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月のトンキン湾事件から本格 的になり ,民兵の充実,理論武装がおこなわれ,今年 5月の羅瑞卿論文,第

ドキュメント内 アジアの動向 中国 1965 (ページ 180-189)

2 回核実験,人民解放軍の階級制の廃止はその重要なステ

y

プであったとみ ることが出来る。更に 7 , 8 月の軍

経済・農業関係の一連の会議は,こう した事態を前提とした上で,国内でも躍進へ向って生産高潮を組織すべく,

集中して開かれたものであろう。

羅瑞卿は「こんにち,アメリカ帝国主義に反対する統一戦線は,その広範 さにおいて,もうかつての反ファッシスト統一戦線をはるかにのりこえてい る J と論じ, 「アメリカ帝国主義はかならずうち破ることができるというの は,アメリカが現在各国の革命的人民の反帝闘争の包囲攻撃のなかに置かれ

ており,その先輩であるドイツ,日木,イタリアのファシストにくらべて軍

事力でもより弱体となり,人民戦争に対処する方法もますますなくなってい

るからであります J といっているほ

1)

中国の戦争に対する基本的態度は

,「

第 1 に反対する

第 2 におそれない」

であるが,上記のような情勢認識から次のような論断が生れる。 「われわれ にかれらの挑戦をうけ入れさせようとするなら,はやくから準備をととのえ,

厳重に体制を固めて待ちかまえている中国人民と中国人民解放軍はだんこと

‑ 27 一(159)ー

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して最後までおつきあいするばかりでなく,むしろおいでになるのが多いこ とを歓迎する。多ければ多いほどけっζ うであるo そうすればわれわれにと って,全世界のすべてのホ命的勢カと団結してともにたたかい,世界の人民 がこの戦争をとり除く

H

が一日も早くやってくるよう奮闘する機会がいっそ

う多くなるだろう。」(注2)

このようなアメリカ俗国主義に反対する人民戦争路線の確立を背景として はじめて 9月初

H

の陳毅日lj総理兼外交部長の発言を理解することができるで あろう。すなわち「第

2 1

A ・ A

会議は名ざしでアメリカ帝国主義を非難し ないなら意味がない。成功の保証がなければ条件の熟するのを待つ

J

等々。

「わたしたちはアメリカ帝国主義が攻めこんで来るのをすでに

1 6

年も待ちつ づけました。」という合楽を,以上の背景をもってみるならば,われわれはそ

の中に中国共産党老革命家遠の感慨のすべてを聞きとることが出来よう。

〔註〕 1.  続瑞卿; 首都各界人民の抗日戦争勝利20周年祝賀大会における演説(リ 月2日〉…・・・北京週報 37

2.  様井満洲男:社会主義への中国の道…・・−「思想

J

(1965.  8) 

3.  縦瑞卿:北京での8.1建革節レセプションでのあいさつ(8月lIJ)… 

…北京周報 32

新らしい躍進へのー背景

I

〕 第 3次 5ヵ年計画への発足を明年に控え,集中された農業支援体制 のもとに,中国の農村では新らしい巨大な躍進があらわれようとしてい る(注1)。食糧問題,水利建設,機械化,肥料供給等に一応の成果をあげ,政 府首脳筋も新らたな出発についての自信を表明している。第

3

5

ヵ年計画 発足のための条件は整えられつつあるとみられる。しかし新らしい躍進を基 礎づける条件が熟したから第

3

5

ヵ年計画の発足にふみ切るというのでは なくて,むしろ新らしい脱進のために潜在的な資源その他の総動員を進めな がら,引いjiを発足させようとしている。そのため,われわれにと っては厳し

くさえ感じられる総動員体制が故−近の中国農村の動向を特徴づけている。

例えば, 9月25日の人民日報社説(注2)はその中で,野生植物資源、の活用を 説き,特にドングリの例をあげ, 「これからアルコール, 春雨,豚の飼料が とれ,毎年その

1 0

分の

l

を採集するだけで,国家のために

2

億斤の食糧を増

一(160)ー ‑28

中 国 (9月〉

産するに等しくなる。

J

と述べている。まさにあらゆる資源の総動員体制を思 わせるものがある。

〔 E 〕

中国の農業生産はかなりの回復をみせ,少くも今年の春作は豊作が 伝えられた。

(6

月号参照〉このような中で,なおかつ野生資源までも採集 しようとの呼びかけが行われているのは,直接食糧問題の解決を意味するも のでなく,むしろ農業における剰余生産物が多ければ多いほど拡大再生産の

基礎条件が与えられるという認識と,自力更生を国際原則とする中国の社会

主義建設路線の表れであろう。この具体的表われのー・つが多角経常と高1]業を 大々的に展開させようとの呼びかけである。 (前月号参照〉

多角経営とは,第1が耕種・林産部門,第2が養畜 ・養蚕 ・養蜂・養魚部 門,第 3が農村加工業部門(例えば水車の総合利用〉,第 4が高1]業部門と考え られ(注3),とれらを綜合的に導入し多角的に農業を経営しなければならない というものである。しかしあくまで食糧増産が前提条件であり, 「農業を主 とし,副業で農業を促し,綜合経営を行わねばならない」(注り としているo

高I]業とは具体的には製紙,製薬,食糧の原料となる野草類の採集;竹や小 枝による鰭編み; :漁、勝;狩猟;採石石害1Jり;窯業;鉱石採掘;運輸労役等が 数えられ(注3),その他都市近郊公社では都市工業の下請けから,上記ドング

リの採集まで,高JI業は幅広く考えられている。

9月25日の大公報は「高JI業発展における弁証法」と題する記事を戴せてい るが,そこでは「農業が無ければ,高1]業は直ちにその基礎を失うが,副業が 無ければ,農業の発展はすぐ制限されるだろう

J

と述べているo1]業の重要 性は,

1 0

1 0

日の人民日報社説「柚ー霞県から農村副業発展の重要性を見るj に具−体的に述べちれている。第

1

に資金の獲得である。組織化された高lJ業に よって集団は,農業機械,肥料,農薬,役畜等を経常に導入できるoすなわ ち「自力更生

J

の某木方針に治い蓄積の来源を農村内部に求める態度であ る。?

f i

2に都市と農村の物資の交流を拡大できる。これは工業生産の需要を

満たし,集団と社員の現金収入を増大させ,農村の購買力を高め,同時に都

市と農村の連系の深まりは,

9 J

農同盟の強化をもたらす。第 3は現金収入の 増大による生活水準の向上が得られる,とこの社説は述べている。

なお農村の高jl業生産の助長に当っては,高JI業生産物の量,品質,規格,出荷

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時期等についての機能を担当する組織が重要なものとなる。もちろん購販合 作社がこれを担当しているが, 「背婆商店」と呼ばれる購販合作社の社員が 箆を背負

て農山村に入る,動く商店の機能が高く評価されてきている他

5

〔 E 〕 中国農村における多角経営,副業の展開の呼びかけは過剰労働の存 在を背款としているという見方は

面的である。 「農業生産で、は,機器がほ とんど使用されていないか,またはほんのわずかしか使用されていず,しか も国家の工業が比較的立ちおくれているという情況のもとでは」借りまず最 初に協同化し,そののちに始めて大型の機械をつかうことができるようにな るのである,このような展望のもとに集団化された中国農業はむしろ伝統的 精耕細作による労働集約的農法をいっそう強める条件をっくりだした。技術 改革においても,近代的方式と古い伝統的方式を同時に重視するが,現段階 から相当の期間はむしろ後者の発展が重視され,半機械化農具〈畜力農具〉

と改良農具,特に改良農具が中心になるとみられる段階にある

o

従って「1

962 年においても機械耕作面積は全耕地の10%にも達していない。

J C

6)

C 日本で

は耕地に対し約

51%

,延作付面積に対して約

40%

),もちろん農業の持つ季 節性は,農繁期と農閑期での労働需要に大きな関差をもたらし,農繁期の労

力不足と農閑期の労働過剰という,過剰の中の不足を低位な機械化水準の段

階:では示すだろう。ことに多角経営,副業奨励の基礎があるのは事実であろ う。しかし多毛作による作付面積の拡大,濯瓶排水,土地改良,多角経営,

公社工業,集団福利労働等々中国の農民は激しく働いている

o

IV

中国では新らしい躍進が起ろうとしている。第 3

5ヵ年計画が始

まろうとしている。しかしこの出発は,社会主義教育運動の惨透と共に,あら ゆる人々の激しい肉体労働と野生植物資源までをも含めた,国内資源の動員,

開発による蓄積とい

きりつめた条件下で厳粛・に開始されようとしている。

〔注〕 1.  陶鋳「社会主義の道を前進する5億農民への指針」紅旗8号;北京週報 34.  38 

2.  人民日報9月25自社説「小秋産物を大豊収にしようj

3.  大公報7月2日陳先漣 「多角経営における種,養,工,副の関係、を論ずJ 4.  大公報9月25目別当生「副業生産発展の弁証法」

5.  大公報9月10日「万虫剤市長関子北京市商業報告

J C

本号資料参照〉

6.  「アジア経rtfJ 65年9号川村嘉夫「中国農業の技術改1j'i:J

一(162)ー ‑ 30

ドキュメント内 アジアの動向 中国 1965 (ページ 180-189)

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