とし て理 解さ れる

︒そ して 第四 は︑

﹁も っと 市場 へ︑ 同 もっ と共 同体 へ﹂ とい う構 想︒ これ は︑

﹁急 進的 な経 済的 自由 主義

﹂の 意味 での 市場 志向 と︑ その 埋め 合わ せと して

﹁家 族や 地域 の市 民的 義務 づけ のよ うな 古典 的な 共同

・統 合制 度の 価値 の引 き上 げ﹂ とを 組み 合わ せる もの で︑

﹁反 社会 的か つ反 国家 主義 的な 効果

﹂を もつ(S.

42-49.)

︒ した がっ て︑ エー ヴァ ルス とオ ルク

︵そ して 多く の共 著者 たち

︶が 関心 を寄 せる のは 右の 第三 の﹁ 社会 的開 発 構想

﹂で ある

︒し かし それ は︑

﹁す でに 与え られ た個 人主 義的 な文 化の 枠の なか で社 会的 な責 任と 連帯 を強 化し て福 祉配 置の なか へ組 み込 もう とす る政 治的 構想 の限 界﹂ とい う難 問に 直面 する だろ う︒

﹁こ んに ちの 個人 主義 的な 日常 文化 のな かで 見い だす 参加 と構 成員 の諸 形態 は︑ 堅固 な連 合体 や仲 間団 体に 組織 され た旧 来の 諸連 帯と 同様 に︑ 社会 政策 上ど こま で力 をも ち︑ 重要 にな るの か﹂ が問 題で ある

︒ベ ンヤ ミン

・バ ーバ ーが 述べ てい るよ うに

︑﹁

︿活 動的 な市 民層 を⁝

⁝強 制す るこ とは

︑そ れを 破壊 する こと に等 しい

﹀﹂ から

︑﹁

︿地 方自 治的 なプ ログ ラム と共 同的 活動 は一 般的 な国 家市 民的 な責 任感 情と パラ レル に発 展す るこ とに なら ざる をえ ない

︒﹀

﹂こ の共 著 の編 者た ちが めざ した のは

︑﹁

︿政 治的 実践 のな かで もっ と他 者を 尊重 する

﹀よ うに 関与 者を 助け るよ うな 価値 と 優先 順位 につ いて

︑実 質的 に政 治的 に議 論し 合意 する 諸形 態﹂ の探 索で ある

︒あ るい は︑

﹁協 力と 合意 の︑ 適切 な民 主的 形態

﹂︑

﹁福 祉国 家の

︿再 社会 化﹀ のた めの 市民 的な 結社 形態

﹂の 追求 であ り︑ 多様 な非 営利 組織 をつ う じた

︑そ のよ うな

﹁討 論に よる 合意 のた めの 公

﹂で ある(S.49,54-56.)

︒ エー ヴァ ルス とオ ルク のこ のよ うな

﹁社 会的 開発 構想

﹂に 向け た問 題提 起は

︑た しか に﹁ 福祉 多元 主義

﹂を め

ドイ ツに おけ る比 較福 祉国 家論 の展 開

ぐる 多様 な議 論の 現状 を原 理的 に考 察し 今後 の展 望を 示す ため に不 可欠 の座 標軸 の提 供と いう 役割 をは たし てい る︒ しか し︑

﹁非 営利 セク ター

﹂と して 一括 され た﹁ 市民 社会

﹂の 具体 相は どこ に見 いだ せる のだ ろう か︒ それ は︑ 上述 の﹁ 堅固 な連 合体 や仲 間団 体に 組織 され た旧 来の 諸連 帯﹂ とど のよ うな 関係 に立 つの だろ うか

︒ この 点の 理解 を助 けて くれ ると 思わ れる のは

︑こ の共 同労 作に 寄稿 した ヨー ゼフ

・シ ュミ ット の論 文﹁ 比較 政 治研 究に おけ るウ ェル フェ ア・ ミッ クス

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